ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-01-15(Tue)

 今日からまた仕事が始まるのだが、昨夜から腹の調子が悪く、夜中に何度かトイレに起きたりした。下痢である。「何がいけなかったのか?」と考えるのだが、以前にもお腹をこわした原因になった「バターピーナッツ」のせいだろうと思った。しかし、通勤のときにもまだ腹の調子がおかしいと困るので、用心して普段よりもひとつ早い電車に乗ることにした。「ひとつ早い」といっても、早朝のことだから15分早い電車になる。朝起きたときは腹の調子も悪くないようだったが、予定通り早い電車に乗った。
 どうやらその後胃の調子も正常になり、無事に仕事を終えて帰宅。ウチのそばの駐車場で、野良ネコのニェッタ(もちろん、わたしの勝手に付けた名まえである)に出会った。「おお、今年初めてのお目見えだね!」と写真を撮ろうとしたのだけれども、そのあいだに車の下に逃げて行ってしまった。

 ここで、この日記も新しくなったことだから、わたしがネコに付ける名まえのことを説明させていただく。‥‥こうした、ニェッタとか、ウチのネコのニェネントとかの名は、すべて西アフリカの「ウォロフ語」の数の数え方から来ている。そのウォロフ語の数は以下の通り(当時、ミシェル・レリスの「幻のアフリカ」を読んでいたこともあったし、どの数の読み方もネコの名まえにはぴったりだと思ったのだ)。

 1=ベンナ(benna)
 2=ニャール(ñaar)
 3=ニェッタ(ñetta)
 4=ニェネント(ñenent)
 5=ジュローム(juróom)

 つまり、ニェッタとは「3」のことで、ニェネントは「4」のこと。これはそもそもはニェネントがお母さんネコの「ミイ」の子の5匹のきょうだいの一匹だったことから由来していて、それをわたしは、その5匹の子ネコの色の黒い順に「ベンナ」から「ジュローム」と名付けたわけだが、ま、いろいろあって、わたしの手元には「ニェネント」だけが残った(この「いろいろ」な事情は、そのうちに機会があれば書きましょう)。
 それで、この今の家に転居してから、いろいろな野良ネコがウチの周辺で生活しているのに出会い、その出会った順に「ベンナ」から(ニェネントは<欠番>として)「ジュローム」まで、わたしが勝手に名付けて呼んでいるというわけ。で、ニェッタはつまり、わたしがココに転居して来てから出会った、三匹目の<野良ネコ>ということです。残念ながら今では、茶トラだった「ベンナ」とか、「ニャール」の姿をもう見かけることもなくなってしまったけれども、このニェッタは今でも時々、その姿を見せてくれる。今日は写真を撮れなかったけれども、これが過去に撮ったニェッタくんのフォトである。

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 わたしはさいしょは「なんてブサイクなネコなんだ」と思ったのだけれども、今ではこの「ふてぶてしさ」みたいなものが大好きになってしまい、いちど、この手でしっかりと抱きしめてやりたいものだと思っている。
 そして、実はおそらくは「ニェネント」という名のネコは、世界中でウチの子ただ一匹だけではないかと思っていて、わたしはそのことを密かに誇りにしているのである(西アフリカ地域に行けば「ニェネント」というネコもいるかもしれないが)。

 今日は、読みさしだった村田沙耶香の「地球星人」を一気に読み終えた。下痢をして胃の調子の悪いときに読む本ではなかったか。あとで感想を書こう。