ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-06-01(Wed)

 朝仕事に出るとき、「ケータイ」と「腕時計」を家に忘れてしまった。気付いたのはもう駅の間近まで来たときで、取りに戻ることは考えられなかった。
 ケータイはともかくとして、腕時計がないと仕事の上で相当に差支えがあるわけで、前に同じように時計を忘れたとき、コンビニで安い腕時計を買い、以降バッグの中にずっと、その腕時計を入れっぱなしにしてあるので、時計に関しては問題はない。
 ケータイというのも実はまるで「必要物」ではないわけだし、「なければ困る」というものではない。逆にいっつもいつもケータイを持ち歩き、ちょっと時間があるとみてしまうという「悪癖」というのも問題なわけで、「ケータイを持たずに外に出る」という日があってもいい。というか、わたしにはそ~んなに緊急の用事の電話がかかってくることもないわけで(そりゃあ「緊急」というのはそういう予測はできないのだが)、そういう「ケータイを持たない」日があってもいいというか、もっと積極的にそういう日を増やすことを考えてもいい。ま、ケータイを持ち歩いてもそんなにしょっちゅう見たりしなければいいのだが。

 おかげでこの日は読書時間が増えただろうか。先日からはナボコフの『ベンドシニスター』を読み始めているし、文庫本はまた『ポオ小説全集』。どちらも多少難儀。

 仕事の帰り、職場の近くの芝生にスズメがいて、拾ったパンくずか何かを一所懸命に食べていた。
 動かないでくれたのできれいに写真に撮れたが、写真を見るとクチバシの付け根がまだ黄色い、いわゆる「クチバシが黄色い」状態のコで、おそらくは最近に巣立ちしたばかりの、まだ幼いコなのではないかと思う。元気に、しっかり成長してもらいたいものである。

     

 昨日ようやっと、冷蔵庫に残っていたブロッコリーをぜんぶ食べてしまったもので、今日は「ブロッコリーに頼らないメニュー」にしよう、と思っていたわけだけれども、自宅駅のそばのスーパーに寄ってみたならば、今まで目にしたこともないような「巨大な」ブロッコリー(普通のブロッコリーの倍の大きさはあるだろう)が安く売られていて、ついつい「こ~んなに大きなブロッコリーがこんな値段で!」と誘惑され、買ってしまうのだった。
 これでまた、今週いっぱいはわたしの食卓は「ブロッコリーづくし」になってしまうことだろう。

     

 それで、昨日『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観て、それに出ていたダニエル・クレイグとアナ・デ・アルマスが別に共演していた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』という映画を、わずか2ヶ月前に観たばかりだというのに、その映画の内容を「まったく記憶していなかった」ということがショックで、また「記憶障害」が前面化してきたのかと心配になった。ちょっとこの日記を読み返してみると、つい1ヶ月ほど前に観た『シナラ』という映画もまた、まるで思い出せないのだった。

 そういうことで今日は夕方からまた『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』を観返してみて、「多少は思い出すところもあるだろうか?」と思ったのだが、ショッキングなことに、ほとんど記憶がよみがえることもなかった(つまり、「初めて観る作品」という感じだった)。わたしの好きな女優さんのトニ・コレットも出演していたというのに、彼女が登場したところで「えっ! トニ・コレットも出演していたのか!」とおどろいてしまう始末だった。

 まあ今はどこかにお出かけするようなこともせず、毎日毎日が「仕事に出かける」~「帰って自宅で過ごす」ということの繰り返しで、そのあいだに「記憶障害」を起こしていたとしても、あとで「この時間帯の記憶が残っていない」などと気づくわけでもない。
 これからもう少し、あとになって「観た映画」「読んだ本」の記憶をチェックしないといけないと思った。