ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-07-12(Tue)

 昨日は月曜日で、毎週のように「ふるさと公園」経由で帰宅したのだったが、もう、今の「ふるさと公園」では、水鳥の姿はまったく見られなくなってしまった。

     

 わずかに、芝生のところにドバトたちやムクドリたちのたむろしているのが見られるだけだ。

     

 最近は「野良ネコ通り」のネコの姿も目にしないし、昨日今日と、このあたりや勤め先の付近にけっこういるスズメも、まったく見当たらないのだった。
 自分がいかにこのところ、そんな野鳥やネコたちの姿を目にすることを楽しみにしていたか、よくわかったし、その姿が見られないといかに寂しく感じることか、よくわかった。

 「ふるさと公園」からの帰り道、カラスに出会った。「ハシブトカラス」だろう。普段あまり近くで見ないカラスだけれども、この日はけっこうわたしと近距離だった。見ているとかわいいのだが、ただ、カラスにあまり近づいてしまうと、カラスの虫の居所が悪かったりすると、攻撃されてしまったりもする。そういうところは「要注意」だ。

     

 今朝は家を出るときに天気予報を見て、「午後からは雨になるかも」ということで折りたたみ傘を持って出ようかと思ったのだけれども、予報では雨になるのは3時ぐらいみたいに言っているので、傘は置いて家を出た。

 仕事中に外を見ても、曇っているとはいえ、とても雨が降るような雲行きでもなかったのだけれども、仕事を終えて外に出るとずいぶんと雲の色が黒くなっていて、つまり「怪しい雲行き」ではあった。
 それで自宅駅に到着すると、ちょうどわたしの到着を待っていたように、細かい雨が降り始めた。まあ何とか傘がなくっても大丈夫な雨量だったけれども、ちょっと「イヤな気分」になった。相変わらず、「野良ネコ通り」にネコの姿は見られなかったし。

 ニェネントの「鼻すじ」の黒ずみ、けっこう目立つようになってしまっているけれども、「前にも同じ症状が出たことがあったな」とこの日記で調べたら、2年前の7月の末にも同じ状態になっていて、そのときはけっきょく駅の向こうの動物病院へ連れて行ったのだった。
 けっきょく「カビ」とかでもなく、以前アゴに出たのと同じ「皮膚炎」ということで、塗り薬を処方してもらったのだったが、担当の先生も「心配ないですよ」という感じだったし、今回はしばらく、このまんま様子を見てみようと思う(あのとき処方してもらった軟膏が、どこかに残っていればいいのだけれども)。

 安倍元首相が射殺された事件だが、昨日ちょこっと、安倍晋三氏の祖父の岸信介氏が「旧:統一教会」の文鮮明氏の協力で設立した「国際勝共連合」のことを書いたのだけれども、この「国際勝共連合」というものの「精神」、思っていた以上に今の「自民党」に大きくかぶさっているようだ。それは単に「共産主義の脅威から我が国を守る」という、わかりやすい目標からはみ出して、もちろん現在の「憲法改変」への動きにもかぶっているし、それ以外にも、「ジェンダーフリー」という男女の格差の是正にも反対し、「LGBTQ」への差別撤廃の動きにも抵抗しているわけで、もちろん「夫婦別姓」に反対しているのも彼らである。
 つまり、現在も延々と生きつづけている、「自民党」による前近代的な反動政策というものはみ~んな、この「国際勝共連合」の姿勢とかぶっているわけで、これはひょっとっしたら、「自民党員」というのはすべて「国際勝共連合」に加入しているのではないかと思ってしまう。
 このあたり、この日のテレビで多少その「岸信介氏と国際勝共連合」について語っている場面も目にしたが、つまり今の日本にまだまだ残っている「差別構造」の背後には、この「国際勝共連合」の存在が大きな影響をおよぼしているわけだ。これを機会に、このあたりの「差別構造」の根幹をしっかりと俎上に上げ、皆がその構造を把握できるようにするべきだろうと思う。期待してもいいだろうか。

 わたしのこの日の食事は、昨日つくってある「クリームシチュー」の残りを夕食で食べようと、昼食にはまだ残っていたブロッコリーを使って、サラダっぽいスパゲッティをつくったのだが、これがまたまたつくりすぎてしまって、完全に「2食分」になってしまった。半分は昼食で食べ、残りは夕食用に冷蔵庫にしまっておく。けっきょく、「クリームシチュー」はまた明日まで据え置き。

 寝るとき、ベッドの中でウンベルト・エーコの『薔薇の名前』をちらっと読む。その「序文」というか、エーコがその中世に書かれた原典を見つけた経緯、その後のさまざまな経緯(もちろん全部「フェイク」なのだが)など、あんまりにも楽しくって、読んでいて声を出して笑ってしまったりした。
 なかなか本文を読みだすと「難儀」なわけだけれども、この「序文」の部分だけを毎晩毎晩読み返す、というのも悪くないと思う。