ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-11-02(Sat)

 今朝も夢をみて目覚めた。その夢の内容を文章にするのはややっこしいし、うまく人に伝わるように書ける自信もないけれども、ただひとつ、その夢の中に出てきた鳥のことは書いておきたい。
 地面に降りていたその鳥は大きさも外見もスズメのように見えたのだけれども、口が大きくってクチバシがなく、夢のなかでわたしは「カエルみたいだなあ」と思っていた。そしてその鳥がはばたいたとき、その鳥の羽根は黒い薄い膜で、折りたたまれた部分が拡がるとその部分は鮮やかな赤い色をしていたのだった。飛ぶ姿はまるでコウモリで、それを見ていたわたしは「スズメとカエルとコウモリが合体したみたいだ!」と思っているのだった。夢のなかのあの鳥のイメージは強烈で、目覚めてその夢を思い出したわたしは「あの不思議な鳥のことはきっと忘れることはないだろうな」と思うのだった。

 今日は土曜日で、朝はピーター・バラカン氏のナヴィゲートの「ウィークエンド サンシャイン」を聴くことからはじまる。この日は先日過去の貴重なセッション/ライヴ音源を集めたボックス盤がリリースされたジョニ・ミッチェルの特集だった。とても聴きごたえのある特集ではあった。
 今週はグレイトフル・デッドの創立ベーシストのフィル・レッシュが亡くなられたのだったが、おそらくは来週かそのあとに必ず、彼の(グレイトフル・デッドの)特集が組まれることだろう。
 フィル・レッシュはわたしの大好きだったミュージシャン、ベーシストだったけれども、彼はそもそも大学でルチアーノ・ベリオに師事し、同級生にはスティーヴ・ライヒもいたという「現代音楽」の人で、それがジェリー・ガルシアと出会って初めてベースを弾くようになったのだ。
 だから彼のベースはその他数多のベーシストの音とはちょっと異なっていたと思うし、特にグレイトフル・デッドお得意のライヴでのインプロヴィゼーションで、彼の素晴らしさは堪能できると思うのだ。
 わたしも久々に「ウィークエンド サンシャイン」にリクエストを出そうかとも思ったけれども、どの曲をリクエストしようかと迷うのだ。いろいろあるけれどもやっぱり、ライヴの「Dark Star」かなあ。

 さて今日は、またとなり駅の映画館へ出かけ、フレデリック・ワイズマン監督の『チチカット・フォーリーズ』を観る予定でいる。
 この名作は以前いちど観ているのだけれども、例の記憶障害もあって、これっぽっちも記憶していない。しかしやっぱりワイズマン監督のスタート地点のこの作品、「どんな作品だったかわからないでいるわけにはいかない」と思い、また観に行くのだ。
 この日は台風くずれの温帯低気圧が西日本から東日本へと縦断するみたいで、このあたりもちょうどその映画の上映時間に合わせたように雨が激しくなるという予報。「まいったな」と思うけれども、映画館はとなり駅からほとんど外に出なくっても行けるわけだし、ウチから最寄り駅まで行くのに支障なければ大丈夫だろうと思うことにした。

 観る映画の上映は3時15分からなので、ニェネントくんの夕食時間を1時間ほど早くしてもらってから、2時半ぐらいに家を出た。ビニール傘ではない「ちゃんとした傘」を持って出かけたが、出かける時間にはまったく雨は降っていなかった。
 映画館に到着して上映スクリーン室に入ると、お客さんは20人ぐらいか。むむ、先日の『五香宮の猫』より多いではないか。「どうしてだろう」と、考えてしまった。

 映画が終わってだいたい5時。「夕食はお弁当を買って帰ろう」と、またとなりのスーパーへ立ち寄って、「焼鳥丼」っつう激安のお弁当を買って帰った。この時間になるとさすがに雨が降り始めていたけれども、そんなに強い雨ではなかったので良かった。
 帰路、いつも通る跨線橋の上から駅の方を撮ってみたけれども、デジカメの「夜景モード」で撮ったらけっこうキレイに撮れたようなので、「この日の一枚」はその写真。

     

 帰宅して、買って帰ったお弁当はご飯の上に焼鳥が乗っかってるだけの大ざっぱな弁当だったので、またブロッコリーをゆでて付け合わせのサラダにした。食べ始めるとニェネントくんがやって来て、「何かわたしにもくれないかな~」という様子だった。「どうかな~?」と思いながら鶏肉を取ってあげたけれども、やっぱり「これは食べられないね」と、口をつけないのだった。
 テレビを見ていると、関東の激しい雨はこのあたりよりも南側で移動したようで、西日本のような豪雨にはならなかったのだった。温帯低気圧の進路がちょっとずれていれば、このあたりだって豪雨に見舞われていたのかもしれない。ラッキーだったか。