ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-03-22(Fri)

 四連休の二日目。今日は天気もいいようなので、午後から「図書館に行こうか」というつもりで家を出たのだけれども、風が異様に強かった。強い風で道にレジ袋とかが宙に舞っている。「ちょっといいことやろうか」という気分で、歩きながら、そんな道路に舞っているレジ袋を拾ってバッグに入れていった。我孫子の駅まで近くなったところでまた、いくつめかのレジ袋を拾ってバッグに入れようとしたら、後ろから来た人が「これに入れてください」と大きなビニール袋をわたしに出してくれた。その人はやはりそうやって、おそらくボランティアで道路のごみを拾って集めている人のようだった。
 レジ袋とか、そういうプラスティックごみのことはわたしも気にしてる。いつもバッグに<買い物袋>になるものは入れていて、買い物をしてもできるだけレジ袋はもらわないようにしている。ウミガメとかクジラとか、海でそんなプラスティックごみを誤飲してしまった動物の話を聞くと悲しくなるばかりだ。

 しかし風が強い。あまりに風が強いので、図書館に行くのはやめて近くのスーパーに寄って買い物をして帰ることにした。自分の夕食の弁当を買い、ちょっと値引きされていたニェネントくんの大好きな(ほんとうに<大好き>かどうかはわからないのだが)「カツオのたたき」を買い、ニェネントくん用のカリカリを買う。
 帰り道、道すがらのコンビニの駐車場を横切ろうとしたら、そこにSuicaの定期券が落ちているのを拾った。よく見なかったけれどもかなり長距離の定期券で、5月中旬までの有効期限だった。「あら、拾っちゃったよ」と、目の前のコンビニのレジのお兄ちゃんに、「コレ、そこに落ちてましたよ」と届けて帰ったのだが、帰り道に考えて、「待てよ、あの定期の区間はわたしの通勤経路とかぶるところもあったようだし、そもそもチャージでけっこう使える額が入金されていたんじゃないの?」とか思うわけだし、「あの定期を落とした人はきっと、どっちにせよ探し当てられないだろうよ」とか、「あのコンビニの兄ちゃんは届けないで<自分のモノ>にしちゃったんじゃないだろうか?」とか良からぬことを考え、「届けないで<わたしのモノ>にして、もらって帰っちゃえばよかったよな~」とか、不埒なことを考えてしまうのだった。

 帰宅して、買って帰った「カツオのたたき」をぶち切って、ニェネントくんに出してあげる。ニェネントが魚肉を食べるさまをじっと見つめて、「おいしそうに食べるな~」と思う。
 ニェネントの食事はいつもは「カリカリ」か「ネコ缶」のどちらかなのだけれども、ま、「カリカリ」はああいう固形食だし、「ネコ缶」はフレーク状になっているというか、つまりはみ~んな「食べやすいサイズ」になってしまっている。そこに「カツオのたたき」とかをある程度のブロックで出してあげると、つまりやはりネコというのは<肉食>で、こういう<肉の塊(かたまり)>を食べるときにこそ、「わたしはネコなのよ!、本能として、こういう肉へのかぶりつき方をするのよ!」という姿をみせてくれる気がする。