夢を見た。ただその夢には人物はまるで登場せず、夢を見ているわたしはただ、夢の中のパソコンのディスプレイのテキストを読むだけであり、「夢を見た」というより「夢を読んだ」という方が正しいのかもしれない。
夢はFacebookか何かのわたしの書き込みに対しての、「誰だかは判らない人物」によるコメント、もしくはメッセージみたいな文章だった。そのコメントの中で書いた人は「見ていたら自分の知っている人物と同じ名前の人が書き込みをしていたので、きっとそれがわたしの知っている方だと思い、こうやってコメントを書きます」ということで始まるのだけれども、その人物はわたしの持っていたボールペンをわたしが忘れてしまったので、以後そのボールペンを使っているという。その人物はそのボールペンを返そうと思い、わたしが前に住んでいた茨城の建物へと私を訪ねて行ったという。もちろんわたしはもう転居してしまってそこにはいなかったのだが、その人物はあれこれと近所のおばさんと話をしたのだという。「2階に住んでいたおじさんにその後どんな運命が待ち構えていたか、あなたに話して聞かせられたらいいな、などと思います」というところで、その書き込みは終わっていた。
わたしには、この「夢」が何を意味しているのかはわからない。「2階のおじさん」というのは、わたしがまだそこに住んでいたときに火事を出し(わたしが「第一発見者」だった)、その火事で焼死してしまわれたのだったし、その火事のせいでわたしは転居を余儀なくされてしまったのだった。
今日は、その茨城の家に出入りしていたニェネントのお母さん、ミイの12回目の命日だった。わたしの中でミイの記憶もだんだんに薄れてきている気がするが、やはりわたしの部屋の中で息を引き取ったミイのことを思うと、今でも涙があふれてくる。
ミイを撮った写真は本当に数少なく、またそのとき持っていたカメラもおもちゃみたいなものだったし、「ミイ」というといつもいつも、おんなじ写真を使いまわしてしまう。
ニェネントは、このところ寒くなってきたので、朝起きて朝食を食べたあとはしばらくわたしのことをウォッチングしているのだが、じきに和室の方に引きこもってしまい、「どうしてるのかな?」と見に行くと、わたしの使っている布団の中にもぐり込んで寝ているのだった。そろそろ電気ストーブを出す頃だろうか。
わたしは今日こそ「失業給付」の受給手続きのために市役所に行こうかと思っていたのだが、今日もまた、いつ雨が降り出すかわからないような天候だったし、また先延ばししてしまった。
それで今日もだらけた一日になり、昼食はまたインスタントラーメンですませた。それで3時ごろにお腹が空き、パンをトーストして食べたらこんどは満腹になってしまい、「夕食は抜こうか?」と思ったのだが、それでは夜中に空腹をおぼえそうなので、インスタントの焼きそばをつくった。
昨日もこの焼そばをつくったのだったが、何だか麺が硬く思えたので、昨日思ったように今日は水加減を多くしてつくってみた。袋に書かれている水の量より1割ぐらい多めの水でつくったのだが、やはり水を多くした方が麺もやわらかくなり、おいしかったと思う。まだもうちょっと水を多くしてもOKだろうと思う。
焼そばを食べたあと、DVDでまたコーエン兄弟の作品、『ミラーズ・クロッシング』を観てから寝た。『ミラーズ・クロッシング』は憶えているところもいろいろあったが、全体のストーリーの流れはやはり憶えてはいなかった。