ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-06(Sat)

 5月の満月(フラワームーン)は、実は今朝方なのだったという。わたしは今夜から明朝にかけてこそ満月で、いわれていた「半影月蝕」というのも明日の早朝、夜明けどきに見られるものと思っていたのだが、じっさいのところその「半影月蝕」というのは、今日の早朝に見られたらしい。
 まあ月の片側が薄暗く見えるぐらいで、そ~んな派手な「天体ショー」というわけでもなかったらしいが、今朝方ならば天候も良かったはずで、ちょびっと早起きして観測してみても良かったかな、などとは思うのだった。

 これは一昨日のテレビの話になるが、夜にNHKの「アニマルドック」という番組で、キリンの特集をやっていたのを見た。
 高い位置にある頭にまで血液を送るために、その血圧が230ぐらいあること、心臓の構造などをみせてくれて楽しめたが、わたしとしてはWikipediaの「キリン」の項に書かれていた、あの高い位置にある頭部をかがんで低くするときなどの「急激な血圧の変化」に対応するしくみ(頸部の血管に弁がついていて血液の逆流を防ぐという)とかも説明してもらいたかったし、そう思いはじめると「あのことも、このことも」とやってほしかった思いに駆られてしまった。とにかく、陸上の生物で「キリン」ほど不思議な生物はいないのだから(もちろん、もう一種「カモノハシ」という生物がいるのだが)。

 こちらもしばらく前の話だが、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF)が3日、2023年の世界各国の報道自由度ランキングを発表して、日本はいちおう去年より3つ順位を上げて68位になったらしい。1位はノルウェー、2位はアイルランドで3位はデンマークだった。
 先日国会で問題になったように、かつて安倍政権の時代に「放送法」における「政治的公平」が実はメディア攻撃の材料とされてもいたわけで、そんな政府に批判的なメディアは安倍政権に敵視され、NHKの「クローズアップ現代」問題など、この「報道自由度」はどんどん下降していったものだった。
 このRSFによる採点は「意見の多様性、政府機関・宗教からの独立性、報道の内容によって政府や特定団体などからいやがらせや脅迫を受けていないかなど、7つの質問項目を基準に採点される」という。
 これは5年前の報道によるが、「日本政府はメディアに対する敵意を隠さず、ジャーナリストに対してハラスメント(いやがらせ)をしていると非難。さらに、SNS上のナショナリスト達は、政府に批判的な記者や、慰安婦問題や南京問題などの論争に取り組むジャーナリストに対して脅迫・いやがらせをしていると問題視した」ということ。また、10年前に成立した「特定秘密保護法」もまた、「国民の知る権利を妨害するもの」とされている。

 この記事がYahoo!Newsに掲載されると、やはり真っ先に「ネトウヨ」の方々が多数のヤフコメを投稿し、「一部新聞やテレビ報道番組の<左傾化>こそが問題ではないか」と、まさに自分たちの発言が上記の「SNS上のナショナリスト達は、政府に批判的な記者や、慰安婦問題や南京問題などの論争に取り組むジャーナリストに対して脅迫・いやがらせをしている」ということに該当していて、まさに日本の「報道の自由度」を下落させているのである。
 この「政府への批判をすべて<サヨク>として攻撃する姿勢」は、すっかり日本のSNSに定着してしまっているようで、彼らに関していえば、日本は中華人民共和国と大差ないであろう。

 今日も午前中に北のスーパーへ買い物に出かけたが、いつもとはちょっと違う道を歩いてみたら、その道に沿ってツバメが何羽も飛び交っているのだった。こっちの道の近くに巣を構えているのかと近所の軒下とか見てみたけれども、わからなかった。
 でも、スーパーに近いツバメの巣には、親ツバメが巣ごもりしていて頭をのぞかせているのが見られた。

     

 この日は夕方から、「Amazon Prime Video」でもってスコセッシ監督の『ディパーテッド』を観た。前半はまるでつまらなくって、もう観るのをストップしようかとも思ったけれども、後半は俄然面白くなった。ただやっぱりスコセッシ映画の画面は汚い。