ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-03-08(Wed)

 2月の支出決算をした。2月はわたしもニェネントくんも大病を患わなかったし、大きな買い物もしなかった。その上に飲んでいたウィスキー量はめっちゃ減ったし、後半にはタバコも買わなくなった。おかげで今までにない「低支出」というのか、家賃、水道光熱費もぜ~んぶ足しても十万円以下の支出ではあった。おっと、住まいの賃貸の「新規更新」があったので、それを入れると十万は超えてしまうが。

 今日は午前中に、いつも行く東のスーパーのちょっと北にあるショッピングモールの中のスーパーに買い物に行ってみた。この日は気温が上がって4月並みの陽気になり、わたしもいつものセーターよりは薄手のセーターにして出かけたのだけれども、それでもやっぱり「暑い」という感じで、帰宅したときには汗っぽい感じだった。
 それで今日行ったスーパーだが、期待した玉子も安くはなかったし、野菜も全体に高め。ニラがちょっとだけ安かったのでその他「おでんの具になりそうなもの」と合わせて買って帰ったが、歩く距離に比べて「お得感」はあまりないなあ、とは思った。

     

 ニラを買ったので昼食はまた「レバニラ炒め」。それで夕食にようやく「おでん」ということになった。全体にけっこうな分量になり、しかも煮込むと練り物類は膨張してしまうので、鍋の中はすごいことになってしまった。これで今日の夕食と、明日の食事はみんな「おでん」となるであろう。

 今日も「Amazon Prime Video」で何か観ようとチェックしてみたが、まったく知らない監督の『変身』がアップされていて、それでその作品がこの11日で視聴出来なくなるらしいので、「どんなんだか観てみよう」と観てみた。
 カフカの『変身』の映像化というのはいくつかあるようで、Wikipediaでチェックして「いちばん古い」ものは、ヤン・ニェメツ監督によるテレビ映画(1975)みたいだが、このヤン・ニェメツという人、わたしが高校時代に観た『夜のダイヤモンド』というチェコ映画の監督さんだった。もう『夜のダイヤモンド』の内容など忘れてしまったが、何か強いインパクトを与えられた作品だったという記憶はある。また観てみたいし、このヤン・ニェメツ版の『変身』も観てみたいな。
 日本でDVDが出ているものでは、ワレーリイ・フォーキン監督の『変身』がけっこう有名で、わたしもひょっとしたらこのワレーリイ・フォーキン版はむかし観たことあったんじゃないかと思うのだが、「素」の人間の姿の役者さんが、「動作」として「虫」であることを表現していて、これは「ダンス/パフォーマンス」のジャンルでも評価されていたのではなかったかと思う。

 今日観た『変身』は、そういうところではグレゴール・ザムザはばっちりとCGの「虫」として登場し、ちょっとびっくりするが、「リアリズム」を目指した演出ではなかったし、ストレートにカフカの世界へと入って行けた気がした。実はザムザが絶命するところでは、不覚にも涙がこぼれてしまった。意外と、わたしにとっては「拾い物」だったかな。