今年の「セミ」の季節もそろそろおしまいになるだろう。今近づいている台風のせいでこのあたりにも雨が降ったらば、それでもうセミの鳴き声も聴かれなくなるのではないかと思う。
「今年はセミの写真は撮れなかったなあ」と思っていたが、先日東のスーパーへ買い物に出かけたとき、ようやっとサクラの樹にとまって鳴いているセミの写真を撮れたのだった。
ほとんど保護色になっているというか、樹皮の中にセミが紛れてしまっていて、「どこにいるのかわからない」かも知れないが。

相変わらず、スーパーの店頭などからは「白米」の姿は消えたままで、このところはテレビの報道番組でも話題になっている。「こういうときAmazonとかではどうなんだろう?」と見てみると、5キロの白米で4000円ぐらいもするわけで、安いときの倍以上の価格になっている。もうじき、8月に稲刈りを終えた「新米」が流通するようになり、「品薄」は解消されるというけれども、どうもその価格は平年並みに戻らないのではないかという話。ウチの白米は9月いっぱい分ぐらいあるのでは?とは思っているけれども、そのストックがなくなって新しく買おうとするとき、いったいどのくらいの値段になっているのか、今からちょびっと怖いのだ。
政府は「備蓄米」を放出すべきだという声があるが、「いやいや実行されるまでに時間がかかるから、備蓄米が出回る頃には新米も出回ってるよ」という。しかし、価格を安定させるためにも、「備蓄米の放出」は実行すべきではないかと思う。
さて、今いちばん気になる「台風10号」の進路だけれども、まずは午前8時頃に台風は九州に上陸し、その速度も遅いものでこの日はいちにち、熊本から大分へと移動するぐらいのものだった。そのあとの「予報」としては明日いちにちかけて四国、もしくは四国付近を東へ進むのだけれども、それが31日から9月1日にかけて、紀伊水道あたりでほとんど停滞してしまい、その後どう進むのかは予想もつかないらしい。じっさい、午後2時から始まる、わたしがよく見るニュースショー番組では、この日はもう番組ほぼすべてを使って「台風10号」はどこへ行くか?みたいなことばかり語っているのだった。
しかし、「現地中継」などを見ていても、その台風の中心近くもそこまでの「暴風雨」という感じではなく、「なんだ、大型台風というわけでもなかったな」などとは思うのだ。それで「雨雲レーダー図」とかを見せられると、台風の近くだけでなく、東海地域にも南関東にもそういう「雨」の地域はあるわけで、時間ごとの連続レーダー図を見ても、いわゆる「線状降水帯」なのではないかと思えるのだ。
そうすると、もう番組の司会者も気象予報士も、「どこへ行くかわからない」台風の行き先を予測したりするんじゃなく、じっさい問題としてわたしたち視聴者にはもう「ウチの近くは豪雨になるのかよ?」みたいな関心がいちばんなのだから、その「雨雲レーダー図」をもっと分析して、たとえば東京あたりはこれからど~なるのか、また夕方に大雨になったりするおそれはどのくらいあるのかとか、そ~ゆうことこそをもっと掘り下げて進行させてほしいとは思うのだった。じっさい、番組で見せてくれた「雨雲レーダー図」では、このあたりだってこれから雨になりそうなのだから。
だいたいこの番組、最近はほとんど「気象予報番組」みたいになっていて、始まってから1時間ぐらいはいつも、国内の気象状況の話ばっかしをやるのだ。この夏はずっと「猛暑」の話ばっかりで、「この暑さはいつまで続くのでしょうね」てな話を毎日1時間ぐらいやり、このあいだの「台風7号」接近のときからは、もう毎日毎日「台風」の話ば~っかしなのだ。それでけっきょく話されることは「そういう情報を聞きたかったのだ」というものではないのだ。
などと思っていたら、薄暗くなってきた頃についに、このあたりも雨が降り始めたのだった。
さてわたしは、この日の夕食には「肉じゃが」をつくろうと奮闘したのだった。「カレー」と並んで「肉じゃが」はいちどに大量につくれるし、レシピもけっこうかんたんな料理なわけだ(材料もじゃがいも、タマネギ、ニンジンと、ほとんど共通している)。
ちゃっちゃっと豚肉、タマネギ、ニンジン、じゃがいもとをかんたんに炒め、醤油だとか味醂だとかそのほか秘密の調味料を加えて、グツグツと煮込むのだ。ま、「ほっとけば出来る」という点でも「カレー」と似ているが。
「失敗することがない」のも「肉じゃが」の美点で、この日も美味しい「肉じゃが」がいっぱいつくれた。今日の夕食、そして明日の昼食も夕食もまかない切れることだろう。