ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-07-31(Sun)

 今日は暑くなるということだったが、仕事は休みだから買い物さえ早く済ませて、エアコンを効かせた部屋にこもっていればしのげるだろうと思っていた。

 「買い物」と言っても、この日どうしても買っておきたいのは、明日から一週間の朝食になる「バナナ」だけのこと。この暑い日に無理して買い物に出るほどのこともないのに、とは思う。
 朝食代わりのバナナは、つまり月曜から金曜までの5日分、5本あればいいのだけれども、いつも買う安いバナナで、この日は「5本」のものがひとっつも残っていなかった。それではしょうがないと、この日は4本のバナナを2房買う。合計8本だ。来週まで持ち越せば、来週もまた4本のモノを買ってかまわないわけだ(以前のバナナは冷蔵庫とかで保存してもすぐに皮が真っ黒になってしまったものだったが、最近のバナナは保存してもそういうことにならず、けっこう長いあいだおいしく味わえる)。

 スーパーへの道を歩いても、カメラを向けて写真になるようなスポットがあるわけでもない。「何か撮っておこう」と、途中に国道をまたぐ歩道橋の上から、その国道を撮ってみた。

     

 正面に見える雑草の生えた空き地のところで工事が始まっているようで、あの空き地も開発されるのかもしれない。

 帰宅して、ゆで卵をつぶしてマヨネーズと混ぜ、ハムとチーズ、そしてレタスとトマトとをトーストした食パンに挟み、ちょっとボリュームのあるホットサンドをつくり、インスタントコーヒーに牛乳を沸かして入れ、昼食にした。

 午後から、実は先日CDを買ったもので、CDは和室のラジカセでしか聴けないので、ベッドに横になって聴いているうちに、予想通りにそのまま寝てしまった。
 それで目が覚めると、異様に暑かった。この和室にはニェネントくん用にキャットタワーが置いてあり、そのタワーの上から外が見れるように、いつもカーテンを少し開けてあるのだが、ちょうどそこからの陽光が、ベッドのわたしの寝ているあたりに射し込んでいる。和室にはエアコンはないし、「どうせしばらくは和室にこもるから」と、リヴィングのエアコンもスイッチを切っていた。おかげで室温もかなり上がっていただろうし、とにかくはわたしは外からの日光をまともに浴びていたわけだ。
 大量に汗をかいている感じもあり、「これはいけない」と起き上がろうとしたが、何だかフラフラする。足取りは、あの「ウッドストック」の舞台に立って「With a Little Help From My Friend」を歌い出そうとするジョー・コッカーみたいに「おぼつかない」。倒れそうによろめきながらリヴィングへ行きエアコンのスイッチを入れ、着ていたTシャツを脱ぐと、Tシャツはまるで水から引き上げたばかりのように、汗でぐっしょりになっていた。
 「これって、<熱中症>?」という感じだ。よく「室内で熱中症になり救急搬送された老人」のニュースなど読んだものだったが、わたしがまさにそういうことになってしまったか。
 熱はないようだったし、ドリンクを自分で飲もうとすれば自分で飲めたから、そこまで<重症>ではなかったのだろう。しかしそのあと、風呂に入ろうとして風呂を沸かしたのはまるで良くなかったようだ。今の暑い季節、風呂はおどろくほどあっという間に湧いてしまうのだ。「熱中症」のときは「水風呂」でもいいくらいだというのに、「ちょっと熱いね」てな風呂にしてしまった。まあ、さすがに「これは入らない方がイイな」と思って、水をガンガン入れてそんな湯をかぶるだけにしたが。

 しかし体調はよろしくなく、食欲もまるでない。ただひたすらペットボトルのカフェオレを、時を置かずにがぶ飲みする。「何か食べておかなくっては」とは思い、さっそく多めに買ってあったバナナが役立ってくれた。

 何もしないでぼんやりしていて、ようやく少し落ち着き、テレビで「香川照之の昆虫すごいZ」を見る。この日は「カブトムシ」と「オオムラサキ」の特集。
 わたしはちょうど十日ほど前、職場のそばで、でっかい丸々と太ったカブトムシの雌を見つけたばかりだったが、やっぱりこの日の「昆虫すごいZ」を見ても、あのカブトムシはデカかったなあと、改めて思うのだった。
 「オオムラサキ」も、ずいぶん昔に山梨だか長野だかの森林公園のようなところに行ったとき、「もう帰る」をいうギリギリの時間に、一羽のオオムラサキがわたしの近くに飛んで来たのを見たことがある。

 そんな「昆虫すごいZ」を見てわたしもけっこう元気が出て、またまたカフェオレのペットボトルをガブガブ飲んで寝るのだった。
 カフェオレの買い置きのペットボトルをけっこう飲んでしまったので、また買い足しておかなくってはならない。この暑い日々、わざわざ重たいペットボトルを買いに行って、汗をかいて持って帰るのも非合理だと思う。まとめて買って配達してもらう方がいいように、寝ながら考えるのだった。