ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-12-23(Thu)

 (唐突に)NON BANDの、40年ぶりになるというセカンド・アルバムがリリースされた。それはもちろん注文して買い、届いたCDを今聴いている。
 まあ突然に今、「NON BAND」などといい出しても誰も知らないだろうとは思うけれども、そのNON BANDの彼女ら、彼らがファースト(ミニ)アルバムをリリースしたのが1983年、時はまさに「パンク」を経て「ニュー・ウェイヴ/ポスト・パンク」の音がヨーロッパを中心に花開いた時代で、その時代に共振して日本から発信されたのが、このNON BANDのファースト・アルバムだったのね。そして、同じ時期に日本から飛び出したのが「少年ナイフ」だったりする。
 み~んな、「日本」なんて、世界に発信するような御大層な国ではなく、適当にドメスティックにやってるだけやねん、などと思ってることだろうが、この「NON BAND」にせよ、「少年ナイフ」にせよ、ガールズバンドとして、あちらの「Delta 5」だとか「Raincoats」、「Slits」、「Essential Logic」だとか「Kleenex」などなどと対抗してやっていたわけで、まあここに日本国内には「After Dinner」だとか「Che-SHIZU」とかもおった(今でもやっておられます!)わけで、そのあたり、いまだに「日本の80年代の音楽シーン(特にガールズ・バンド)」がワールドワイドにどんだけ強烈なモノであったかということを、ちゃんと書く人がいない。
 そんなときに、この「NON BAND」の40年ぶりのセカンドアルバムのリリースである。まあわたしも「NON BAND」のライヴ音源はその後いろいろとリリースされていたことは知ってはいたけれども、やっぱ、ちゃんとしたスタジオ録音は違う。
 聴いているのだが、まさに80年代のポスト・パンクの音。NONのベースの音をメインに、ヴァイオリン、そしてアコーディオンがベースをサポートする。実に刺激的な音で、わたし自身も40年若返った気分になってしまうのであった。

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 今日はずっと音楽ネタ。日暮里のジャズ・バー(昔はジャズ喫茶)シャルマンが、来年1月で閉店しそうとの報道を読んだ。
 ちょうど先週日暮里に行ったとき、そのシャルマンの前を通って写真撮ってた(左の閉まってるシャッターが「シャルマン」。なぜか右にはバンクシーが)。

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 ここには日暮里に住んでいたとき、ときどき立ち寄ったものだった。Miles Davisの「Jack Johnson」を初めて聴いたのはこの店だったな。「何でジャズの店でロックとかかけてんだよ?」と思ったものだった。
 それから十年とか二十年とか経て、わたしが新宿ゴールデン街あたりのジャズの店に通うようになったとき、「シャルマン」の話も出て、その店のマスターは「シャルマンもジャズの魂を売ってしまったね」などと語っていたけれども、けっきょく、新宿あたりのジャズの店は早くにお亡くなりになられ、いちばん最後まで「ジャズの魂」を守ったのは、「シャルマン」なのだった。‥‥まあ、わたしとて、とても「ジャズの魂」を守っている人間ではないし、それは日本での「ジャズ文化」も終わりなのだ、ということでしょうがないのかもしれない。しかし、「ポスト・パンク・ムーヴメント」は終わってないぜよ!

 そういう、「ジャズ文化」ということでもないけれども、今のテレビの「朝ドラ」は「カムカムエヴリバディ」っつうのをやっていて、まあ毎回毎回律儀に見ているわけでもないけれども、「こ、こ、こんなつらい話はあるのか?」ってくらいに見る人を泣かせようとするような展開だ。今回のドラマはいつもの半年間の区切りをさらに3人のヒロインで分割するっつうことで、今週くらいからは深津絵里が登場するはずである。あ、いちおう、深津絵里は大好きな女優さんであります。

 これまでのヒロイン、上白石萌音という女優さんも、すっごい童顔だというのに「これでもか、これでもか!」という不幸の連続に見舞われ、「な~んてかわいそうなんでしょ!」とか思っていて、昨日だか一昨日だかは自分の娘に「I hate you!」な~んて言われちゃって、そりゃあひどいんじゃないかと思っていたけれど、その娘が成長して深津絵里になるのね。
 わたしは仕事を終えてまっすぐに帰宅できれば12時45分からの再放送を見れるのだけれども、今日は買い物とかして帰ったので、帰宅したときはさいごの2~3分を見れただけだった。
 でも、これからは仕事を終えて帰宅したら、テレビで深津絵里の姿を見ることができると思うと、何だかすっごく元気を持続できそうだ。