Stay Home５日目。朝の体温は36.1度。外は快晴だ。朝食を食べ、ＦＭの「ウイークエンド サンシャイン」と「ゴンチチの世界の快適音楽」を聴いたあと、散歩に出ることにした。散歩のコースは「自宅駅まで、今まであまり歩いたことのない道を歩こう」ということに決め、先日我孫子駅に行くときに乗ったバスが通った、妙にグルグルと迂回しつづける道を自宅駅の方へと歩くことにした。
ウチから２００メートルも歩くと、それほど大きくもない公園がある。立ち寄ってみると、何人かのお母さんが子どもたちを連れてきて、遊具で遊んだりしているのがみえた。外の世界がどうあろうとも、ここにはのどかで平和な風景があった。
さらに常磐線の高架の方に歩き、高架に沿って西の自宅駅に向かう。誰もいない上りの坂道があった。人がすべて地上から消え去り、わたし一人が残ったような気分になる。
自宅駅のそばに着くと、先日わたしの乗ったバスがバス停の前で停車していた。運転手のほか誰も乗っていない。近くの電柱の上、電線に設けられたボックスの上にスズメが一羽とまっていて、しばらくそこでじっとしている。ひょっとしたら近くに巣があるのかもしれない。
わたしが駅まで来たのは、やはりまだ階段の昇降に不安が残るからで、ただの散歩では階段に出くわすこともない。まさか人様のアパートとかマンションに侵入して階段を昇り降りするわけにはいかないわけで、ウチの近くの階段のある公共施設というと、駅の改札口への階段なのである。
上まであがって改札口の前に行き、ついでにSUICAにチャージしておく。こんどはいつもは使わない昇降口からいつも歩く国道の向かい側に降りる。まあ階段の昇降に不安はないけれども、トレーニングと考えてこれからたまにはやってみよう。
降りてすぐにあるコンビニでパンを買う。実はこのコンビニでパンが５０円引きになる割引券を２枚持っているのだ。食パンと、口寂しくなったときのためのチョコチップスナックと。その割引券をもらえる小さなペットボトルのコーヒーも買って、また割引券をもらった。５０円は大きいのだ。帰路も来たときとはちがう道を大回りして帰宅した。
今日は昼食もめんどうなので、例のアルファ米保存食のチキンライスをお湯でもどし、マヨネーズをぶっかけて食べる。
午後からは昨日のつづきの「断捨離」とレイアウト変更。押入れにしまってあった収納ケースの奥から、すっかり忘れていたきれいな黒のパンツが２着も出てきた。今ひんぱんにはいている黒のパンツもけっこう着古したので、「新しいのを買いたいな」と思っていたところなので、うれしい。
今日もリヴィングに置かれていたＤＶＤの収納ラックを反対側の本棚の上に移したり、全体に机などの位置をずらしたり、ミニコンポの位置を変えたりする。けっこう大仕事で、ニェネントは「またかよ～」という感じで、また和室のシェルターに避難した。
ある程度やってみると、意外と本の入る場所がいっぱい空いて、今ある本はぜ～んぶ棚に収まりそうになった。ミニコンポを動かしたのが効果的だったようだ。そうすると、ＤＶＤのラックを移動したのが無意味に思えたし、そもそも移動した場所では地震の時に倒れてしまい、わたしの頭の上に落ちて来そうだ。もう頭のケガはごめんだし、けっきょく元の位置に戻すことにしたが、もう疲れたので明日にしよう。
夕食は炊いたご飯はあるのだが、おかずをつくるのはあまりに面倒だ。缶詰とかを収納してあるキッチン上の収納棚の中をチェックすると、賞味期限が２０１７年などというふざけたヤツ（赤貝の有明煮）が隠れていたので、引っぱり出してコイツを食べることにした。あと、ちょっとレタスのサラダなど。
食べていると缶詰の匂いを嗅ぎつけてニェネントが寄ってきて、缶詰に顔を近づけ、「欲しいな～」という態度をみせる。缶詰類は味付けに塩味が強くてネコ向けではないし、そもそもネコには貝類はヤバいんじゃないかと思う（金井美恵子は愛猫にホタテとかあげてたみたいだけど、アワビやサザエはぜったいにダメなのだ）。そういうわけで、「これはあなたには食べれません！」と遠ざける。
寝る時間になってわたしがベッドに入っても、ニェネントはリヴィングから動こうとしないようで、和室の方にやって来ない。わたしも「何してるんだろう？」と気になって起きだしてリヴィングへ行ってみると、模様替えした室内（まだ途中だけど）を「こんなにしてしまったのか！」と、室内をあちこち探検してまわっているのだった。
‥‥また明日模様替えするんだけれどもね。
