ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-02-20(Thu)

 ウチの近くでは、黄色い梅の花が咲いていた。もう「春」は近い。

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 新型コロナウィルス(WHOによって、「COVID-19」と名付けられた)の、日本での感染者が日ごとに増加している。もう今では中国渡航歴がない人の感染も確認されていて、つまり2次感染~3次感染の段階に入っている。さらに、今は横浜に大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」が船ごと隔離されている。乗員乗客を合わせて三千人近い人が乗っているわけだけれども(様々な国籍の人が乗船している)、船内から感染者が発生したことから乗客乗員らはもう二週間も船内に隔離され、なんと船内に感染者が日ごとに増加をつづけ、今では600人を超える人の感染が確認されている。
 コロナウィルス発生地の中国を別にすると、世界中でいちばん感染者の多いのがこの「ダイヤモンド・プリンセス号」。これは明らかに防疫体制の失敗なのだけれども、ネットの情報ではつまり、安倍内閣は日本での感染者数の増加を嫌い、「ダイヤモンド・プリンセス号」乗員をカウントさせないために隔離しているのだともいう。まったく馬鹿げた話というか、背筋が寒くなるような話だ。
 このままでは「ダイヤモンド・プリンセス号」に隔離されている人たちは全員感染してしまうではないか。いったいどうするつもりなのか。日本政府の無策ぶりは世界に喧伝されているし、「ダイヤモンド・プリンセス号」は関係なくとも国内での感染者は増加する一方だ。そもそも、「自分が感染しているのかどうか」というウィルス検査をしてくれる機関がないのだ。国としての「防疫」を放棄している。これで半年後には東京でオリンピック、パラリンピックを開催しようというのか?

 報道では通勤電車の中で「マスクをしていない人」と他の乗客が口論になり、乗客が「非常ボタン」を押して電車をストップさせたとか、同じように通勤電車の中でマスクの件でケンカになったとかいうこと。なんということ! なんという国民だ!と思う。安倍政権が長期にわたって継続しているのも無理はないという思いがする。

 「COVID-19」での致死率は2パーセントだという報道があった。それで「なんだ、大したことないな」という反応もネットで見たが、インフルエンザでの致死率は0.1パーセントということで、つまり20倍。このまま感染が拡がって「パンデミック」状態になり、例えば首都圏で10万人感染したとすれば2千人の死者が出ることになる。それでも「オレは大丈夫」といえるだろうか。

 わたしが通勤で電車に乗るのはほとんど始発電車でそこまでに混み合ってはいないし、乗客もギスギスしたところもない。仕事を終えて帰宅するときも昼どきだから、「座れない」ということもない。
 たまにイヴェントの帰りなどでラッシュアワーに遭遇してしまい、ぎゅうぎゅう詰めになってしまうこともあったが、そういうときの乗客のギスギスした感じは、そういう「すし詰め」状態よりもずっとイヤなものだと思っていた。
 しかし、いくら「混んでいない」電車だからといって、そういうウィルスに感染するリスクから逃れられているわけではない。ウィルスは空気感染ではなく接触感染で伝搬するという。もちろん「咳」による感染もこわいが、例えば電車ならば「吊り革」に触れることによる感染、それ以外ならドアノブ、エレヴェーターのボタンなどから感染する恐れがある。手を消毒する、よく洗う。外ではどこを触ったかわからない手で顔を触らない、などの注意が必要だ。

 わたしは、近いうちに市役所へ行かなくてはならない。ほんとうは今日にでも仕事の帰りに行こうと思っていたのだが、このところ毎日「国会中継」をYouTubeで見ていて、今日もやはり「国会中継」があるわけで、「市役所に行くのは来週にしよう」ということにしてしまう。