昨日書かなかったが、昨日のピーター・バラカン氏の「ウィークエンド サンシャイン」は、なんと「チーフタンズ(Chieftains)」の大特集だった。よくぞまたこういう特集をやってくれたものだと思うが、つまりチーフタンズとは、もう今ではアイルランドの伝承音楽を現代に伝える、アイルランドの国宝的なバンドではある。
今わたしがけっこうハマっている、ジョン・フォード監督がもしも今もご存命で映画を撮っていたとしたならば、おそらくはこのチーフタンズの音楽を使ったのではないかとも思うのだけれども、そういう意味で「チーフタンズ」が知られるようになったのは、あの(音楽にうるさい)スタンリー・キューブリック監督が、『バリー・リンドン』の中でチーフタンズの「Women of Ireland」を使ったことからだという(わたしはその前から「チーフタンズ」好きだったけどね)。
この番組で、もともとは「半アマチュア」的な活動をされていた「チーフタンズ」が、いかにして「プロのバンド」へと舵を切られたかも語られ、「そうだったのか!」という思いも抱いた。おそらく日本の音楽ファンは、ヴァン・モリソンがチーフタンズと共演した「アイリッシュ・ハートビート」でチーフタンズのことを知られた方が多かっただろう。
先年、さいごの創立メンバーであられた、イーリアン・パイプ奏者のパディ・モロニー氏が亡くなられ、バンド自体がすっかり「世代交代」して、次の時代へと受け継がれて行くのだった。こういうことって、「チーフタンズ」ならでは、という感じがしますね。
それではその、チーフタンズの「Women of Ireland」をお聴き下さい。
この日は昨日よりは暖かかったようだけれども、やはり室内では電気ストーブのお世話になった。けっきょく家から外に出ることもなかったし、わたしにはまったりとした一日になった。
午前中はいろんなニュース・バラエティみたいな番組を見て過ごし、昼ごはんはトマトとブロッコリーのパスタ。午後からはこの日記を書き、そのあとちょびっと昼寝をしてから大相撲を見た。リアルタイムにテレビ放映で見たわけではなく(今は高校野球をやっているので、大相撲の放送はちょっと遅くからになっている)、ネットで見たのだけれども、昨日栃ノ心にぶっ飛ばされた炎鵬のことがちょっと心配だったけれども、この日はしっかりと投げ技で勝利されていたので安心した。
それでその栃ノ心だけれども、昨日のようにかち上げをぶちかましたけれど、じっくり見られて土俵の真ん中で投げられてしまった。残念だった。
今は幕内で全勝力士は翠富士たった一人になってしまっていて、この中日は碧山との対戦だった。碧山もけっこうがんばったのだけれども、さいごには寄り切られてしまった。つまり中日に勝ち越したのは翠富士ひとりだったけれど、これで一敗力士も大栄翔ただ一人、そして二敗で5人ぐらい並んでるのかな? 今場所の優勝はこの中からだろうけれど、その中に正代が二敗でがんばっていて、ちょっと驚いてしまう。これで優勝なんかしてしまったらどうなんでしょうね?
相撲のあとは、「世界遺産」のテレビ。この日は「ポンペイ」の特集だったけれども、ちょうどこの日の昼の海外ニュースで、ポンペイ遺跡が雑草のせいで劣化するのを防ぐため、今のポンペイでは羊を飼い始めたのだというニュースを見たばかりだった。
ポンペイの居酒屋や浴場など、「そうだったんだ!」という楽しい放送ではあった。
そのあとわたしはインスタント・ラーメンで夕食にして、それから「ダーウィンが来た!」ではなくって「ダーウィンが来ちゃった!スペシャル」というヤツで、日本全国で多発する「サンダル紛失」の謎を追う。コレはけっきょく夜中に動物が来て持って行くのだが、その犯人はキツネ、そしてテンだったという話。
キツネやテンは、そんな人間の足の匂いのしみついたサンダルとかを、「食べ物」だと思って、巣で待つ子どものために持ち帰るのだという。ちょっと笑ったけれども、そういうことってるんだね。
あとは半分まで観ていたワン・ビン監督の『収容病棟』をラストまで観て、それから寝るのだった。