ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-23(Tue)

 朝から雨が降り、一日雨の降り続く日になったが、気温も上がらず、昨日までは家でも半袖シャツ一枚で過ごしていたけれどもそれでは寒すぎ、長袖トレーナーに着替えるのだった。

 ニェネントくんのダイエット作戦後、いくらか効果があっただろうかと、ニェネントくんに先日買った体重計に乗ってもらったが、この日は5190グラムだった。
 先週土曜日には5320グラムだったから、3日間で130グラム減量出来たのかと思う。まあ130グラムぐらいはちょっとした体調やタイミングで変わってしまうだろうから、「ダイエット成功だね!」とはまだ言えないだろうけれども、今のところはイイ感じだと思う。

     

 実はわたしは、昨日「ふるさと公園」へ歩いたときに、「どうだろう」と紙パックの日本酒を買って帰ったのだった。昔はけっこう買って飲んでいた日本酒だったけれども、これが飲んでみると何が美味しいのかまるでわからない。
 長くウィスキーばかり飲んでいたので、こういう日本酒の味を受け付けなくなったのかもしれないし、またはしばらくの「禁酒」のおかげでアルコール一般への嗜好性がなくなったのかもしれない。とにかく、単に「美味しさがわからない」以上に、体調まで若干おかしくなってしまった。よっぽど残っている酒をぜ~んぶ捨ててしまおうかとも思ったが、実は捨てないで部屋の隅にまだ放ったらかしてある。もうアルコールともタバコともおさらばしたい。

 テレビを見ていると、もう「G7広島サミット」関係の報道はひとまず終わってしまっていて、今はまた先日の歌舞伎役者一家の心中(?)事件の話と、プロ野球選手の「書類送検」の話ばかりになってしまった。わたしはこの事件の真相を暴くのはテレビとかの報道の役目ではなく、もうちょっと警察の捜査が進まない限り「憶測」の域を出ないと思うから、そういうところで人が何と言おうと「うわさ話」みたいなもので、興味はない。

 「G7広島サミット」に関しては、やはり中国がカチンと来たようで、中国の外務省次官が北京駐在の日本の大使を呼び、「日本はG7の議長国として関係国とともに中国を中傷、攻撃し、内政に乱暴に干渉しており、中国の主権や安全、それに発展の利益を損なっている」と抗議したらしい。しかし日本の大使は大使は中国側の申し入れに対し、「中国が行動を改めないかぎり、これまで同様にG7として共通の懸念事項に言及するのは当然のことであり、将来も変わらないだろう。まずは中国側が前向きな対応を行うべきだ」と反論したという。
 中国はつまり、「台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認する」「中国の人権状況について懸念を表明し続ける」などを例によって「内政干渉」と反撥しているのだが、ひとつに中国が台湾問題を平和裏に解決するとは考えられないし、それは客観的にみれば「侵略」というかたちで進行するおそれがあるし、「中国の人権問題」を「内政問題」として他国の意見を「うざったく」思うなら、新疆地区での多くのイスラム教徒のウイグル族や、その他の少数民族に対する虐待に「他国は口出しするな」と言っていることになる。しかし、中国は新疆の収容所に100万人ものウィグル族を拘束していると言われているのだ。
 そうであれば、中国は国連や世界各国が望む「人権・民主主義」というものは無視するという根拠、理念を語るべきであろう。さもなければ中国は「理念なき国家」ということになるだろう。この国が追及するはずの「理想的な共産主義国家」というものはどういうものなのか。
 このことは日本でも、「Yahoo!News」のいわゆる「ヤフコメ」などを読んでいても、これが日本人の多数の意見だとしたら、「ヤバい国だ」とは思う。特に今は「LGBTQ問題」「入管法改定問題」が話題になることも多いが、そういう「人権・民主主義」をなおざりにし、無視する意見、コメントがあまりに多い。ここでも「国連の勧告」を「内政干渉」というコメントもあり、中国と変わるところはない。政府の政策に疑問を呈する報道は「反日メディア」と排撃され、「日本には野党は必要ない」という意見も定期的にあらわれる。どうやら思想統制を徹底する自民党政府の一党独裁国家を理想としているようで、つまりそれは「反共独裁国家」を目指しているようではある。

 この日は昨日黒沢清の作品を観たもので、今までなぜか観ないでいた『カリスマ』を観た(昔観たことはあるはずだが、何も憶えていることはない)。いろいろと興味深い作品ではあった。