ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-09-12(Thu)

 かなり涼しくなった。わたしが出勤で家を出る時間、すでに東の空は少し明るくなっている。先日は「もう真っ暗だな」とは思ったのだけれども、あの日は空が雲に覆われていたせいだろう。それでも、もうじきに暗闇の中を出勤することになるだろう。

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 明日は金曜日でそのあと3連休になるし、天候も晴れて快適。仕事を終えたあとはどこかへ出かけたくなる。今月はけっこう貯金を殖やすこともできるかと思っていたのだけれども、ニェネントくんの通院だとかその他、けっきょく出費もかさみ、ほとんど預金も増えることもないだろう。そう思うとヤケクソというか、「どうせなら無駄遣いしてしまえ」という気分にもなってしまう。
 美術展で観たいのもいくつかあるし、映画で観ておきたい作品もある。ちょっと考えて、今日は練馬区立美術館という所へ「坂本繁二郎展」を観に行くことにした。坂本繁二郎という画家が好きなわけではないが、先日Mさんと飲んだときにこの展覧会の話を聞き、興味を持ってしまった。会期もこの月曜日までなので、「まだ観られるなら観ておこう」という気分で出かけた。

 練馬区立美術館というのは、西武池袋線の「中村橋」という駅のすぐそばにある。行ったことのない美術館だし、行ったことのない駅だ。調べると、わたしの勤務地の飯田橋からはメトロの「有楽町線」に乗れば、電車を選べば乗り換えなしで行けるみたいだ。それは便利だ。

 中村橋の駅を降りて、駅構内の案内をみて進むと、すぐに緑に囲まれた公園があり、そこに美術館があった。
 しかしこの公園にはいろいろな動物のモニュメントが置いてあって、子どもたちには楽しいスポットだろう。入口にある、木でつくられたようなクマの立像は大きくてステキだ。

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 美術館への階段のところには左右に「トンボ」の金属彫刻作品があったのだけれども、これはかなりカッコいい(右側のトンボは、頭のところがプロペラになっている)。そして公園内にはじっさいに、数匹のトンボが飛び交っていた。

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 美術館はそこまでにギャラリー面積も広くなく、この展覧会も坂本繁二郎の故郷の「久留米市美術館」からの巡回なのだけれども、会期を前期後期に分けての展示替え作品が多いようだ。
 展示を観終えてギャラリーを出ると、この美術館での次回展はエドワード・ゴーリーなのだと知った。わたしが去年八王子で観た展覧会が日本中を巡回し、また東京に戻ってくるのだ。この美術館周辺は感じもいいので、また観に来ようかと思う。

 中村橋駅に戻ると、このあたりは車も入って来ないようだし、駅周辺の感じは京王線の笹塚とか代田橋の駅のような雰囲気だ。「こういうところでゆっくりくつろげる居酒屋とかを見つけてみたいな」と、少し駅の周辺を歩いてみたが、そういうわたしが求める「隠れ処」みたいな居酒屋がすぐに見つかるわけもなく、帰路に着くのだった。

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 帰宅してネットやテレビなどみると、急に台風での千葉の被害状況を伝える報道が増えていた。どうやら組閣の終わった安倍首相が「台風災害の復旧は待ったなし」とかのたまったらしい。さんざん放置しておいて、報道にも組閣のニュースばかりを流させていたのが、そっちが一段落したから言い出したことだろう。さんざん「待った」をかけておいて、「待ったなし」とはよく言ったものだと思う。どこまでも底なしに「最低」の宰相ではあることだ。彼の支配下にある日本人が哀れ(わたしもだ)。