ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2026-02-05(Thu)

 ずっと、「読書」が低調で、なかなかに本を読み出せないことが一ヶ月もつづいてしまっているが、今ようやっと、アミン・マアルーフという人の『アイデンティティが人を殺す』という本を、興味を持って読み始められるようになった。この本は小野正嗣氏の訳なもので、そのことを意識してずいぶんと以前に買っていちど読んだ本だったが、正直そのときにはピンと来ずに、内容もすっかり忘れてしまっていた。
 それが、「薄い本だし、このあたりから読書を始めてみようか」と再読し始めていたのだが、どうやら実は「移民」~「移民排斥」のことから書き始められていて、今のこの日本の空気にはピタリな本ではないかと思っている。まだ読み始めたばかりで、なまじっかその内容について書こうとは思わないが、まさにこのところわたしが考えていたことでもあるし、今は「いい本を見つけた」という気もちで読んでいる。読むのはまだゆっくりだろうが、しっかりと読みたいと思っている。

 Amazonに注文してあった「集音器」が届いた。きのう書いたように、これは「補聴器」として使えるような形、大きさではないのだが、皆の了解を得ての会議での使用とか、映画館の暗闇での使用なら無問題だろう。問題は「音」だけれども、マイクも小さいし、「シャー!」というノイズはひろってしまうようだ。ただ、「ノイズ調節ボタン(ダイヤル)」と「集音パワー調節ボタン(ダイヤル)」というのがついていて、これはじっさいに映画館のなかでとか調節してみるしかない。とにかくは明日にもまた、『旅と日々』を観に(聴きに)行ってみようとは思っている。

 このところ最高気温もだいたい10℃を超え、「そろそろ春」モード。今日もまた晴天で、最高気温も14.5℃まで上がり、まさに暖かい日になった。
 わたしは午前中に北のスーパーに買い物に行き、バナナや牛乳などを買った。前回となりのドラッグストアに行ったとき、詰め替え用のインスタントコーヒーのパックが半額で4~5個売っていたうち1個だけ買ったのだったが、「何でもっと何個も買わなかったんだろう」と後悔し、今日残っていればぜんぶ買ってしまおうと考えたのだが、世の中はそんなに甘くない。もうすべて買われてしまっていた。
 今日も例によってスズメたちの写真を。この場所はスズメたちのお気に入りスポットなのか、今までもこの場所にスズメが集まっていることが多いのだった。

     

 さてさて、衆議院選挙の投票日まであと3日しかなくなってしまったのだが、高市首相にはさかのぼって「台湾有事」の「戦艦発言」から、先日の「円安ホクホク発言」、そして日曜の「党首討論」のドタキャンと、わたしからみて「プラス材料」などまるでないわけだが、「Yahoo! Japan」にも高市首相の首相としての資質に疑問を呈する発言がいくつも紹介されるようになっている。そういう「Yahoo! Japan」の記事に反対する人らのコメントを読んで行くと、今でも高市首相を支持、応援する人たちの姿が見えてくる。どうもそういう人たちは、何よりもまず高市首相の威勢のいいことを語るだけの「勢い」に心酔しているのではないかと思えてくる。

 それで先日、「テレビの報道ワイドショーで何が好き?」というアンケート調査があったのをチラッと読んだのだが、そこで興味深いことを知った。ひとつはTBSの日曜朝の『サンデーモーニング』の人気が低いわけだが、この番組は以前からネトウヨ諸君に「反日」としてすこぶる評判が悪いことは知っていたから、意外ではない。それとは別に、テレビ朝日で平日ずっとやっている『大下容子ワイド!スクランブル』というのが人気が低かったのだが、その人気が低い理由というのが、「内容がむずかしすぎる」というのだった。この番組はわたしもよく見ているのだが、たしかに「芸能ネタ」はやらず、政治問題と世界情勢が主に取り上げられるわけだ。わたしは(自分がその内容が分かるからと自慢するのではなく)とても面白い番組だと思っているのだが、そうか、こういう番組が「むずかしい」と反応するのだったら、高市首相の「働いて(x5)」とか、「円安ホクホク状態」とかは「いいね!」と感じられるのかもしれない。「日本列島を、強く豊かに」な~んていうのも具体性はまったくないのだけれども、とにかく威勢がいいと、深く考えずに応援したくなるのだろう。つまり、高市首相の発言は「わかりやすい」と思われて支持されるのではないだろうか。まあ言ってみれば「ポピュリズム」というのか。

 以前の話をすると、わたしは前の石破茂氏が首相になったとき、「どうせ自民党だから」とほとんど期待していなかったのだけれども、テレビの国会中継での石破氏の答弁を聞いたとき、その理路整然とした論旨の立て方、野党議員の質問内容を真摯に考え、特に「右」にぶれるわけでもない姿勢には感心したわけだった。こういうのはしばらく前に福田康夫氏が首相だったときにも思ったことだった。福田氏は国会答弁にちょっと「ニヒリズム」の味付けがされていて、楽しませてもらったものだったが、その福田氏にせよ石破氏にせよ「短命」に終わってしまったわけだ。そういうところも自民党の問題だろうな。

 今回の選挙で自民党が多数派になれば、高市氏は「国民の承認を得た」としてやりたいことをやり、通常の任期いっぱい4年間は「高市内閣」をつづけることになるのだろう。
 それで考えたのだが、まず「旧統一教会」関連の問題に限って言っても、3月の「解散命令請求」はご破算になるだろうし、山上徹也被告は「旧統一教会」と安倍晋三氏との関係は問われないまま無期懲役になるだろう。このあたりは高市政権下で日本の「三権分立」が試されることになる。
 そして「旧統一教会」の願い通り、同性婚ジェンダー平等政策への反対とともに「選択的夫婦別姓」も否定される。さらに「スパイ防止法案」も成立、「旧統一教会」の日本の政治への介入はさらに大きくなり、次回からの国政選挙ではもう、大っぴらに旧統一教会高市氏その他自民党議員を応援するのではないだろうか。つまり、日本は「旧統一教会」の属国になってしまうという、大きな危惧がある(高市支持者のあいだでは「いつまでそんなことを言っているのか」と言っているようだが、「旧統一教会」と日本の政治の関係はまだまだ、全然解明されてはいない)。
 その他軍備増強、経済問題など、高市内閣にはさまざまな問題があるわけだが、日本はわたしの知っていた国ではなくなってしまうだろう。