今日は土曜で休日。なんだか、気分的に大連休が始まってしまったような感じがするのだが、まだそれは一週間先のこと。でも窓の外は青空で、陽気もおだやか。ふっと、どこかへ出かけたくなるような陽気。
それで、このところ気になっているところの、ウチの駅ととなり駅との間に車窓から見える小川と、その小川に沿った桜並木を見に行きたくなった。もう都心でもこのあたりでもすっかり桜の花は散ってしまったのだけれども、昨日電車から見た感じでは、その小川沿いの桜並木にはまだまだ花が残っていた。今日もまだ桜の花は見られるだろうと思う。
昼まで家でゴロゴロして、昼食をつくるのも面倒なので駅前の「日高屋」で食べることにして、昼すぎに家を出る。歩くとちょっと汗ばむ。
実はこの地に来て2年になるけれども、その駅から向こう側へ歩いてみるのは初めてのことだ。ちょっと歩くと手打蕎麦の店があり、けっこう本格的で「ここはおいしいかもしれない」と思わせられる。先に「日高屋」で食事してしまって残念だった。
その先にちょっと交通量の多い道があり、そこを越えて一分も歩くと、川に沿った散歩道にぶち当たる。大きな川ではないけれども、それでも川幅は3~4メートルぐらいありそうだ。きっとこの川はもうちょっと先の印旛沼に流れている川だろう。何よりも川べりがコンクリートの護岸ブロックなどではなく、自然に草が生い茂っているのがいい。その川べりには何人かの人が座り込み、川に釣竿を垂れている。どんな魚が釣れるのだろうか。
わたしが散歩道に入り込んだあたりには桜の木はなかったけれども、しばらく先に歩くと桜並木になった。思った通り、まだまだ桜の花がかなり残っている。このくらい残っていればまだ、お花見気分にもなれそうだ。
ウチのあたりというのはすぐに大きな国道が走っていたりするし、そういう自然の景観を楽しめるような場所もないので、「散歩を楽しむ」などという気分になれるような土地ではないのだけれども、このあたりまで歩いてくれば「散歩気分」が楽しめるようだ。
この、駅の反対側というのは普段何の用もないので、まるで来たことがなかったけれども、「用もなく歩く」というのが「散歩」なのだから、たまにはこのあたりまで歩いてきて、あたりを散策するのもいいだろう。この地に来て2年目の発見、だろうか。