ずいぶん久しぶりに、夜みた夢を目覚めたあとも記憶していた。その夢でわたしは、ビルの４階にある飲み屋で、多くの知り合いらと酒を飲んで雑談している。夜に飲んでいたはずなのがいつしか夜が明けてしまったようで、ビルの外は明るくなってしまっていた。それで警備の人がビルの下に来て、「まだビルの中に人が残っているのか」チェックしようとしているようだ。わたしたちは窓から顔を出し、下に向かって「４階に人がいるよ！」と声をかける。同じフロアのわたしたちの右の方にある窓からもやはり人が顔を出し、下に向かって「いるよ！」と声をあげている。
その４階の窓から下を見ると、ちょうど真下にいる警備の人たちのうしろに路地が見え、わたしはその路地の奥の居酒屋へ以前に行ったことがあるのを思い出す。そしてその居酒屋で、当時名の知られていた「カルトな文化人」の娘さんが来られていて、わたしはその娘さんと雑談をしていたことを思い出した。実はそのときその「カルトな文化人」の方は火事か何かの事故に遭われ、安否が不明になっていたのだったが、その娘さんの話では外に出て来ないだけで元気だということだった。
わたしはそういう、窓の外を見て思い出した話を、その４階で飲んでいる仲間に話したりしている。
夢の中の情景は、やはりわたしがいつも見るような夢に共通する独特の雰囲気があり、それはやはり「昭和」という空気感なのだろうか、とは思う。
今日も気温が上がり昼には20℃を超え、もうすっかり「春」という陽気になっている。これで今年の桜の開花も早まるだろうとテレビでも言っていた。でも来週にはこの暖かさも少し落ち着いて、平年並みの気温になるらしい。
わたしは今日は家に引きこもり、一歩も外に出なかったが、それでも部屋の中も暖かく、いつもより薄着で過ごした。
ニェネントくんも暖かくなったからか、この日はずっと和室のネコ用クッションの上で寝転がってばかりいた。それでわたしが和室に行くと、「わたしがひとりで休んでるんだから邪魔しないでよ！」って感じで逃げ出し、それがキャットタワーの上にいちどジャンプし、さらにそこからクローゼットの上に跳び上がってわたしを避けるのだ。そんなにわたしから逃げなくってもいいだろうに。
今日の食事はぜんぶ、きのう仕込んだ「おでん」ですませたが、ちょっと煮過ぎたか、揚げ物系統が煮崩れてしまってぐちゃぐちゃっぽくなってしまった。味もイマイチではあったか。
今日も何か映画を観ようと思ったが、もう「すぐに観たい映画」というのが、なかなかに見つからなくなってしまった。やっぱりそういうのでは「U-NEXT」のラインアップはすごかったなあ、とは思う。
「何を観ようか」といろいろと探し、まだ半年前に日本公開されたばかりだった映画、珍しいアイスランド映画の『LAMB/ラム』を観ることにした。スウェーデンの女優ノオミ・ラパスが総製作・主演した作品だったが、かなり面白い作品だった。おそらくは、見返すたびに違った解釈になりそうな作品だ。
夜、ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）の件でテレビとかはもう先週あたりから大騒ぎしていたのだけれども、それが今夜から日本でも予選ラウンドが開始される。あんまり皆が騒いでいるので「わたしもちょびっと見てみようか」と、日本対中国戦を３回ぐらいまで見た。中国のピッチャーが四球を連発したのだけれども、日本は「押し出し四球」で１点取っただけで、タイムリーが出ずに攻めあぐんでいた。最終的には８-１と大差がついたようだったが。
