ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-08-27(Tue)

 今日も、ずいぶんと涼しい。このあたりでは雨は降らないが、九州の方ではまた大雨になりそうだという。それも「記録的な大雨」という予報。大きな被害が出なければいいと願う。

 「あいちトリエンナーレ」にはやはり行きたいとは思っているのだが、持っている「パフォーミングアーツ・プログラム」のチラシをじっくりとみてみると、その会期末の10月になって、「Q」の市原佐都子の新作『バッコスの信女ーホルスタインの雌』という作品が上演されることがわかったし、同時期に日本初演されるオランダの「劇団アルテミス」の『ものがたりものがたり』というのもとても面白そうだ。どちらももうトリエンナーレの最終日とかその前日にも上演されるようで、それだったらトリエンナーレの最終日に訪れるのも、いろいろと情勢も変わって面白そうだと思うことになった。
 今はいろいろと倹約もしているので、そんなわたしにとっては十ン年ぶりの泊りがけの「旅行」の旅費も、なんとかなりそうな気配だ。あとはニェネントくんの心配だけだけれども、なんとか堪忍していただきたい。

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 そう、今日もニャールに会った。ニャールのしっぽはかわいいな。

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 ぼちぼちと読んでいる。ウィルキー・コリンズの『白衣の女』の上巻を読み終えた。ま、イギリスの「推理ミステリー」の元祖ということで、あれこれとこれ以降の展開を想像する。そのそものポイントが「遺産相続」の問題で、まあ誰かしら(彼女が?)死んでしまうのかもしれない。しかし、この物語の鍵をにぎり、作品の中でも「聡明な女性」とされているマリアン・ハルカムという女性、わたしが上巻を読み終えた限りでは「大馬鹿野郎(おっと、女性だから「野郎」ということはないですね)」ではないかと思う。Aという男性がBという女性に熱烈な愛を抱くことになったのを知っているのはこのマリアン・ハルカムだけであり、しかもマリアンはBもまたAを愛していることを知るのだ。ところがマリアンはAに「あなたはBを愛してはいけない、どっかに行ってしまってちょうだい!」とはねつける。Bには「Aもまたあなたを愛しているのよ」などとは決して言わないし(ま、<身分差>とかいろいろ事情があるだろうからいいのだけれども)、そのことで「あのふたりは互いに思い合っているのに、そのことを知っているわたしは何もしてあげれない」という葛藤がない。むむ、このあたりが、この作品が「文学作品」としてイマイチの評価であるところの原因なのではないかとは思うのだった。さて、以後どういう展開になることやら?