ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-10-26(Wed)

 しかし、先週の月曜日から火曜日にかけての記憶がまったく残っていない。だからこそわたしの「側頭葉てんかん」の発作だったのだけれども、ケータイ充電用のUSBケーブルがどこかへ行ってしまい、買い直したことは前に書いたし、毎日つけている「収支決算(家計簿)」もどこかに消え失せてしまった。まあそのうちにリヴィングの机のまわりとか、いやいや、部屋中すべて清掃しなくってはならないと思う。

 わたし自身の体調はすっかり良くなったと思う。行動意欲もあるし、食欲もある。ただ、たいていの食物が「おいしくないだろう」と思ってしまって食べる気がしないのは、別の言い方をしたら「食欲がない」ということなのかもしれない。

 今日もニェネントくんがわたしに寄って来てわたしを元気づけてくれるので、抱き上げて至近距離で写真を撮ってあげた。先月ぐらいまではまだ鼻筋に黒いシミが残っていたのだけれども、もうすっかりきれいに消えてしまった。

     

 ニェネントくんは「ラグドール」の血をひいているはずなのだけれども、ラグドール種のように眼は青くなく、グレーではある(ラグドール種に比べて毛足も短くて、手入れが楽である)。これが夜の光でニェネントくんをみると、その瞳は明るい茶色をしているのだ。

 今日は午後から昨日聞いたように、辞めさせられた前の職場の近くの「労働基準監督署」へ行くのである。おとといの月曜日にまずはとなり駅の「労働基準監督署」へ行っていれば、昨日まで通勤定期券が有効だったから交通費はかからなかったのに、その一日の差で千円以上の交通費がかかってしまうのだった。やはり「勤勉」に行動すべきだった。

 その「労働基準監督署」へ行って、しばらく話をしたのだが、正確なわたしの勤務地を聞かれて答えるとそれはギリギリ「新宿区」で、この千代田区とかの「労働基準監督署」の管轄ではないのだった。
 新宿の「労働基準監督署」は高田馬場にあり、JRに乗って高田馬場へ行く。むかしは(CDとか買いに)ちょくちょく訪れていたスポットだけれども、おそらくは訪れるのは20年ぶりぐらいのことではないかと思う。歩いていてそのビルの名前とかで「ああ、ココによく通った<CDショップ>があったはず」というところを通ったが、もうそのビルに<CDショップ>などやっていないのだった。

     

 「労働基準監督署」到着。ここでは「わたしの勤務地の住所」のことなど、まったく聞かれなかった。「なんだかな~」という気はした。
 もちろん、一回の「無断欠勤」で解雇というのは「不当」なのだが、わたしもいろいろ資料は持って行った方がいいだろうと、ウチにあった雇用先の「雇用契約書」も持って行っていて、それも見せた。その「雇用契約書」の雇用契約期間が「今年いっぱい」というか、「2022年12月31日」までだったのだけれども、担当の方は「あなた、コレはこの雇用契約期間の賃金を請求出来ますね」というのであった。
 ‥‥それは意外というか、つまりこの11月と12月の分の給与を請求出来るという。そんな法外な額でもないし、まあ「妥当」といえば妥当なところだろうか。「復職」に関しての話はなく、まあ復職を望むならわたしの持って行き方によるわけだろうが、2ヶ月分の給与を交付されるのだったら、辞めちゃっても自分の中で納得は出来る気がする(これからの残り長い生活を、たった2ヶ月の給与交付でチャラにしていいのか?ということはあるが)。

 帰路に着き、自宅駅に着いたのは5時に近くなっていて、もうけっこう薄暗くなっていた。「野良ネコ通り」を歩くと、道路わきの駐車場の奥にミケのネコが丸くなっていた。初めて出会うネコだろうか。写真を撮ってみたが、もう暗くなっているのでしっかりブレてしまった。

     

 「野良ネコ通り」から鉄道をまたぐ跨線橋をわたると、その跨線橋の上から西の方角に「富士山」のシルエットが見えた。この日は雲ひとつ見えない快晴の日だったのだ。いつもは意識しないけれども、この跨線橋の上から富士山を見るのは初めてのことだ。

     

 帰宅して、夕食に買ってあった「肉まん」をレンジでチンして食べたのだが、食べているとその匂いがニェネントくんを刺激したのか、ニェネントくんがわたしの肉まんを食べている手元に寄って来て、わたしが手にしている肉まんをぺろぺろと舐めるのだった。普段だったら「ダメだよ! コレは人間の食べ物!」と追い払うのだけれども、今日は「まあいいや!」と、ニェネントくんとわたしとで、いっしょの肉まんを食べるのだった。