ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-03-10(Tue)

 また雨の一日になった。昨日のように暖かくはないけれども、そんなに寒さも感じなくなった。もういよいよ「春」が近い。来週にはこのあたりでも桜の花が咲き始めるのではないかと思う。

 世界での新型コロナウィルス(COVID-19)の蔓延ぶりは大変なことになっていて、現在イタリアで感染者数が異常に増加している。今は「PCR検査」が世界で一般化しているのだけれども、ここ日本では感染者はそこまで増加していなくって、それはつまり「PCR検査」を受けられないということが大きいようだ。いったいなぜ「PCR検査」が日本で受けられないかというと、たんじゅんに考えて日本国内でCOVID-19感染者がエピデミック的に増加するとつまりは7月の「東京オリンピックパラリンピック」開催に支障を来すということなのだろう。
 今では海外からも「日本の感染者数はおかしいのではないか?」という声も起こっているようだし、世界でほとんどパンデミック的な拡がりをみせているなか、それで仮に「日本は感染者数が少ないね~」という判断になったとしても、世界の多くの国でCOVID-19感染者が増加している現状で、「日本は安全っぽいね。ではオリンピック・パラリンピックにも参加しようではないか」などとのんきな気分でいられるかどうか。

 そもそも、今年前半の安倍晋三の目論んでいたハイライトのひとつは、中国の習近平国家主席国賓として日本に招くことだったと思うのだが、中国でのCOVID-19の蔓延によって「延期」されてしまった。
 これであとは、何としても「東京オリンピックパラリンピック」開催させることが安倍晋三の「悲願」ということだろう。もうひとつ安倍晋三の目論んでいることは、この機に乗じて「国家非常事態宣言」をぶち上げ、独裁体制を強固にして「改憲」の動きにも弾みをつけたいところだろう。しかし、「オリンピック・パラリンピック開催」と「国家非常事態宣言」とは両立させるのが困難で、はたして「非常事態」だと宣言した「不安定」な国で、「オリンピック・パラリンピック開催」はOKだという風に、海外の国々は思い込んでくれるだろうか? ここに来て、安倍晋三の目論見(野望)は、大きく崩れ始めているのではないだろうか。
 そもそもCOVID-19の初動抑え込みに見事に失敗していることは、世界から認知されてもいるわけで、本来であれば安倍晋三は責任を取って首相の座を降りなければならないところだろう。

 というわけで、この日も帰宅してから「国会中継」を見つづけてしまったのだけれど、見ていてただフラストレーションがたまるばかりで、精神衛生上まことによろしくない。今日はニェネントくんも「抱っこしてよ~」とはやって来なかった。

 このところ、毎日なにか写真をアップしているのだけれども、今日は写真がない。昨日の朝撮った月の写真、まるでうまく撮れてはいないのだけれども、これで「今日の写真」ということにしておこう。

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