ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-03-28(Thu)

 都心では、桜が早くも満開になったという。自分の日記をみると、去年の桜の開花はもうちょっと早い時期で、一年前のこの日だともう桜は散り始めていたようだ。その前の年は、わたしがこの地へ転居してきた4月12日にはまだ、駅のそばの桜が花であふれていた記憶がある。ずいぶんと桜の遅い年だったようだ。

 朝起きて、まずはニェネントに朝ごはんを出してあげ、着替えてリヴィングでバナナと先日買ったおいしいレーズンパンとでかんたんな朝食にする。今日は胃の調子もいいようだ。食事を終えたニェネントがわたしのいるリヴィングに移動してくるのだが、とつぜんに落ち着きをなくして出窓に飛び乗ったり、窓のそばで伸びあがって外に注意を向けている。「ははあ、外にネコが来ているんだな」と思って窓の外をみると、たしかに白いネコが、ウチの前のスペースから向かいの空き地へ移動しようとしているところだった。
 ニェネントは、どうやって「外にネコが来ている」と知るのだろうか。外のネコのたてる足音からだろうか。それとも、「ネコのにおい」というものが部屋の中にまでただよってくるのだろうか。
 それでニェネントはそんな外から来たネコを「友だちが来た!」と歓迎しているわけではなく、「ココはわたしの縄張りだからね!寄って来ないでちょうだい!」と排除することは、前に外に出たニェネントの行動で知っている。こういう行動は雌猫には特徴的なことのようだ。
 そういうことでは、むかしはニェネントもテレビにネコが出てきて啼いたりするとすっごいビビットに反応していたものだけれども、最近はそうやってテレビにネコが出てきて「フガ~!」とか喧嘩モードの啼き声をあげても、すぐそばにいて聴いているくせにまったく無反応である。椅子の上に乗って座り込み、前足をなめたりかんだり、身づくろいに懸命でいるだけ。
 よく、ネコは寝ているか身づくろいをしているかだけの生き物というけど、それはけっこう正しい。それ以外では、天気のいいときにはただじっと、窓際でひなたぼっこをしているだけ。そう、普段わたしがいつもの時間にウチに帰ってドアを開け、「お~い、帰ったよ~」と声をかけても、その時間にはいっつもベッドの上で寝ていて、ぜったいに「おかえりなさい~」みたいな「お出迎え」はやってくれない。ただ、ベッドの上からわたしの方をチラ見して、「おお、帰ったかよ」みたいな反応でそのままベッドの上で寝続けているわけで、これは倦怠期の夫婦みたいなものだなといつも思う。ただ、仕事の帰りに寄り道したりして帰宅が遅くなると、わたしがドアを開けるとニェネントはドアのところまで出てきていて、「あんた! 今日は遅かったじゃないのさ!」みたいな感じで、これまた問題を抱えた夫婦の関係みたいなものである。

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 今日は我孫子の方のスーパーで、カードを持っていれば5パーセント割引きの日でもあるし、それに特定の商品を「あと500円」買い物をすれば、500円の商品券がもらえるのだ。こうやって、すっかりスーパーの商法に取り込まれてしまっているわけだけれども、金持ちでもないからこうやって<節約>するのは合理的。ただ、この秋に消費税が引き上げられたとき、政府の設定した「割引」政策に乗っかってしまうのはイヤだな、というより<嫌悪感>がある。
 買い物に出かけたが、我孫子のマンションのあたりの桜もかなり咲きそろい、ほぼ満開なのだった。このあたりは犬と散歩している人が多い。犬もかわいい。毎日散歩に付き合ってあげるのは大変だろうけれども、ネコも、たまにリードをつけていっしょに近所の散歩をしてみたいとは、いつも思っている(いちどだけ、茨城にいたときにニェネントをそうやって近所の公園まで連れて行ったけれども、やはりニェネントはすっごくいやがったのだった)。

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