昼ごろに、関東甲信越地方でも「梅雨明け」したとのニュースを読んだ。「ようやく」という思いで、一方ではCOVID-19禍の日ごとの拡大、一方では晴れ空のないうっとうしい日々の連続というネガティヴ要素のダブルパンチの、とりあえずひとつは消えてくれて、「それはよかった」と思ったのだが、しかし梅雨空が消えたあとはいきなり、「真夏の陽射し」の猛暑になるのだ。わたしなんか今では外出のときはいつも帽子をかぶるようにしているし、もちろんマスクも欠かせない。果たしてこれからの「酷暑」をこれで乗り切れるのかどうか、不安にもなる。熱中症などになってしまったらえらいことだ。
今日も新たなCOVID-19感染者数は東京で昨日の数を越え、全国でも1535人になったという。まったく不十分なPCR検査の実施でもこの数なのだから、じっさいに感染している人の数はとんでもないことになるのではないだろうか。
ネットには「世界のPCR検査の実施状況」などが出ているのだが、世界二百余国の中で、日本の実施数は160位ぐらいなのだ。まるで「未開国」である。そんな状態でも世間の安倍政権支援者は「PCR検査をやってもしょうがない」と叫んでいる。
COVID-19のまん延を防ぐよりも経済活動の進展を政策とする国にはブラジル、スウェーデンなどがあるようだが、どうやら日本もそれらの国の路線を踏襲しようとしているみたいだ。COVID-19の感染者、死者は増加するだろう。ブラジルやスウェーデンの悲惨な状況を、日本人はもっと知るべきだと思う。そして、今「抑え込み」に成功していると思われる、ドイツやニュージーランドのことも知らしめるべきだろう。
ニェネントのごはんを、昨夕はネコ缶ひと缶全部出してあげたのだが、かなりの量を食べ残していた。その前の日はひと缶全部、あっという間に食べてしまっていたのだが、なかなかに「適正量」がわからない。
ニェネントの鼻の黒ずみは、かさぶたではなくなったものの、今は逆に拡がってしまったようにも見える。早くよくなりますように。
わたしは昼食には夏らしく「ざるそば」を食したが、先日食べたときの「薬臭さ」というのは、どうやら残り少なくなっていた「めんつゆ」のものだったようだ。もう新しいめんつゆに取り換えたのでだいじょうぶだ。
昼は昨日買った磯崎憲一郎の『日本蒙昧前史』を読む。今日読んだところでは「グリコ・森永事件」から「五つ子の誕生」、「大阪万博」などが題材にされているのだが、わたしは「グリコ・森永事件」というのはまるで記憶に残っていなかった。
全体に作者による「フィクション」が盛り込まれていて、いってみれば「小説による<再現ドラマ>」という感想を、ここまで読んだ感じでは持った。