ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-10-03(Tue)

 昨日「ふるさと公園」へ行ったとき、池のそばの木陰に「カワセミ」がいるのを目撃した。やはり「カワセミ」に出会えるとうれしい気分になるのだ。遠いところの木陰にいて、目視では羽根の色も識別できなかったが、帰宅して写真で見るとけっこうきれいに写っていた。ピントは手前の木に合ってしまっているようだが。

     

 前にこの公園でカワセミの姿を見たのは7月のことで、約3ヶ月ぶりになる。7月に見たときもこの日見たのと同じあたりにいたようで、この木陰の場所がカワセミのお気に入りなのかもしれない。

 昨日の朝からは、楽しみにしていた朝ドラの『ブギウギ』が始まった。中納良恵らの歌う主題歌はそこまでキャッチーなものではなかったが、特にサビのところのビッグバンドをバックにしたノリはいい感じ。大音量で聴いてみたいものだけれども。
 それでそのタイトル部のバックの映像は「ストップモーション・アニメ」風の人形によるもの。ちょっと瘦せすぎか?とも思うが、ネット上では「不気味だ」という感想が複数あがってはいた。
 昨日初日の展開は「登場人物の紹介」的なものだったが、チラッと菊地凛子の姿も見れた。ヒロインの子はキャンディーズ伊藤蘭の娘さんらしく、この日も歌を聴かせてくれたが、それは笠置シヅ子と比べてはかわいそうだろう。
 わたしなどの考えでは、笠置シヅ子という人にはどこか「クィア」を思わせられるところがあり、そういう意味でも日本では唯一無二の存在のように思える。とにかくは今後の展開が楽しみではある。

 これは「笠置シヅ子クィア」というわたしの考えとは関係ないが、「Boogie Woogie」ということで思い出される曲がいろいろある中で、やはり「Boogie Woogie Bugle Boy」という曲など、真っ先に思い出される曲のひとつだし、この曲をリヴァイヴァル・ヒットさせたベット・ミドラーのライヴ映像など、どこか笠置シヅ子のステージを想起させられるところもあると思う(当時、ベット・ミドラーは「クィア」として人気を博していた)。
 そんなベット・ミドラーのライヴとかをYouTubeで見ていたら、ザ・ピーナッツがこの「Boogie Woogie Bugle Boy」を紅白歌合戦で歌ったという映像が出てきた。それは1974年のもので、その前の年にベット・ミドラーがこの曲をリヴァイヴァル・ヒットさせたことにもよるものだろうけれども、この年がザ・ピーナッツが紅白に出演した最後になったということ。
 ザ・ピーナッツのアンサンブル歌唱力の素晴らしさは承知していたけれど、こういうスウィング感あふれる曲を「レビュー」としても見せるシンギング、パフォーマンスは「最高」である。彼女らはやはり、不世出の才能だったなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=OWYp8-Fbplwwww.youtube.com

 今日は読んでいるトマス・ピンチョンの『メイスン&ディクスン』の上巻を、がんばって読み終えた。「次は下巻だな」と上・下巻2冊を並べてみると、カヴァーの絵がつながって1枚の絵になるのだった。今まで気がつかなかったなあ。「かわいい、いい絵だなあ」と思うのだが、何という人が描いた絵なのか、どこにも書かれていないのだった。

     

 ニュースで「ノーベル賞」のことをやっていて、今年もそういう季節になったかと思い、いろいろと興味もあるのだけれども、やはり「今年のノーベル文学賞は誰が獲るのだろう」とか思う。発表は明後日の5日らしいが、日本では相も変わらず「あの作家」が受賞するのではないかと期待する人が、まだまだ多いみたいだ。
 わたしは「あの作家」よりは多和田葉子の方が可能性は高いと思うが、ネットで見た「候補作家」には今でもトマス・ピンチョンの名前が載っていたりする。まあ数年前にボブ・ディランが受賞した時点で、「ああ、もうトマス・ピンチョンノーベル文学賞を獲ることはないな」と思ったものだったが。
 実はピンチョンの『重力の虹』をやはり買おうかな、などと思ったりしているのだけれども、買うんならマーケットプレイスの安いヤツ、それがもしもピンチョンがノーベル賞を獲ったりしたら、あっという間にマーケットプレイス出品のものは価格が高騰してしまうことだろう。