ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-01-08(Sun)

 世間的には日曜日で、明日も「成人の日」の休日だから、今日は3連休の中日ということ(わたしには関係のないことだ)。
 午前中に北のスーパーへ買い物に出て、となりの家の屋根のアンテナの上に「ヒヨドリ」がとまっているのを見た。わたしもこのところすっかり「バードウォッチャー」になってしまっているが、まあヒヨドリはそこまでに珍しい鳥ではないとはいえ、そんなにしょっちゅう目にする鳥というわけでもない。鳴き声がかわいいのだ。

     

 ヒヨドリはほぼ日本にしか棲息しない鳥で、海外からバードウォッチャーの方が来てヒヨドリを見つけると、「Oh! Hiyodori!」と狂喜(?)するらしい。

 買い物から帰ったあとは、一日テレビを見て過ごした。まずはお昼近く、「TR-808リズムマシン」開発についてのドキュメントを見た。わたしはこのあたりの電子楽器(?)についての知識は皆無と言っていいので、とても興味深く見た。
 そして夕方からは、大相撲の初場所が始まった。解説でも「初日としては充実した取り組みが多かった」と語られた通り、わたしも堪能したが、特に前半の取り組み、栃ノ心千代翔馬の対戦では栃ノ心が下手も取られて圧倒的な不利な情勢をこらえ、その下手を切ると共に巻き返して攻め込み、見事に寄り切ったのはうれしかった。またこの取り組みに続く碧山と平戸海では、碧山がやはり攻め込まれながらも土俵際で平戸海を放り投げ、見ていて拍手してしまった。取り組み後碧山はインタビューに「前の取り組みで栃ノ心のがんばりを見ていたので、自分もがんばろうと思った」とのことだった。
 わたしは碧山も大好きだし、今は栃ノ心と碧山は二人とも春日野部屋なのだよな。
 あと、玉鷲は霧馬山と。これも攻め込まれた玉鷲が土俵際で逆襲し、微妙に両者同時に土俵を割って取り直し。ここでもまた玉鷲は攻め込まれるが、今度は明快に土俵際で逆転の突き落とし。
 栃ノ心も碧山も玉鷲も、もう三十代後半へとなる力士らだけれども、こうやって三人が圧倒的な粘りを見せて勝利を得たのが、わたし的にうれしかった(三力士とも大好きだし)。

 大相撲中継が終わって6時からは「世界遺産」。この日は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」だった。ドローンを駆使しての撮影で、特にわたしなど見たこともない「合掌造り」の家の内部を見せてくれたのに感激した。
 実際、築後三百年にもなる建物もあるのだが、実は建物の基部(下部)と上部は釘などで固定されておらず、自然災害に強い構造になっているというし、その上部には釘は一本も使われていないという。
 昭和初期まではこれらの建物では養蚕業が営まれていて、この合掌造りの構造はそんな養蚕にも適していたらしい。
 実際に人が住んでいる建物で「世界遺産」に指定されているところは、あと世界に二~三ヶ所しかないというが、自然界の「世界遺産」よりも、その維持には苦労が多いことと思う。末永く残ってほしい、「人々の遺産」だと思う。

 ニュースなどを見て、そのあとは「ダーウィンが来た!」で、今年の干支の「うさぎ」の特集だった。
 番組のほとんどは、今はその数も減少した「ニホンノウサギ」の棲息する姿を求める展開だったが、ペットとして愛好されている「アナウサギ」、そしてイギリスの「ノウサギ」も紹介された。

 イギリスの「ノウサギ」は「Hare」と呼ばれるヤツで、イギリスにはそんな「Hare」を歌った伝承歌も多い。わたしが記憶してる「Hare」を歌った曲は「Hares on the Mountain」というモノで、この曲は女性が歌う場合と男性が歌う場合で歌詞がちがう(というかメロディもちがう)。
 女性が歌うヴァージョンでは「もしも若い男がみ~んな山のウサギだったとしたら、どれだけの若い女性らが銃を持って狩りに出かけることだろう?」という歌詞で、これが男が歌うと「若い女性らが、山のウサギのように楽しげに遊んでいる。もしもわたしが若者だったらば、すぐに彼女らを狩りに出かけるのだが」というのだ。
 というか、ウサギというのは年がら年じゅう「発情期」というか、いつでもそういう「性的コンタクト」の準備が出来ているということで、そういう「性的」な見方がされるらしい。
 ということはいつでも妊娠できるということでもあり、かつてウサギのいなかったオーストラリアには、ある男が24匹のウサギを持ち込んだのが爆発的に増加し、すぐに億単位のウサギがオーストラリアの平原を跋扈するようになったという。まあ桁外れの「飼育崩壊」だったろうか。

 というわけで、今日は珍しく「TVざんまい」のいちにちになってしまった。