ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-12-25(Sat)

 今日は土曜日で「クリスマス」。まあ特にわたしなどは「クリスマス」などといって特別なこともないのだけれども、「もうすぐ年末年始の休暇だ!」という気分の方が大きい。それで、世の中の人たちがクリスマスだといって「ごちそう気分」ならば、わたしだってそういう「ごちそう気分」に浸ってもみたい。とにかくは「クリスマス」。イエス・キリストはこの日に生まれたのだという。

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 昨日の夜には少し雨も降ったようだったけれども、今日はすばらしい晴天だった。午後から、西のスーパーへ買い物に出かけた。
 このスーパーは、先日申請した「マイナポイント」が使えるようになる店舗のひとつで、今日はもうそのマイナポイントが使えるようになっているかどうかのチェックも。
 スーパーへ行き、まずは店頭のチャージ機でポイントをチェックし、無事に5000ポイントがチャージされていて、使えるようになっていた。これがわたしへの「クリスマスプレゼント」なのか。

 しかし、報道で読んだところでは、今回こうやって「マイナポイント」を申請できる人というのは4000万人ほどはいるのだというが、じっさいに今までに申請した人は2000万ほどのモノだという。わたしはこの数字がどういうものなのかよくわからなくて、それは「これから<マイナンバーカード>を取得する可能性のある人」の数なのか、それともわたしのように、<マイナンバーカード>を持っているけれども「マイナポイント」申請をしていない人の数なのか、よくわからない。
 しかしとにかく、4000万人の可能性に対して取得しそうな人は2000万人ぐらいのものだ、というのは政策としては「大失敗」なのではないだろうか。
 この大きな「失敗」の理由は、もしもコレがこれから<マイナンバーカード>を皆に取得させることを目的としているのだとしたら、み~んな<マイナンバーカード>などぜ~んぜん必要としていないのだ、ということがひとつにあるだろう。
 わたしだって、「運転免許証」というモノを持っていないから、「<顔写真>付きの身分証明書」としてやむを得ず取得したわけで、コレが普通に「運転免許証」を持っている人ならば、わざわざ<マイナンバーカード>などいらないわけだ。しかも、そこに付加されている<マイナンバー>というのはまさにデリケートな「個人情報」だからして、「外部に漏れないようにして下さいね~」などと政府も喧伝していたわけだから、誰もが「なくしちゃったら大変!」というような「個人情報」を、何も用もないのにわざわざ取得する必要もないわけだ。

 もうひとつ、「マイナポイント」申請数が伸びないということの中に、すでに<マイナンバーカード>を取得してはいるけれども、「マイナポイント」取得申請の手続きがめんどうだ、という人がけっこういると思う。
 何を隠そう、このわたしも当初は、そんな「マイナポイント」取得申請がけっこうめんどうで、「もう申請はやめようか」と思っていたものだった。
 これはひとつには、総務省の「マイナポイントの予約・申込方法」というサイトが良くない。このサイトにはさいしょに「ここに注意!マイナポイント取得までのつまずきポイント」というポップがあって、つまり総務省も「マイナポイント取得までにつまずく人が多い」ということをちゃんと認識しているのだ。

 だいたいこの総務省のサイトを読んでいくと、普通に読めば「自分のスマホとか自分のPCで出来ちゃいますよ!」という感じで、「ではそうしましょうか」とは思う。それでまずスマホを使うなら「マイナポイント」アプリというのをインストールしなければならないのだが、そういうアプリをインストールして開こうとすると、「お使いの機種ではこのアプリは使用できません」とかいわれる。わたしもこのケースだったが、つまりスマホにカードリーダー機能がないとそこでアウトのようだ。このあたり、総務省のサイトはものすごく不親切で、「ダメだったらさようなら~!」でおしまいである。
 それでしょうがないからPCでやろうと考えるのだけれども、こっちでは「対応するICカードリーダーライター」を準備しないといけない。ま、コレは普段から自分で「確定申告」やってる人は持ってるのだろうけれども、普通に勤め人とかやってる人は不要だろう。Amazonで買えば千円とか二千円ぐらいのものかもしれないが、5000ポイントをゲットするためにそこまで大騒ぎするかね?という気はする。つまり、そんな道具を買いそろえて、精神的に苦労して申請して、「はたしてそれって5000ポイント(=五千円)でペイできる?」という感じになる。わたしはここでいちど、「そんな苦労までして5000ポイントはいらないね!」と、申請しないことに決めかけていた。
 それがふと、「コンビニのATMでかんたんに申請できるようだ」との情報を得て、コンビニへ行ってやってみたら、わずか1分ほどのことで申請できてしまったわけだった。

 なんだか、バカにされたような気分がした。何がおかしいって、総務省のサイトはもっと大々的に、「コンビニのATMで申請すればか~んたん!」って、トップにでも書くべきなのだと思う。それをむりやり、「あんた、自分でやんなさいね!」みたいに自前のスマホとかPCとかを使わせようとするから、み~んな「え~い!めんどうだ!や~めた!」となってしまうのだ。
 つまり、この「マイナポイント申請」騒動、けっきょくは、いったいどんだけ今の日本が「デジタル後進国」かっつう、見事な「実証例」になってしまってる気がする。情けないな。

 いや、長く書いてしまったけれども、とにかくは無事に「マイナポイント」は5000円として使えるようになっていたわけで、「せっかく今日はクリスマスなのだから」と、にぎり寿司の詰め合わせセットだとか、クリスマスっぽいオードブルのプレートとかを買ってしまい、さっそくの「無駄遣い」なのであった。