ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-08-30(Tue)

 昨日、職場の階段で出会ったヤモリくん、「今日も会えるだろうかな?」とまた昨日の場所へ行ってみたのだけれども、ヤモリくんの姿は見えなかった。「食べるかな?」と置いたウィンナーのかけらも、食べられないままその場所に転がっていた。
 残念なことだが、やはり昨日わたしが急接近しすぎてしまい、ヤモリくんとしては「ここにいては危険だ」と避難してしまったのではないかと思う。悪いことをしてしまったか?

 今日は朝から涼しかった。もうすっかり「秋」というか、夜中に目覚めたときには寒さをおぼえ、掛け布団を引き出してすっぽりかぶって寝たのだった。
 雨も降り出しそうな天候だし、いつものTシャツ一枚での通勤スタイルの上から、シャツを着込んで仕事に出かけた。
 どうやらこの日は気温も30度にもならなかったようだったし、仕事の帰り、自宅駅からはちょびっと雨にも降られたのだった。

 帰宅の道すがら、「野良ネコ通り」を歩いて、「ヒゲ殿下」に出会った。

     

 もう今では、この「野良ネコ通り」を歩いても、出会うのはこの「ヒゲ殿下」だけみたいになってしまって、とっても寂しい。この猛暑、他のネコたちはアカンかったのかなあ。せめてこの「ヒゲ殿下」は長生きしていただきたい(といっても、わたしには食べ物をあげるとか、何が出来るわけではないけれども)。

 8月はそういうわけでずっと調子が悪かったこともあり(今日はかなり調子がいいが)、7月までのようにせっせと「自炊」することもなくなったし、何かキッチンでつくっても「どこまで簡単な調理が出来るか?」にトライするようなところもあった。そういうことで、買って冷蔵庫にキープした食材を、大幅にムダにしたのだった。この日も帰宅して冷蔵庫の中身をチェックし、「賞味期限」を大幅に過ぎてしまった食品をいっぱい廃棄した。こ~んなに食べ物を捨てたことは、今までになかったことだと思う。
 まあ肉類はとりあえずは冷凍してあるので、「もう<肉>とは呼べない物体」に成り果てていても、食べられるわけだから捨てることはないが、冷蔵庫の野菜類はもう出してみれば「こりゃアカン!」と一目でわかるわけだし、いろんなパックされた食材も、出してチェックすれば「賞味期限:7月末」とかなっていて、これを食べる勇気はない。
 玉子もまた、冷蔵庫に長く保管されていたのがまだ2個ぐらい残っていたのだけれども、これはわたしがコマメにつけている「家計簿」をチェックすれば、いつ買ったものかがわかる。「家計簿」の威力である。これでチェックすると、なんと、今冷蔵庫にある玉子を買ったのは、5月末だったことがわかった。つまり、三ヶ月前の玉子なのである。
 そりゃあいくら何でもヤバいのではないかという意見もあるが、わたしは以前「玉子は三ヶ月ぐらいはまるっきし平気なのだ」というのを読んだ記憶があり、「まだ平気だね!」と、今日の夕食はその玉子で「目玉焼き」をこさえて食べた。まあ今のところ、身体に異常はないが。

 とにかくはこういう食生活、とつぜんには改善されないだろうとは思うわけだし、しばらくは食品の買い物には気を遣いたいとは思うのだった。

 それで今日はようやく、『ポオ小説全集4』を読み終えた。ほんとうに辛い読書だった。まだポオの文庫本は『ポオ 詩と詩論』一冊が残っていて、「もうポオのことは忘れたい!」と他の本を読むことを考えたが、寝るときにその『ポオ 詩と詩論』をペラペラとめくっていたらば、実はポオの詩は「極上品」ではあったのだ。そりゃあボードレールがポオに惚れてしまうのも無理はないと、明日からはその『ポオ 詩と詩論』を読むことにした。