ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-03-12(Tue)

 ニェネントはこのところ、夜寝るときにわたしの上に跳び乗ってきて「かまってよ〜!」と甘えてくることがなくなった。ちょっと寂しいけれども、きっと春になって室内の温度も上がってきたせいだろうかと思うのだった。
 それでこのところずっと、寝るときにベッドの部屋に置いたCDプレーヤーでCDを聴きながら寝ているのだが、たいてい聴いているうちにそのまま眠ってしまい、夜中にふと目覚めると、枕元でCDプレーヤーの電源ディスプレイが青く光ったままになっている。きっと「スリープ機能」というのがあるのだろうけれども、使っていない。前は毎晩のようにシェーンベルクの『グレの歌』を聴きながら寝ていたのだけれども、このところはいろいろなCDをとっかえひっかえ聴いている。
 昨夜はPentangleの"Cruel Sister"を聴いていたのだが、これは尺も40分に満たずに短いこともあり、全部聴き終えてもまだ目はぱっちりなのだった。それで、久しぶりに、「コレを聴けばとちゅうでかならず寝てしまう」ところの『グレの歌』を聴いた。すると、ベッドのそばで丸くなっていたニェネントが不意にベッドの上に跳び上ってきて、前のように「かまってよ〜!」という体勢になるのだった。‥‥むむむ、ひょっとしたらニェネントは音楽を聴き分けることが出来て、「この曲のときはアイツに甘えてやろう」とか思うのではないのか、そんな気がした。意外と『グレの歌』とか好きなのかもしれない。いい趣味をしているぞ。

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 とにかくニェネントが「ロック」が嫌いなことははっきりしているけれども、しばらく前までは『グレの歌』は毎晩聴いていたので、ニェネントもこの曲を憶えてしまった、ということはあり得る。そして、「この曲は好き、この曲は嫌い」という好き嫌いもけっこうはっきりとあるのかもしれない。「ネコはどのような音楽が好きか、どのくらい音楽を個別に記憶できるのか」みたいなことを研究すると面白いかもしれない、などと思うのだった。でも、そのことを研究するにはもっと豊富に音源がないと無理だな。例えばモーツァルトの音楽が植物の成長にプラスにはたらくなどと聴いたおぼえがあるけれども、ウチにはモーツァルトはないし。

 昨日、胃の具合が悪いことを書いたのだが、昨夜は夜遅くにアルコールを摂取することもやめ、とりあえず夕食のあとすぐに寝ることは避けたのだけれども、今朝もまた目覚めると調子はよろしくない。朝食も何か食べないといけないので、このところ続けているようにバナナを2本食べ、それと昨日買ったヨーグルトとメイプルジャムとを食べた。メイプルジャムはおいしい。
 しかし、仕事をしていても胃は不調なので、帰りに胃薬を買おうとドラッグストアに立ち寄った。‥‥そういう胃薬というのは山ほど売られていて、みんな「胃もたれ、胸やけ、吐き気などの胃の不快症状」などに効くと書いてあり、やはりコレは胃疾患のティピカルな症状なのだろうな、などと思う。それでとりあえずいちばん安いのを買って帰った。自分ではこれはそういうたぐいのたんじゅんな胃炎だと自己診断しているのだが、これで改善されないとヤバいな、という気はする。

 昨日から、通勤時間にハイスミスの『贋作』を読み始めた。面白い。この作品では読んでいてトム・リプリーアラン・ドロンというイメージで違和感がないし、トムの奥さんのエロイーズは、今観ている『ジェラシー』の影響で、テレサ・ラッセルでいいんじゃないの?という感じである。
 夜、その『ジェラシー』の残り半分を観終えた。