ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-31(Wed)

 早朝、寝ていると枕元になにか「ドサッ」という物音、気配があって、目を開けてみると、わたしの目の前でニェネントくんがわたしの顔を覗き込んでいた。
 こういうことはわたしがすっかり寝坊して、ニェネントくんの朝食もあげないで寝続けているときにやって来て、「起きてご飯をちょうだいよ!」って感じでこうやることはあったけれども(わたしの顔をツン、ツンとやることもあった)、時計を見るとまだ午前5時で、別にわたしが寝坊したわけでもない。「なんだよ~」と声をかけると、ベッドから降りて行ってしまった。

 今日は昨日と同じような天候。外を歩くには快適な天候でもあるので、月曜日にやらなかった「ふるさと公園」への散歩をやった。
 コブハクチョウの親子は、先週見たのと同じ場所でまどろんでいて、その近くにはもう1羽の親ハクチョウも泳いでいた。子ハクチョウもけっこう成長していて、首も長くなって体型的には成鳥に近くなって来たかな。

     

     

 「ふるさと公園」を出て、駅前のスーパーに立ち寄ったのだが、このスーパーは毎年夏になるとレジの近くにケージを置いて、カブトムシやクワガタムシを販売するのが、今年ももうそんな「カブトムシ・クワガタ」のケージが置かれていた。
 今年は今までにないけっこう大きめの、透明プラスチックのケージが置かれていたのを中をのぞいてみると、「うわっ!」と声をあげてしまった。そのケージの中には「巨大な」カブトムシがいるのだった。体長は15センチを超えるだろう。
 これは「世界一大きなカブトムシ」で有名な「ヘラクレスオオカブト」というヤツだ。
 店の人と話をして、「これって日本で採れるんですか?」なんて聞いたけれども、やはりそういうことではなく「輸入されたもの」だということだった。

     

 肝心の価格は、なんと9000円ということだった。果たして誰かが買ってくれて自宅で飼育するのか、それともこのスーパーで「客寄せ」に貢献して(?)生涯を終えるのか、それとも提供した業者が回収して別の生活を歩むのか、どうなのだろうか。

 スーパーでジャガイモ、ニンジンなどを買い、帰り道は「野良ネコ通り」を歩く。この日は、その昔「殿」がいた駐車場で、おそらくは初めて出会うネコを見た。やはり「サクラ耳」の地域ネコだ。この「野良ネコ通り」のネコらしくも、ふてぶてしい表情をしておられる。
 また会えるといいが。

     

 このあと、JRの線路を越える跨線橋を渡っているとき、空高くに羽根をはばたかせずにゆったりと飛んでいる鳥の姿が見えた。このあたりであの大きさの鳥というと「カラス」だろうし、逆光で体も黒く見えてよけいに「カラス」っぽいのだけれども、カラスはあんなに高く飛ぶことはないし、もっと羽根をはばたかせる鳥だ。
 ああいう飛び方をする鳥というのは、つまりは「猛禽類」だろうと思う。わたしはこのあたりで今まで「猛禽類」を見たことはないので、ちょっとワクワクする。
 とりあえず、遠距離だけれども1枚写真を撮れたけれど、何の鳥だろうか? こ~んな真っ黒の写真の小さいシルエットでは、まったく特定も出来ないか。

     

 前にNHKの自然ドキュメンタリーで、このあたりには「チュウヒ」という鳥がいることは知っていたので、その「チュウヒ」かな?とは思ったし、また、この近郊には「おおたかの森」という駅もあって、その名のように「オオタカ」が棲息しているらしい。このあたりまで飛来してくることもあるだろうか。それ以外にもまだまだ、「ノスリ」とか「トビ」とかの可能性もあるのだが、どうもシルエットからの感じではやはり、「チュウヒ」ではないかと思えた。どうかな?

 今日は夕方から、菊村到の原作で宇野重吉が監督をしたという『硫黄島』という映画を観た。ちょっと先日観た『硫黄島からの手紙』を補完するような映画だった。