今日は、安倍退陣を求めるデモに行こう。どんよりと曇っているけれども、昨日の雨はやんでいる。このままずっと降らなければいい。
「デモ行進」というのに参加するのはずいぶんと久しぶりだ。このところはずっと「国会前抗議集会」とか「首相官邸前抗議集会」とかに参加しているのだが、特に最近は官憲の抑圧が強くなっていて、狭いところに押し込められて集会開催のあいだずっと、身動きもできない。ストレスばかりたまるので、今日は街中を練り歩くのが基本のデモに参加して、本来の抗議活動をやるのと同時にストレスを解消したいと思っている。はたして思惑通りに行くだろうか？
１０時過ぎに家を出ると、家のすぐ前にニェッタがいた。ちょうどそこに駐車してあった「護憲運動」のステッカーをいっぱい貼ったクルマの前にちょこんとすわっていて、ニェッタも「わたしも＜護憲運動＞を応援してるんですよ！」みたいな、「これから街宣活動に出かけるところなんですよ！」みたいな。
「わたしもこれからデモに参加しに行くところだから、力あわせていっしょにがんばろうね！」というところだ。こんなにウチの近くにニェッタが来ているのもきっと初めてのこと。近づいたら逃げて行ったけれども、あとを追って行って写真を撮った。
さあ、デモに行こう。デモの集合場所は日比谷公園の中幸門（日比谷図書館のそば）。千代田線をまっすぐ乗って行って、「霞ヶ関」駅で下車する。改札から地上に出るとき、並んで同じ方向に進む人がいて、「この人もデモに参加する人かな？」と思って振り向くと、その方もわたしと同じ「憲法９条」のＴシャツをお召しになられていたのだった。「同志」の方なのだった。
地上に上がり、集合場所へ行くと、すでに百人以上の方々が集まっていたが、ちょっとわたしの予想よりは少ない感じだった。また、「集会」の場合だと警官、機動隊の警備が厳しく、「職務質問」「所持品検査」などやられるのだけれども、あたりにはそういう制服の方々は見当らないのだった。このあたりも「デモ行進」だと警備のやり方が違うのか、それとも「今日は参加者も少なそうだからそんなにしゃかりきにチェックしなくていいだろう」ということなのか。
１２時１５分、デモ行進出発。日比谷から西銀座を通り、京橋までの行程約４５分。
やはり「集会」とちがって、普段は決して歩くことのできない車道を皆で歩く「デモ行進」は、それだけでも爽快なことではある。雨も降らなくてよかった。見た感じ３００人ぐらいの参加という感じで、Twitterだけでの呼びかけだったらしいし、政党の協力もないのでこんなものだろう（あとでTwitterでは「４００人の参加」と書かれていた）。ほんとうは何万人もの人が参加してしかるべきような問題だと思うのだけれども、やはり今の日本はこういう国なのだろうか。
来週の日曜日（６月１６日）はまた、今日と同じコースで「年金返せ！」というデモをやるという。年金問題ではダイレクトに腹を立てている人ももっと多いだろうから、今日よりもたくさん人が集まるのではないかと思う。わたしもやはり「意思表示」として参加しようと思っている。
デモの呼びかけの画像があるので貼っておきます。コレを見て「参加しようか」と思ってくださる方があるとうれしいです。集合場所は今日と同じ日比谷公園の中幸門。霞ヶ関の駅がいちばん近いと思います。
