ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-29(Mon)

 長野で31歳の男性が年配の女性2人を刺殺し、パトカーで駆け付けた警官2人を散弾銃で射殺した事件は、その残虐性、異様さで世間に注目されているけれども、今朝もテレビを見ていると、いつも見ているニュースショーでこの事件を取り上げていた。それでこの番組のコメンテーターと、「犯罪心理学者」という方が意見を述べていたのだけれども、わたしは特に、「犯罪心理学者」の意見を聞いていて「どんだけいい加減なデタラメを言うんだろう」って思って聞いていた。
 彼は犯人が4人を殺害したのは「自分が力を持っていることを誇示する行為だった」と言うのだが、まあ人によってさまざまな考えがあり、ここにわたしの考えを書けば、それもまた「いい加減なデタラメの妄言」と言われるだろうことも承知している。
 しかしわたしの考えでは、犯人はさいしょに2人の女性を刺殺したあとはもう「平常心」を失っているわけで、おそらくは犯行前には「2人を殺して死体を隠してしまえば犯行は発覚しないだろう」と思っていたのではないかと思う。しかし女性を刺殺するところを人に目撃されて警察に通報されていて、そこから2人の死体を隠しても何の意味もないのに、(さいしょに計画していたのか)自宅から台車を持ち出して1人の遺体を自宅に運んでいる。じっさいにはもう1人の遺体も同じように運ぶつもりだったのだろう。
 ここでパトカーがやって来たわけで、犯人は「犯行の隠ぺいはもはやない」ことを悟るが、すでに2人を殺害していることから「極刑」は免れ得ないと思ったことだろう。彼がパトカーの2名の警官をも殺害したのは、犯罪心理学者が言うように「自分の力の誇示」などではなく、「とりあえずはその時点で逮捕されることを免れよう」としたのではないだろうか。彼の中では2人殺しても4人殺しても同じ。とにかくそのときは逮捕を逃れ時間稼ぎをして、考える時間が欲しかったのではないだろうか(自殺することを考えていた可能性が高い)。
 とにかく、この犯人はテレビの「犯罪心理学者」が言うような「自己顕示欲の強いマッチョマン」ではないだろう。わたしは少し、この犯人の心理がわかる気がした。

 今日は月曜日で、毎週「ふるさと公園」へ散歩に歩く日なのだけれども、この日は天気が悪く、一日雨が降っていたようなので、今日の「お出かけ」はやめにした。

 午後、夕食の終わったニェネントくんを抱き上げて、体重計に乗せて体重を測った。5190グラムだった。とにかく目標は5000グラムを切ることだな。

     

 前に映画『EO イーオー』を観たもので、またブレッソン監督の『バルタザールどこへ行く』が観たくなってしまい、AmazonでDVDを探してみたのだけれども、国内盤は古い盤もみ~んな6000円以上する。それは高くて買えないなと思っていたが、輸入盤(Criterion版だから、画質的には問題ないだろう)が4000円で売られていたので、注文してしまった。海外からの発送なので、到着するのは6月中旬になるようだ。
 もちろん字幕などついていないが、この映画のストーリーは知っているし、もともとセリフの少ない映画だったはずだ。

 今日はまたクリント・イーストウッドの映画。彼が主演した『運び屋』を観た。わたしは4年前に映画館でこの映画を観ていたようで、この日記にその感想が書かれていた(もちろん、わたしには記憶は残っていない)。大した感想でもなかった。