月曜日。今日からまた金曜日まで仕事である。早朝、４時前に起き出してテレビをつける。ああ、今日は月曜日だからＮＨＫはこの時間は何も放映していないだろうな、と思ったのだけれども、意外と月曜日以外の日のように「ヨーロッパ トラムの旅」をやっていた。「いつもと違うなあ」と思っていたら、３時５８分になって、いつもなら４時３３分から放映される「子犬」のイメージ映像が流された。
これまでの普段の日、その４時３３分からは１０秒ぐらいの短かい「子犬」だとか「子ネコ」、「小鳥」などの映像が流され、そのあとに霧深い森の映像になって「新しい一日が始まりますよ」という感じになるわけで、それは同時に「わたしも家を出ましょう」という合図になっていたわけでもある。毎朝、そんな子犬や子ネコの映像を見てから家を出るというのが「日課」だった。それがこの日、狂ってしまった。３５分早くなってしまっている。
まあこれがこの日だけのことならいいのだけれども、今日は「４月の第一週の始まりの日」だし、これからの新年度の放送スケジュールが変更になった可能性が強い。それだとちょっと困る。今まで、「さあ、ワンちゃんだ」とか「さあ、ニャンちゃんだ」とかいう合図の映像を見て家を出ていたのが、これからは時計を眺めながら「家を出る時間かな？」と決めなければならないことになるのか？ まだ明日以降のことはわからないが。
さて今日は雨である。気温も上がらないらしく、セーターを着込んで「冬の装い」をして、大きなちゃんとした傘を持って家を出た。このところ、暖かくなってきたと思っているとまた、真冬のような寒さに逆戻りするということが繰り返されている。いちおう、今日の寒さを過ぎれば春の暖かさになるように予報では言っているが。
勤め先のところの桜並木は、もう盛りを過ぎて散り始めているようだ。けっきょく、昨日も雨だったし、今年の東京の桜は一昨日の土曜日がいちばんの「見ごろ」だったのだろう。とにかくはこの日はずっと雨で、「寒い一日」だった。
帰りに、ウチの近くにいる「ワンコ」くんの写真を久々に撮った。元気そうだ。どうしてもわたしのカメラの特性で、手前の植物の方にピントが合ってしまっているが（気をつけて撮影すればクリア出来るのだが）、マルチスクリーンみたいな面白い絵になったとも思う。
ウクライナでは、首都のキーウ（キエフ）近郊のブチャという町で、ロシア軍撤退後に多数の市民の死体が発見されたとの報道。映像も流されたが、ロシア当局は「ねつ造映像だ」と突っぱねているらしい。
「ねつ造だ」という主張は置いておいて、ロシア軍がこのように「市民」に対して暴挙に出たのは、ウクライナ北部、キーウ周辺で作戦が思うように遂行できなかった焦りからなのか、それとも「侵攻」のさいしょから遂行が考えられていたのか。プーチンはこの残虐な行為にどれだけ関わっているのか、責任はどこにあるのか、この「ウクライナ侵攻」の暴虐が終焉したとき、厳しく問われることではあろう。
一方で、ロシア国内でのプーチンの支持率が８０パーセントを超えているという報道もあるが、実はこのアンケート調査に答えなかった人がはるかに多かったということも言われており、この数値だけをみて「ロシア人、バカ」という一部日本人のバカな反応こそ危険だろう。今でも在日ロシア人への「嫌がらせ電話」など頻発しているというが、まあ日本人というのは、百年経ってもまだ、関東大震災のときに「風評」から朝鮮の人々を虐殺したときから、一歩も進歩していないということなのか。悲しいことだ。
今日は夕方から、先日亡くなられた青山真治監督の遺作『空に住む』を観始めたが、全部を観終えることはできなかった。残りは明日だ。
