ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-08-10(Wed)

 今日も暑くなるようなので、昨日と同じくエアコンを29℃に設定して家を出た。
 しかし8月も「暑いなあ」とか言っているうちに10日になり、立秋の日も過ぎてしまった。季節的には「残暑」という時期になったわけだけれども、これからの残暑が長い。今は9月になってもギラギラと暑い日がつづくのが例年のこと。
 それでも、もう「セミ」とかの盛りの時期は過ぎようとしているのか、歩道を歩いているとよく、道ばたにセミが落ちてひっくり返っている姿が見られる。まだまだセミの鳴き声はウチのあたりでも勤め先のあたりでも盛んに聞かれるけれども、あれだけいっぱい鳴いた甲斐があって、無事に交尾とか出来て子孫を残せるだろうか。わたしは仏教徒とかではないけれども、そんなセミの姿を見て、ちょっと「成仏してちょうだい!」とか思う。
 まだまだ都会でも、今の季節はセミの鳴き声に満ちているわけだけれども、そのうちに都会のセミも激減して、夏にセミの鳴き声を聞くと「珍しいね」とか言われるようになるだろうか。

 今日はウチの近くで、なぜか電線にぶら下がったセミを見た。このセミは「アブラゼミ」だな。

     

 仕事を終えて部屋に戻ると、やはりニェネントくんは冷房の効いたリヴィングの奥でまどろんでいたようで、奥からリヴィングを横切ってわたしを出迎えにやって来た。
 エアコンの設定を28℃とかにしてあると、リヴィングではなく和室の押入れの中に避難しているというのは、28℃の設定だとちょっと「寒い」ということなのかしらん。29℃の設定が「ちょうどいいね!」ということなのだろうか。

 明日は「山の日」とかの祝日で休みなので、「明日の朝、早く起きなくっては」と考えることもないので、仕事を終えたときから「休み」モードの気分にはなっている。逆に、休みの日でも夕方になると「明日は仕事だから」と、もう休みも終わってしまった気分になる。まあ今週は、あさって一日仕事に出たらまた土日の休みだから、ちょっと気分は違うけれども。
 今、となり駅の映画館では「シャンタル・アケルマン映画祭」が継続中で、一週間ごとに上映作品が変わり、先週の土曜日からあさっての金曜日まで、3本目の『アンナの出会い』が上映中。今までの2本は上映の始まった土曜日にすぐに観に行ったのだったけれども、先週の土曜日はその前に新宿に『こちらあみ子』を観に行ったばかりだったのでパスした。今日か明日かあさってに、その『アンナの出会い』を観に行きたいと思っているのだが、今日はやめた。5本のうち1本ぐらい見逃してもしょうがないかという気もちもあるが、そういうことではいけない。やはり明日かあさってにはがんばって行きたいと思っている。

 テレビで、3時から「世界平和統一家庭連合(旧:統一教会)」の会長が記者会見をやっていた。先月、安倍元首相が射殺されたあとにも会見をやっていたのだけれども、そのときはまったくインパクトのない会見で、誰でもが想像できるような以上のことを語るわけではなかった。「では今日はどうなのか?」と興味を持って見てみたが、今回もバカみたいな内容だったと思う。
 メディアの報道のせいで会員・信者への暴力的な抑圧が強くなったと語り、おそらく信者らのためにも、このことこそを言いたかったのだろうが、「統一教会」からの名称の変更はずっと以前から考えられていたことで、実態を隠すための名称変更ではないこと、「霊感商法」などと言われることはやっていないこと、「合同結婚式」は無理強いしてやっているものではなく、その後の夫婦の離婚率は2パーセントにすぎず、一般社会での離婚率よりもはるかに低いものである、などということを自己防御で一方的に語るが、どれも「いとも簡単に反駁できる」ような話ばかりで、やはりこの会長は「無能」だと思う。「攻めよう」という意識がないのが痛い。

 一方、国内では「安倍元首相の国葬」への反対の声も強まっているというが、わたしはこの「反対論」「反対運動」にはいささか疑問もある。
 問題は漠然と考えて二つあって、ひとつは「国葬」というものを行うことの是非があって、わたしもこのポイントでの「疑問」ははっきりとしていただきたいとは思っている。
 もうひとつは、ただひたすら「安倍元首相」が「国葬」に値しないだろうというような論点なのだけれども、わたしはこのポイントで「反対運動」を行うことには疑問がある。
 事件後、実は安倍元首相はじっさいに「旧:統一教会」と強い結びつきがあったのではないかという疑念が大きくなっているわけだけれども、今は「旧:統一教会」と今の「自民党」との関係の究明にメディアも力を注いでいるようで、それはそれでいいだろうが、その根幹には「安倍元首相」と「旧:統一教会」との深い関係があるわけで、そっちをしっかりと究明して行けばまさに安倍元首相の祖父の代からの「闇」が暴かれ、実は安倍元首相は日本の「民主主義」を破壊しようとしていた人物であり、「国葬」なんてトンデモないことだという結論が自然と導き出されることだろう。
 つまりわたしが言いたいのは「思考回路」がおかしいということで、今いちばんに力を込めてやらなければならないのは、「安倍元首相」と「旧:統一教会」との関係を暴くことなのだ。このことをしっかりやれば、自ずから今の「自民党」と「旧:統一教会」との深い関係も暴かれるわけだし、「国葬」どうこうという問題の答えも出るのだ。

 「思考回路」がおかしいというのは、「安倍元首相の国葬の是非」という問題と、「自民党と旧:統一教会との関係の究明」とを別々に行おうとしていることなのだ。これは「一つの問題」なのであり、今のように「分断」したかたちで運動したってダメなのだ。メディアも、自称リベラルな連中も、そういうことに気づいていただきたい。