ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-05-31(Mon)

 昨夕の、胃を気づかった「養生レシピ」の効果があったのか、朝は胃の調子も快調だった。
 今日は月曜日なので帰りに駅からずっと南に回り、ドラッグストアから「ふるさと公園」というコース。

 「もうコブハクチョウの家族も引っ越してしまって姿を見ることもないだろうな」と思いながら公園の中を歩く。今日はカモなどの鳥も姿が見られない。
 水ぎわのヨシ原の向こう側で、何かの鳥が大きな声で鳴いているのだが、その姿は見えないのだ。一羽の水鳥が水面の上を飛んで行くのが見えた。きっとカモの種類だと思ったが、そのまま飛んで行って姿も見えなくなってしまったので、何の鳥なのかはわからないままだ。
 このところの雨のせいか、前にコブハクチョウが営巣していた場所はすっかり水浸しになってしまっていて、今なら巣をつくるなんて無理だろう。歩いていくと水ぎわで女の人がすわり込んでいて、その前にあのコブハクチョウの姿があった。女の人は餌撒きしているのだった。Happy to meet you again!

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 前にこの家族の姿を見たのは5月10日のことだったから、ちょうど3週間ぶりの再会になった。3羽の雛もひとまわり大きく成長していて、その顔つきなんかしっかりしてきたようだ。

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 まだまだこの家族はいつもこの公園の周辺にいて、普段はアシの陰とかに隠れているのだろうか。
 わたしの横に自転車を押した女の人が来て、餌撒きしている女の人に「エサをやらないで~」と言っている。そんなに大きな声で言ってるわけでもなく、「どうしても餌撒きをやめさせよう!」という感じでもないのだが。

 まあ町なかの公園なんかでも、「ハトにエサをあげないで下さい」とか書かれた掲示があったりするのだが、これはハトが苦労せずに食べ物にありつき、結果として過剰繁殖してしまうのを防ぐためなのだが、コブハクチョウに関しても近所の水田に被害を及ぼしているという記事を先日読んだし、「鳥の博物館」のサイトでも、過剰に繁殖しないように営巣して抱えている卵をニセの卵に取り換えて、数の増加を防いでいるとも書かれていた。そういうことでやはりコブハクチョウへの餌撒きも推奨されるようなことではなく、今日の女性が「エサをあげないで下さい」と言っていたのも理解できることだ。
 まあコブハクチョウなどは自然な環境の中で充分に食糧を調達することもできるだろうから、ハトと同じく人がエサを与えることは控えるべきではあるだろう。ただ、わたしからすれば、今日あの女の人が餌撒きしていたおかげでコブハクチョウ家族にまた再会できたところがあり、むずかしいところである。それに考えてみれば、コブハクチョウが食糧を求めて水田を荒らすのだとしたら、こうやって餌撒きしてやれば食糧が足りて、水田を荒らすことがなくなったりしないだろうか(これは門外漢のたわごとでしかないだろうが)。
 これはわたしには町なかの野良ネコにもどこか共通する問題で、路頭で食べものも探せないだろう野良ネコたちに、「飢えた思いをしないでちょうだい!」という気もちで食べものを与えるという気もちは理解できる。しかし去勢手術をしていない野良ネコたちが食べ物を与えられて延命し、また不幸な子ネコを産んでしまったりして、町なかに限度以上の野良ネコがあふれてしまうのはやはりヤバいのだろう。
 このあたりは、町ぐるみで野良ネコと共存する方策もわたしは可能ではないかと思ってもいて、以前観たトルコのイスタンブールの街を捉えたドキュメンタリー映画猫が教えてくれたこと』のような、人と野良ネコとの「幸せな」関係というのは可能なのではないかと、あの映画を観て以来ずっと思いつづけている(だからといって自分だけ突っ走って近所の野良ネコにごはんをあげたりはしないが)。

 帰宅して、今日もまた『ブリーディング・エッジ』を読み継ぐ。電車の中での読書タイムと合わせて、何とか半分近くまで読み進めた。
 最近は映画を観ることもなくなってしまったけれども、もう今は「GYAO!」の無料配信映画でも「観たい」と思える映画の配信はなくなってしまった。「何か、まったく知らない映画を先に情報もなく観るというのも面白いものだ」という気もちもあったのだが(そういう気もちがなければ『猫が教えてくれたこと』などという映画を観ることもなかったのだ)、そりゃあ観る前から「こりゃあ観る価値ないだろう」と思える映画を観るほどヒマではない。
 それで、多少料金を払ってでも、例えばAmazonプライムとかに入会してみたらどうだろう?などとは考えたりもしたのだけれども、今日、そんなAmazonプライムに入会するだけで観ることができる映画をチェックしてみたら、やはり観たい映画などほとんどないのだった。「観たいな」などと思う映画を観るには別料金がかかるし、そういう意味ではずっと内容の充実しているらしいNETFLIXは基本料金がグッと高くなるので、それなら休会している「ひかりTV」を再開する方がいいんじゃないかと思う。
 まあウチの本棚には、まだ観ていないDVDもいっぱいあることだし、そっちを観るのが先であろう。

 夕食は、昨日買ったキャベツとあさりの水煮缶とで「キャベツとあさりのスープ」をつくり、目玉焼きとで食べる。昨日今日と、普通だったらとっととゴミ箱行きの、キャベツのいちばん外側の濃い緑色したところを使ってのクッキング。まさにフードロス削減、SDGsな食卓であった。
 食事のあとはまた本を読み、ほとんどテレビを見ない生活にはなった。