ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-09-26(Thu)

 今日は 突然に、「文化庁」が「あいちトリエンナーレ」への助成金交付を行わないというニュースが飛び込んできた。「文化庁」というよりは、萩生田光一という文科省大臣の決定だろう。この萩生田という人物は「加計問題」に深くかかわる人物として大臣就任時から疑問が呈されていた人物だけれども、こんなことで権力を行使してきた!
 いうまでもなく、現代の民主主義国家というのは「文化への支援」ということがひとつの使命であり、そこで「自由な表現を支援する」ということが国家の「民主主義」指数を示す事象でもある。日本では今も多くの「国際美術展」が開催されていて、そのイヴェントに国家的に支援をするというのは、ある意味当然のことである(個人レベルで海外から作品を日本に持ち込んだり、会場を確保することはあまりに困難である。国家として「アート」をどれだけ支援するかということは、国家の成熟度をアピールすることでもある)。
 今回の件は、いちど助成を決定しておきながらも、「その後に起きた混乱を制御できなかった」みたいな理由だったと解釈したが、つまり「電凸」による脅迫に対応できなかったから「助成金は出さない」みたいなことで、これは「脅迫」の勝利である。まあ民主国家であれば「ありえない」決定であり、この日はまたもや日本という国が「急坂を転げ落ちて行く」という象徴的な日になったのではないかと思う。

 今日はそういうことがあまりにショックで、この日記もこのくらいしか書けない。