ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-03-01(Fri)

 早朝にグラグラッと揺れて、それで目が覚めた。起きてニュースをみると、このあたりは震度3、千葉県では震度4のところもあったようだ。このところ、千葉の南東の海を震源とした地震がけっこう起きているらしい。
 ちょうど能登半島地震から2ヶ月めの日でもあり、気もちをちょっと引きしめた。まあ大地震が来て助かるかどうかは、ガチャポン的なところもあるけれども。

 ニェネントくん用の「猫草」の芽が伸びてきた。もう「ヤマアラシの背中」みたいになってきた。このくらい伸びてくれるとうれしいし、毎朝起きて「観察」するのも楽しくなる。
 まだ、ニェネントくんがかじれるようになるには2週間はかかるだろうが。

     

 毎朝みている朝ドラの『ブギウギ』、今日はついに、「買い物ブギー」のお披露目の回だった。「寅さん」みたいなのや「サザエさん」も舞台上でいっしょに踊って、楽しい演出だったが(曲のさいごに「OSSAN」の文字が!)、原曲はもっと長かったと思う。まあ今では「放送禁止用語」になっている言葉が歌詞に入ってるから、しょうがないのか。
 『ブギウギ』のあと、いつもならチャンネルを変えるのだけれども、この日のあと番組のゲストが麻生久美子だったもので、そのまま見てしまった。
 「時効警察」のオダギリジョーもヴィデオ出演して、麻生久美子への賛辞を語るのだった。麻生久美子といえばやはり『時効警察』だけれども、最近では『翔んで埼玉』でブラザートムにけんかをふっかける麻生久美子のことを忘れるわけにはいかない(わたしはあの映画の中で、あのシーンがいちばん好きなのだ)。麻生久美子は今年10月からの朝ドラにも出演するらしい。ちょっと楽しみだ。

 今日はいくぶん暖かい日だった。午後に和室を覗くと、ニェネントくんがキャットタワーの上で外を眺めていたので、「何が見えるの?」とわたしも窓の外を見てみると、そこにカラスがいて、ウチの窓の前に転がっている膨らんだレジ袋から、盛大にゴミを散らかしていたのだった。
 けっこうこの日は風もあるので、カラスがレジ袋から引っぱり出したゴミが、わたしの部屋の前一面に飛び散っていた。そのゴミの詰まったレジ袋がどこからわたしの部屋の前に来たのかわからないけれど、「どうしよう?」とは考える。
 このままにしておくと、ウチが「ゴミの発生源」と思われてしまうだろうし、この風でゴミはあちこちに飛び散ってしまうだろう。「こりゃあわたしが片付けるしかないな」と、別にビニール袋を持って外に出た。
 掃除しようとしたら、となりの部屋の窓の前に紙袋が置かれていて、その中に別のレジ袋が入っているのだった。「そうか、となりの部屋の人が自分の部屋の前に、袋に入れたゴミを置いていて、それをカラスが引きずり出したのだな」と合点がいった。
 真相がわかると「なんでわたしが、となりの部屋の人のゴミの不始末の後始末をしなくっちゃならないのだ」とも思ったし、いっそこのままにしておいて、となりの人が「自分が置いていたゴミがこ~んなことに!」と気づいて、自分で片付けるのが「本筋」だろうとは思ったのだが、ま、こうやってゴミ袋を持って外に出てきて「片付けよう」という気になっていたのだから、「やってやろうじゃないか」とゴミを片付けるのだった。「相互扶助」の精神である。
 しかし、もうちょっと、「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」との分別はやっておいてほしかったな。

 夕方から「何か映画を観よう」と、ブライアン・デ・パルマ監督の古い映画、『愛のメモリー』を観ることにした。公開時に観たことのある映画で、観始めてだいたいのことは思い出した。しかしわたしは、ラストに女性が「パパ、お金を持って来てくれたのね!」というのだと記憶していたつもりだったが、若干記憶違いではあった。

 読んでいるパトリシア・ハイスミスの『贋作』が読み進まない。どうも、小説を読み始めてからしばらくは、その「小説の世界」に没頭するまでに時間がかかるようだ。決して、面白くないなどと思っているわけではないのだが。