ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-05-15(Sun)

 夢をみて、久しぶりにその夢の内容を記憶している。何から何まで記憶しているわけではないが、面白い夢だった。
 わたしはビルの高い階にあるオフィスで働いているのだが、終業時間が来る前にさっさと帰ろうとする(悪い奴だ)。エレヴェーターの前でエレヴェーターが来るのを待っていると、上司がやって来て、「何も言わずに帰るのか」と言われる。それでもなお、わたしは何も言わずにエレヴェーターに乗って帰るのだ(悪い奴だ)。
 駅へと歩き、家への電車に乗ろうとするのだけれども、その電車の駅の手前からは、電車と同じように定時に出航している船(水上バス)も出ている。電車の駅へ行こうと歩くと、ちょうどその水上バスが出るところで、水上バスに乗ってもとちゅうで乗り換えれば家に帰れると思い、その水上バスに乗る。
 船は昭和時代のものがそのまま今も運行しているような、ちょっと古びた内装で、小さな旅客機の中のような青いシートの座席が並んでいる。これは、先日ニュースで見た、知床で遭難沈没した観光船の海底での写真そのままではなかったかと思う。
 中央の通路をはさんで両側に2列ずつの座席はけっこう埋まっていて、いちばん端っこの、電車でいえば「優先席」のような座席に座る。
 わたしは持っている定期券がこの船でも有効だと思い込んでいたが、すぐに、この船用の紙のチケットを買っておかなければならなかったことに思い当たる。
 しかしいつしかわたしはその水上バスを降りていて(映画でいえば「ジャンプカット」だ)、どこともわからないような、昭和時代の乱雑に並んだ商業ビルのような建物のあいだの道を歩いていた。そんなところで夢から醒めたわけだが、こういう街並みもまた、わたしの記憶の奥の「原風景」なのだろうかとは思う。特に、軍艦のようにデコボコした、集合商業ビルのような建て物の雄姿(?)は忘れたくない。

 今日はついに、となり駅の映画館に『ドライブ・マイ・カー』を観に行くか、というこころづもりだったのだけれども、朝の9時に上映開始という「早い」スケジュールにやはり合わせることが出来ず、「や~めた!」ということになってしまった。
 だいたいわたしは、「さあ、映画を観に行こう!」と思っていても、そう思った半分ぐらいしか実行出来ないのだ。

 この日は、沖縄が本土に復帰した1972年5月15日から50年の日にあたり、沖縄や東京で記念式典が行われたようだ。
 ‥‥沖縄は先の太平洋戦争の末期、本土に肩代わりするようにアメリカ軍の攻撃を受け、一般住民を巻き込んで、住民の4人に1人が亡くなるという、実に悲惨な「戦争体験」を受けたばかりでなく、いまだに日本全体の70パーセントの「在日米軍専用施設・区域(つまり基地)」が集中していることは周知の事実。本土復帰後50年経過したといっても、戦時中から今げんざいまで、80年にわたって、「日本(本土)の犠牲」にされつづけているのではないかと思う。
 今げんざいになっても、普天間基地辺野古移設計画では、「何時になったら<埋め立て>が完了するのかわからない」工事をいたずらに進行させ、「それは沖縄の海を汚染させる<自然破壊>ではないか」との批判も生んでいる。

 そもそも強烈なのは、今継続するネトウヨ連中による「沖縄住民」攻撃で、そういった「基地反対運動」などに対し、「プロ市民」だとか「反日・親中」だとか、「罵倒」に等しいような書き込み、沖縄県民への「差別」のような書き込みがずっと、ネット上にあふれているわけだ。こういう連中が、「日本は民主的ですばらしい国だ」と語るわけで、それはプーチンを支持するロシア人、習近平を支持する中国人、金正恩を支持する北朝鮮国民と同列ではないかと思う。「国の政策に抗うのは<非国民>」と攻撃しながら、例えプーチンに「ノン!」と抵抗していようが「ロシア人がプーチンを生んだのだから」と、すべてのロシア人を攻撃するわけだ。では、あなたが仮にロシア人だったとしたら、指導者であるプーチンに「ノン!」と声を上げる人たちは「国に逆らう非国民」と排除するのか。まあつまりは日本でも、そういう「全体主義」を志向する連中が大声をあげるようになっている、ということだろうか。わたしは<危機感>を持っている。

 その北朝鮮がついに、国内で「COVID-19」がまん延していることを国営放送で伝え、30万人が感染しているのではないかという。金正恩は「建国以来の危機」とも語っているらしい。
 そもそも北朝鮮は「わが国には<COVID-19問題>はない」という感じで、「ワクチンいらない」とかやって来たわけで、知らないけれども大した対策はやって来なかったのだろう。それがいざ<アウトブレイク>してしまうと、こ~んなことになってしまうということ。どうやら上海の事例にならい、徹底的なロックダウンを行なうらしいけれど、はたして抑え込めるのだろうか。
 中国の習近平もまた、その上海でのロックダウン政策で国内から批判も噴出しているともいう。彼の「プーチン支持」はどうなのよ、という声も上がっているというし、今年は中国の「党大会」で3期目の総書記(国家主席)をやったるぜ!という年なのだけれども、「ヤバいんじゃないか」との声もあるという。
 まあ金正恩の地位がヤバくなるということは考えにくいけれども、今の北朝鮮の姿勢に変化はあるかもしれない。
 ウクライナに攻め入っているロシアのプーチンにしても、世界から攻撃を受け、ロシア国内からの批判もけっこうあるようで、彼が夢見た「終身大統領」ということもむずかしい感がある。
 そんなこんなで、ここしばらくの間に、「世界情勢」は大変化を迎える可能性もあるのではないのか?

 わたしは相変わらず「鬱」っぽい。映画を観にも行かなかったし、昼からはまた午睡。目覚めてからは「大相撲」をテレビでみて、「大相撲」が終わったあとは「世界遺産」でドイツの「ヴィルヘルムスヘーエ公園」。壮大な人工の大噴水を楽しむ。
 あとはニュースなどをみて、そのあと「ダーウィンが来た!」で、多摩川の河川敷に棲息する「セッカ」という小鳥。なんとこの鳥、クモの巣から糸をとり、草を縫い合わせて「巣」をつくる。先週の「小鳥を捕えるカマキリ」につづいてスクープ映像なのだが、わたしはそうやって、その巣で雛を育てたところでヘビに巣を襲われるところの映像がびっくりだった。あのオーデュボンも「雛を襲おうとするヘビから雛を守ろうとする親鳥」の迫真の絵があったけれども、こういうことはリアルに、じっさいにあるわけだなあと思った。

 ‥‥今日も写真がないので、ウチから北のスーパーに行く道沿いの木の写真。まるで雪が降り積もったように白い花が一面に咲いている。何という木(花)なのかは知らない。