ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-12(Mon)

 夢を見た。珍しく(というか、初めて)今のわたしの職場が舞台となった夢だった。夢らしくも、現実の職場の姿からは大きく改変されていたけれども。
 昼食の時間になっていて、わたしは早く食事に行きたいのだけれども、廊下のドアが大きく開かれていてその向こうでAさんが作業をしていて、通り抜けることが出来ない(廊下の幅に対してドアが大きすぎるのだ)。もう時計は食事時間を6分過ぎた。ようやくドアのあいだをすり抜けてビルの玄関に出て、外は雨なので傘を探す。そばにBさんがいて、やはり食事に出るところのようだ。Bさんに「小坂さんは前にこのあたりで夜中に酔って倒れていたんですか?」とか聞かれる。「あれは次の日が仕事のない日だったから」みたいに言うと、「オレも休みの前の日ならそういうこと、するかもね」みたいな返答。傘置き場に「小坂南」という名札の貼られた傘があり、「これはわたしの娘の傘だろうか」と思うが、名前が違うではないか。Bさんが「この傘で」と傘を渡してくれたので、その傘で外に出る。わたしはいつも通っていたらしいカウンターだけの食堂へ行こうと思っていたのだけれども、Bさんに「そこの<遠近(えんきん)寿司>に行きましょうよ」と誘われる。<遠近寿司>とは変な店の名だな、と思っているところで目が覚めた。

 このところ、昼間はそれなりに気温も上がって暖かくなるのだけれども、朝晩はちょっと肌寒い。今日あたりはようやく、わたしが駅に向かう頃には空全体が青みを帯びて、もう「夜の空」ではなくなった。この写真は駅へ向かう道から駅の方を撮ってみた写真。この写真の左側に線路が走っているわけだが、まったく何にもない駅だ(こちら側は「北口」だが、反対側の「南口」には多少店舗や郵便局などがあるとはいえ、大差ないのである)。この周辺の駅でも、ここまでに「何もない」駅はない。両どなりの駅の前にはけっこう大きな商店街があるというのに、ここは「開発から取り残された町」という感じだ(将来的には写真の右側に大きなマンションだかのビルが建つらしいが)。

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 仕事を終えて帰宅して、いちおうテレビをつけてみる。わたしが普通に帰宅するのは12時半ぐらいの時間で、ちょっと買い物をしてから帰ると1時に近くなるわけだ。そこから昼食の準備をしてつくり始めたりするので、まともにテレビを見ているわけではない。以前はNHKの「テレビ小説」をそれなりにテレテレと見ていたけれども、今のヤツはなんだが怒鳴り合っているシーンばっかりみたいに感じて、見るのをやめてしまっている。
 それで今は民放の「報道バラエティ」みたいな番組を見るのだが、先月ぐらいまではスカ内閣のCOVID-19対策の問題点を挙げるような編成が多かった(というか、毎日そういう感じだった)のが、いつの間にか、そういう政策批判みたいな内容はすっかり影をひそめてしまったと思う。前はずっとそういう番組にチャンネルを合わせっぱなしにしていたのだけれども、今はけっきょくNHKの1時のニュースにチャンネルを変えてしまう。

 そのNHKの報道を見ていると、世論調査とかでのスカ内閣の支持率は44パーセントとかあるらしい。不支持は38パーセントだと。
 わたしは、いったいどういうところでスカ内閣のやってること(やってないこと)を支持できるのか、まったくわからない。というか、この数字に「絶望的」な気分になってしまうしかない。「国民の命と暮らしを守る、国民のために働く内閣」というのがスカ内閣のキャッチフレーズだけれども、今の内閣のやっていることはすべて、そのキャッチフレーズの<逆>を行くばかりではないのか。いったい国民の半数に近い人々は、今のスカ内閣の政策をほんとうに支持しているのだろうか。COVID-19対策を「よくやってくれている」と評価しているのだろうか。
 前の安倍内閣の路線を引き継ぐというスカ内閣は、安倍内閣がやったように「ウソ」と「ごまかし」を連発し、国民から<搾取>しようとしている。スカ内閣がやるのは一部大企業を優遇し、その政策の結果として日本が「後進国」へと衰退する路線を推し進めているし、生活に苦しむ国民が増加し、自殺者が増えようとも「われ関せず」との姿勢を崩さない。
 わたしは安倍内閣の政策で「日本は7~80年後退したな」とは思っていたが、その路線を進めるスカ内閣のおかげで、その後退度は100年以上のモノになっていると思う。今や日本は「明治時代」に逆戻りしているだろう。
 ヤバいのは、そんな100年前には存在した「民主化」への国民からの運動が、今はもうすっかり潰えてしまっていることだろう。
 いま現在のミャンマーでは、軍事政権に反対するデモが連日行われ、参加者の命も狙われている。しばらく前の香港でも同じような動きがあった。しかし今の日本で、「この政府はヤバい!」という運動は起こらない(かく言うわたしも何もやっていないわけだが)。これでは中華人民共和国北朝鮮の「全体主義国家」と何も変わるところはない。
 あんな「茶番劇」の<聖火リレー>を、マスメディアは「国民に夢と希望を与える」と無批判に賛美するが、やっていることは政府なども推奨する「COVID-19対策」とは真逆のことでしかない。この<矛盾>を、スカ内閣はこのままスルーして<東京オリパラ>開催へとなだれ込もうとしている。いま現在でも、国民の30パーセント以上の人が<東京オリパラ>の開催を中止すべきと思っていて、やはり30パーセント以上の人が「再延期」という意見らしい。メディアはそんな国民の声を聞こうとせず、強引に「COVID-19への不安」を「夢と希望」に置き換えようとしている。それが根本的な誤謬、<ごまかし>であることは、ちょっと思考すれば(しなくっても)わかることであろう。

 まあ、日本の国民の大多数が今、日本が「後進国」へと衰退することを「善し」とし、この国が中華人民共和国北朝鮮のような「全体主義国家」になることを「善し」としているのであれば、今反抗して殺されてもしょうがない。まずはその行く先を見てみようと思う。国が没落していくのをじっと眺めるか?