終電車のひとつ前の電車で帰宅したのは午前１時。いちおうテレビをつけて参院選の開票結果を確認し、まだ最終確定ではないけれども自民党は議席を減らし、ちょっと勝ってしまった公明党と合わせても参議院議席数の三分の二に届かず、安倍政権がこだわる改憲の国会発議は不可能になったようだ。反安倍勢力の「大勝利」とはいえないまでも、とりあえずはホッとする結果ではあった。あまりざわざわした気分でもなく眠ることができる。
月曜日は前から日曜の帰宅が遅くなる予測がついていたので、有給休暇を申請してあったので、時間を気にせずにゆっくりと寝た。
９時ぐらいに目が覚めて、かんたんな朝食をとりながらテレビをみるが、なぜか選挙関係の報道はなく、どこの局もどこかの芸能関係のボス社長の会見のことばかりやっている。おかしなことだ。おかしな国だと思い、ちょっと悲しくなった。
さて、となり駅の映画館でやっているワイズマン監督の『ニューヨーク公共図書館』を観るとしたら今日しかないので、観に行かなければならない。１１時ぐらいに家を出る。空は晴れていい天気だ。映画は１１時４０分から上映が始まり、途中１０分の休憩をはさんで終映は４時近くになってしまう長丁場。朝はけっこう睡眠時間もとれていたので大丈夫かと思っていたのだけれども、途中ちょびっとうつらうつらしてしまった。
帰りに駅の反対側のスーパーに行き、わたしの夕飯のお弁当と、ちょこっとニェネントへのおみやげとを買って帰った。
今日は今村夏子の残り一冊、短篇集『父と私の桜尾通り商店街』をだいたい読み終わった。
