ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-14(Tue)

 このところ、けっこう毎夜のように夢をみているのだが、いちどベッドの中で目覚め、「面白い夢をみたなあ」と夢のことを記憶しているのだけれども、それがもういちど寝てしまうと、次に目覚めたときにはもう夢のことはすっかり忘れてしまっていて、ぼんやりと「夢をみていたなあ」という記憶しか残っていない。
 それでも、日中とかふとしたときに頭の中にはっきりしないイメージがよぎるときがあり、そのイメージはみていた夢の断片だったように思うことになる。そしてそのイメージもすぐに消えてしまって、どんなイメージだったのかもわからなくなってしまう。それでもう、夜にみていた夢はすっかり消え去ってしまうことになる。
 思うのだが、そんな「忘れ去られた夢」というものも、脳髄のどこかには記録されているものなのだろうか。脳の記憶容量というのはどのくらいあるのだろうか。ときどきフッと、ずいぶんと過去の思い出すこともなかった記憶がよみがえって来ることがあり、「なんでそんなことを覚えていたのだろう」と思うことがある。
 人生の何十年もの体験のすべては、ただあとで思い出せないだけで、どんな小さな体験もどこかに記録されているのだろうか。わたしの場合は大きな記憶障害があり、たくさんのことを忘却してしまっているのだけれども、そういう「思い出せない過去のこと」「思い出せない本の内容」「思い出せない映画のストーリー」も、実は脳のどこかには記録されていて、「思い出すための回路」が切れてしまっただけなのだろうか? そんなことを考えた。

 今日は火曜日で、北のスーパーでの「玉子の特売日」。とにかく98円(税抜き)で買えるのだから、このところ毎週のように玉子を買ってしまう。それだけ玉子を使った料理をつくることも多くなった。玉子を使う必要もない料理にも、つい使ってしまったりもする。これは逆に「浪費」なのかとも思うが。
 そのスーパーへ行く道で、ハクセキレイに出会った。場所も違うので、いつもウチの近くにいるハクセキレイとは違うコだろう。後ろ姿を撮影出来た。

     

 急にコロッケが食べたくなり、ずいぶんと久しぶりに買った。2個で160円ぐらい、1個80円だがずいぶんと高いような気がする。むかしは1個20円とか30円で買っていた記憶があるのだが。
 夕食にそのコロッケを食べた。今はいっぱいあるキャベツを刻み、トマトとゆで玉子といっしょに添えたが、こういうサラダっぽいものをつくったのも久しぶりだ。少しヘルシーな気分になる。

 この日は「U-NEXT」でまずはサイコスリラー映画の古典『血を吸うカメラ』を観て、そのあとコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』を観た。
 コーエン兄弟の作品は、過去には逃さずにだいたいすべての作品を映画館で観ていたのだが、なぜかこの『トゥルー・グリット』からは観ていないのだった。「どうしてだろう?」とは思ったが、どうやらわたしは2010年あたりから、映画館に通うことがめっきり少なくなってしまったようだ。それはひょっとしたら、さいしょに「側頭葉てんかん」の発作を起こした頃なのかもしれない。どちらにせよ、仮に観ていたとしても、今ではその内容も記憶していないことだろうけれども。

 それで今、となりの駅の映画館では、前に「観たい」と思っていた『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』という作品がかかっていて、「観に行きたいな!」とは思っている。来週いっぱいまでの上映だけれども、上映時間では今週中の方がわたしには行きやすい。
 もしも映画館で映画を観れば、去年の10月以来、4ヶ月ぶりの映画館になる。なぜともなく、ちょっとこわい気がする。

 長いこと読んでいた『物語 世界動物史』を、ようやっと、ついに読み終えた。これからはペースを上げてもっと本を読みたいのだが、今は家でも映画ばかり観ているからなあ。
 「次は何の本を読もうか?」と考えるのだが、読み終えた動物の話が面白かったので、また「動物」の本として、『ネコの行動学』という本を読もうかと思う。この本は「ネコ学」を徹底した名著で、「ネコはかわいい」とかいう本ではなく、科学的にネコの行動を調査した本。なかなか内容の重たい本で、実はわたしはいちど、この本を途中まで読んで挫折した経験がある。今度は読み通したい。