ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-11-27(Wed)

 先日、のどの具合はすっかり良くなったと書いたのだけれども、ところがそれが昨夜、寝ていて突然にはげしい咳がつづき、なかなか止まらないなどということになってしまった。朝になって目覚めるとのどに痰がたまってもいたし、なんだ、「すっかり良くなった」なんてとても言えないじゃないか。昼間とか起きているときにはまったく症状も出ないのだけれども、夜に寝ていると具合が悪くなるみたいだ。

 それで昨夜は雨も降って荒れた天気になったようだけれども、今日は朝から晴れていいお天気になった。テレビでは今日は暖かくなり、東京では20℃を越えるだろうと言っていた。おそらくは今年最後の20℃越えの日になるんだろう。
 「それでは」と午前中に洗濯をし、午後は明るいうちに風呂に入った。なかなかに気分のいい一日だ。

 昨日「すっごい健康ですよ」と言われてわたしもいい気分のニェネントくん。ふだん夕食にネコ缶の上に「ネコ用のカニカマ」か「ネコ用のかつおぶし」を日替わりでトッピングしてあげているのだけれども、今日は「ネコ用のかつおぶし」のトッピングの番。ネコ皿に準備してあげてるときから、わたしの足元でぐるぐる回って「早くちょうだい! 早くちょうだい!」と大騒ぎのニェネントくんだが、今日そんな夕食を出してあげて、食べているところをじっくり観察してみると、なんと、「かつおぶし」は避けて「ネコ缶」の魚肉にまずかぶりついているのだった。
 わたしはいつも食べ終わったあとのネコ皿を見て、舐めたようにきれいになってるから、「ネコ缶」も「ネコ用のかつおぶし」もどちらも大好きなんだろうと思い込んでいたけれども、いやいや、実のところ「ネコ用のかつおぶし」はそ~んなに好きではないのかもしれないな、などと今さらに思うのだった。 「かつおぶし」は別に「栄養がある」わけでもないし、逆に「ネコ用」とはいえども塩分に注意しなければならなかったりする。これからは「かつおぶし」はやめて、毎日「ネコ用のカニカマ」にした方がいいかもしれない(「ネコ用のカニカマ」も、そんなに好きじゃなかったりして)。

 写真は、日曜日にウチの近くにいたけっこうデカいカマキリくん。季節も秋なものだから体の色も茶色をしているのだろうか。なんだか、こういう大きなカマキリを目にすると、お腹の中にはハリガネムシが寄生しているのかな、などと思ってしまうが。

     

 さて、最近のニュースを読んでいると、例の「兵庫県知事選挙」にも絡んで、「テレビや新聞は本当のことを伝えていない」と、そのような媒体を「オールドメディア」と呼んで批判する論調が増えていたみたいだ。
 そりゃあある意味「その通り」だろうと思う。わたしなどの世代でも昔は「テレビを見ても本当に起きていることを知ることはできない」とのメディア批判があったのだ。ただ、今の時代はそんな「オールドメディア」の代わりに「YouTube」だとか「X(Twitter)」その他のいわゆる「SNS」が出てくるわけで、それがまさに「大きな問題」だろうし、前に書いたように「社会の分断をあおる」機能を果たしているだろう。
 けっきょく、「オールドメディア」は信用できないとしても、その代わりに「SNS」を通じて知るのは「フェイクニュース」だったりするわけだ。

 今回の「兵庫県知事選挙」の問題だけではなく、以前から継続している「川口のクルド人」問題ということでも、SNSは「クルド人排斥」への大きなはたらきをしているだろう。あげくはそれを読んだ人は川口市まで出かけて行ってクルド人への「ヘイト・デモ」に参加したりもする。先日ようやっと、さいたま地裁は在日クルド人を侮辱するデモなどを(区域を定めて)禁じる仮処分を下した。それでも今でも「X(Twitter)」には「クルド人を 殺す」などという「脅迫罪」に値する書き込みが行われている。
 このことは川崎での在日コリアンへの差別行動が、川崎市でのデモを禁止されたために対象をクルド人に変えて引き継がれているとの分析もある。
 むかし、そんな在日コリアンへのSNSに書き込まれた差別投稿を信じ込み、「在日コリアンの存在を悪と思って」韓国人に暴行を加えた人物が逮捕されたとの報道があったけれども、いずれクルド人に対して暴力行為がじっさいに行われないとも限らない状態だと思う。
 けっきょく、「オールドメディア」の代わりに「SNS」に書かれたことを信用するというのは、こういうことなのだ。まずは「SNS」というものに接するためのリテラシーが要求されるだろう。さもなければ、さらに社会は分断されてしまうことだろう。