ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2025-04-29(Tue)

 今日は「昭和の日」の休日。しかも今年は「昭和100年」にあたるのだ。これに関連してテレビでは「今では考えられない昭和の時代の常識」とかいうのをやっていた。「列車の座席のそばに灰皿があった」とか、「教師は授業中もタバコを喫っていた」などの喫煙ネタが多かったが、あと「映画は2本立てだった」というのもあった。
 まあ今でも文芸座とかの名画座では2本立てでやっているけれども、わたしがそれで思い出すのは、むかし(昭和)は映画はみんなバンバン途中から見始めて、それで上映が一巡して一度みたところになると、「もう出ようか」と映画館を出るのだった。何とも過激な鑑賞法だったと思うが、むかしの映画を見ると、映画の登場人物が上映途中の映画館へどんどん入って行く、というシーンのある映画がけっこうあったと記憶していて、一般に「世の中それが常識」と考えていたのだろう、とも思う(まあ登場人物が映画館の外で上映開始を待って並んでいたりしたら、ドラマの演出がやりにくいということもあっただろうけれども)。

 この日も快適な気温の日だった。やはりニェネントくんはわたしが寝転がってテレビを見ているとわたしのそばにやって来るので、抱き上げてかまってあげるのだった。
 午後からは、ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の映画、『忘れられた人々』を観た。これはとってもいい映画だった。

 映画を観たあとに西のコンビニに買い物に出かけたが、デジカメのシャッタースピードをもう1000分の1秒に設定しっぱなしにして持って出た。この方が「手ブレ」の影響もなく、きれいに撮れるようだ。
 西のコンビニへの道ではそんなに鳥の姿も見られないのだが、コンビニのそばではツバメが飛んでいて、「撮れるもんなら撮ってみて!」とわたしを挑発する。やはり、飛んでいるさいちゅうの鳥を撮るのはムリだ。せめてどこかにとまってくれて、そこから飛び立つところとかなら。
 空を見上げながら歩いていると、2羽の猛禽類が並んで飛んでいるのが見られた。カラスぐらいの大きさで、羽根の色も明るかったので、あれはオオタカだったかもしれない。このあたりでオオタカの姿をみるのはやはり珍しいことだ。けっこうゆっくりと飛んでいるのだったが、やはり撮影はむずかしい。
 「何か撮ってやろう」と、電線にとまっているスズメを撮影した。やはりシャッタースピードが速いときれいに撮れると思う。

     

 そのスズメのそばの電柱のてっぺんにカラスがいたので、ついでにカラスも撮ってやろうとデジカメを向けたら、実にいいタイミングでそのカラスが飛び立ってくれた。「この時こそ」とシャッターを切ったが、うまく撮影できていた。まさにこういう写真が撮りたかったのだ。けっこううれしい。あとほんのちょっとでもシャッターが遅ければ、カラスはフレームアウトしてしまっただろう。
 しかし、飛び立つときには尾羽もピヤッと拡げるのだな。なかなかにカッコいい。

     

 昨日「ふるさと公園」に行ったとき、ひょっとしたら卵はもう孵化していたかもしれないが、コブハクチョウはまだ巣ごもりしていた。いつもの年ならゴールデンウィークに入る頃にはもう孵化していたと思い、去年のこの日記でチェックしてみたら、ちょうど去年のこの日の日記で、コブハクチョウの2羽のカップルが6羽の雛といっしょに泳いでいる写真が掲載されていた。やっぱり今年の孵化はちょっと遅いようだ。今週中にもういちど見に行ってみようかとも思う。

 夕方、夕食の準備をしていると、ドアのチャイムの音がした。居留守が使えそうもないのでしょうがないから出てみたら、なんと新聞(朝日新聞)の勧誘だった。今でも勧誘の営業をつづけているんだとちょっと驚いてしまった。新聞を購読するつもりはないと断ったが、サンプルにというか、この日の新聞をいただいたもので、あとでペラペラとめくってみた。
 ‥‥ふむ、新聞を読むというのもずいぶんと久しぶりのことだが、あまりに読むところがたくさんあるわけで、こんなのを購読して毎日読んでいたら、他のことが何も出来なくなってしまうのではないかと思った。

 ざっと紙面をみて面白かったのは、トマ・ピケティ氏に朝日新聞が取材した記事で、ピケティ氏はアメリカの関税を「ばかげている」と語っている。
 ピケティ氏によればインフレがアメリカ国内の格差を拡げる懸念があるとし、過去のアメリカの世界での経済的な優位性はを育んだのは関税ではなく「教育」であり、「トランプ大統領はその点を完全に見落としている」と述べられ、「アメリカ経済の再建に向けて教育の拡充にこそ力を入れるべき」と訴えたのだ。
 ピケティ氏は「アメリカが(貿易で)ひどい扱いを受けてきたというのはあまりに自己中心的」と非難、今の貿易システムの「本当の敗者」はアフリカや南米、南アジアの最貧国だと。トランプ関税はそんな新興・途上国(グローバルサウス)も対象としたことで、インフレなどを通じて世界の格差を拡げる恐れがある」としたということ。

 ピケティ氏のトランプ関税批判は、今さまざまな方向から寄せられている「批判」のひとつとして注目すべきだろうが、現に今、トランプ氏はハーヴァード大学など教育界への締め付けを強化しようとしていて、まさにピケティ氏の語ることの「真逆」をやろうとしているわけだ。ピケティ氏は「将来的にドルを使わない貿易につながる可能性もある」と語っていて、トランプ氏の愚策によって、世界でのアメリカのヘゲモニーはグンと低下することだろう。そのときにどこが世界を制するのか、そのことに追従するのではなく、しかと見据えた行動が日本に求められると思うな。