ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-08-21(Sun)

 日曜日。朝起きたときは、昨日よりは体調は良かった。頭痛もない。起き抜けに測った体温は36.2℃だったが、これは昼ぐらいに測ると36.7℃までに上昇していた。
 体調はいいとは言え、まだ本調子にはほど遠い感じで、まったく何もやる気がしない。

 外の天気はいいようで、そこまでに暑くはないようなので、ここはがんばって外に買い物にでも出るのがいいかと思い、昨日行った北のスーパーのとなりのドラッグストアに「半額」で売られていた「ハッシュドビーフ」を、もっと買っておこうかと家を出た。外を歩いていると多少は元気になるような気もする。
 ドラッグストアに行ってみると、さすがにみ~んな「半額」で売られているものには目ざといというか、昨日はまだけっこう残っていた「ハッシュドビーフ」はすっかりなくなっていた。
 それでも店内を回ってみて、玉子の10個パックが128円で売られていたのを買った。以前はとなりのスーパーでは毎週日曜日、「千円以上買い物すれば玉子パックは98円!」な~んてやっていたのだが、いつの間にかそういうセールはやらなくなってしまい、今は安いときで148円。「高くなったなあ」と思っていたわけで、128円なら安い。

 でもわたしは最近はすっかり「自炊」しなくなったというか、自炊しても玉子を使った料理というものをまるでつくらなくなっていて、しばらく玉子を買うこともなくなった。わたしは「家計簿」を緻密につけているので、帰宅したあと気になって調べてみたら、なんと、さいごに玉子を買ったのは5月24日なのだった。ほぼ3ヶ月も玉子を買っていなかったとはおどろきだ。以前なら2~3週間に1パックは買っていたはずなのに(こういうところに、今のわたしの「体調不良」の原因があったりして)。

 帰り道、昨日「テッポウユリ」が咲いていたところに通りかかると、昨日3輪咲いていた花が、一日で1輪になってしまっていた。花のいのちは短かいのだ。

     

 昼食は久しぶりにハムトーストを焼いて食べたが、いっしょに牛乳を温めてインスタント・コーヒーをプラスして、「コーヒー牛乳」をつくった。最近は何を食べても何を飲んでも「おいしくない」のだが、この手製の「コーヒー牛乳」だけは、飲んでけっこうおいしいと感じられる。

 夕方はテレビで『香川照之の昆虫すごいZ!』を見る。この日は「マレーシア」の特集。ずいぶん前にもマレーシア特集はやっていたので、そのときの映像の再編集版とかだっただろう。
 番組の最後の方で、「ナナフシ」がフィーチャーされていたが、わたしは「ナナフシ」といえば思い出すことがある。実は30年ぐらい前、わたしもちょびっとばかり「昆虫マニア」で、そういうことでマニアの方とかに連絡して情報を得たりしていた頃があったのよ(今からは想像も出来ない履歴だが)。それで「昆虫標本」とかを取り扱っている店だか何だかに連絡したのだと思うけれども、そうしたらなんと、わたしは注文など一切していないというのに、その店はわたしに「ナナフシの標本」を勝手に送り付けて来たのだ。瓶詰めのアルコール漬け標本で、それが「ひとつ」ではなく、5個ぐらい送って来たのだった。ナナフシ自体も体長20センチぐらいあるものばかりだったし、その瓶がデカい。それが複数個。わたしは「この送付された荷物は何?」と梱包を解いて、びっくらこいてしまったのだった。しかも、そのナナフシはグロテスクで、いくら「虫好き」のわたしでも、「これはちょっと‥‥」というようなモノだった。
 わたしが注文した品ではないし、送付して来たヤツに連絡したらどんな話になるかわからないから、「向こうから何か言って来るまで放置しよう」としていたら、けっきょくその後、送付先のヤツからはな~んの連絡もないままだった。

 わたしはその「ナナフシの標本」を段ボール箱のまま押入れの中にしまって、実はすっかりその標本のことは忘れてしまっていた。それが2~3年経ってわたしは引っ越しすることになり、押入れの中を整理していたら、その「標本」が出て来たのだった。
 しかし、段ボール箱の中のガラス瓶、中のナナフシはもうすっかりアルコールにとろけてしまっていて、ただアルコールの底に黄色いような緑色のような粉末がたまっているだけだったのだった。
 もとのナナフシの姿もグロテスクだったが、この「すべての中身が溶けてしまった」瓶もまたちょっとした「恐怖」で、もちろんわたしは即捨ててしまったのだが、その思い出として、今でも「ナナフシ」は、わたしの苦手な、というか「大っ嫌いな」昆虫ではある。以上、ナナフシの(思い出したくない)思い出ではありました。