ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-10-21(Thu)

 朝起きて、和室のベッドからリヴィングへ行こうとしたとき、和室の床に窓から四角く、青白い光が射し込んでいるのがみえた。
 今までの体験から、これは「月の光」なのではないかと窓の外を見てみると、まん丸な月が空に浮かんで輝いていた。

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 そう、今日は満月なのだった。相変わらず気温が低くって寒いけれども、こういう美しい月が見られたのは早起きしたおかげだろうか。
 出勤のため家を出て、駅に近くなると、月の近くに明るい雲も見えた。カメラの絞りを拡げ、シャッタースピードを遅くして撮ってみると、ちょっとボケたけれども、これが夜明け前のまっ暗闇だとは思えないような写真が撮れた。

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 この日は雨の心配はないだろうということで、傘も置いて出たのだけれども、勤め先駅に着いてみると、空にはちょっと不穏な雲の重なりが見られた。地平線近くの雲は、ちょびっと「朝焼け」で朱色に染まっているのが見える。

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 今日はけっきょく雨も降らず、昨日よりはずいぶんと暖かい昼になった。仕事の帰りにまた手前の駅で途中下車し、駅前のスーパーで買い物をして帰る。好物の「イカゲソ天ぷら」を買い、このところは「これ以上のごちそうはないね!」という「とろろそば」プラス「イカゲソ天ぷら」という昼食になった。やはり美味かった。

 ネットのニュースとかを閲覧していると、これまでの「安倍~菅政権」での政策の見直しみたいな記事も多いようで、これは昨日読んだ記事だけれども、前政権での「レジ袋有料化」というのは「どうなのよ!」というようなのを読んだ。
 これはいろいろと論議を呼んでいるらしいけれども、わたしはああいう、もらった人がパッパカ即座に「ゴミ」としてそんじょそこらに捨ててしまうようなモノを、無料で配布するのは「原始国家」だと思っているから、「金を払わなければレジ袋は出せない!」というやり方は「とてもいい」と思っている。
 今はそういう「レジ袋」が有料化されたから、たいていの道ばたに「レジ袋」が捨てられているという光景も見なくなったけれども、かつてはあちこちにそんな「レジ袋」が捨てられ、風が強い日にはそ~んな「レジ袋」が風をはらんで道路を飛び交い、「アレって交通事故も誘発するんじゃないの?」とか思ったこともある。いちおう言っておくけれども、わたしはそういう、路上に散乱する「レジ袋」を、買い物ついでに歩きながら拾い集めていた人間だから、そういうことで苦情・反論は言われたくはない(今は「使い捨てマスク」の遺棄が悲しいが、コレばっかりは、さすがに自分で拾い集められない)。
 そういうネットの報道とかを読んで興味深かったのは、そんな報道に寄せられた「コメント」で、そういう人たちはまずは「地球温暖化」というのは「フェイク」だという。そして、「ゴミを出すときに、どれだけ<レジ袋>が有用なものであることか」ということを語るのが通例のようだ。中には、「レジ袋」がゴミに含まれないと、ゴミ焼却にプラスする経費がかかるという発言もあった(笑ったが)。あとは、「レジ袋が有料化されて皆がトートバッグなどを持ち歩くと、万引き犯罪が増加する」という意見も複数あったが、議論に値するような問題ではない。
 わたしは単純に、もう「ゴミを出す袋」=「レジ袋」という「刷り込み」から脱していいんじゃないかと思う(自治体によっては「ゴミ袋」が指定されていて、「レジ袋」でゴミを出すことなど、そもそも出来ないのだ)。わたしたちが生活していて「ゴミ」を出す、そういうことにいろんな面で責任を感じる時代にわたしたちは生きていると思う。自分たちの排泄物は無料で処理してもらえるだね、という生活サイクルはもう終わってるんだと思う。

 いろいろ閲覧してわかったのは、そういう「レジ袋有料」に反対するような方々は、けっきょく「CO2が地球温暖化の原因になっている」などということは「フェイク」だと語る人が大半で、まあこういうのはアメリカでトランプが大統領になり、それでもって退任したあとにまずはアメリカでウジ虫が湧くようにはびこり、それが日本にも伝達して来た感がある。また、「地球温暖化問題」が深刻になる頃には、自分はもう死んじゃってるから関係ないね!という、高齢者の抱きがちな意見なのかもしれない。
 単に「CO2問題」に限らず、今のCOVID-19禍のもと、「反-マスク」「反-ワクチン」など、あっちゃこっちゃに、それこそ「COVID-19」みたいにまん延しているみたいだ。ここで、「反レジ袋有料」、「反マスク」、「反ワクチン」と主張する人たちを、ひとくくりに「いっしょ」にしてしまいたい誘惑に駆られてしまう。わたしはここに『あいちトリエンナーレ』の『表現の不自由展』に強烈なまでに反対した人たち、「政府の方針に異議を申し立てる人たち、およびマスコミ」を「反日」と切り捨てたがる人たち、異様なまでに反共意識の強い人たちも<同じグループ>ではないかとも思うし、今異様なまでに皇室の結婚問題に反対している人たち(「デモ」までやったらしいが)もまたいっしょなんじゃないかと思う。そうだ、「殺人犯はみ~んな<死刑>!」という人らや、「未成年の犯罪者も<住所・氏名>を公表しろ!」という人々とかも<仲間>だろう。
 どうも、そういうネットのニュースでのコメントに群れ集う人たちはみ~んな、そんなグループで「ひとくくり」にできるのではないかとも思う。前にも書いたかもしれないが、わたしはそういった人々とは、おそらくは60代以上の高齢者がメインになっているのではないかと思う。そのことが当たってるかどうかはとにかくとして、ネットのニュースのコメント欄は「剣呑」ではあろう。