ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-10-11(Mon)

 十月も中旬になったけれども、まだけっこう気温の高い日がつづく。この日は仕事でとつぜんに、わたしと同じ時間帯で働く相棒が「体調不良」ということで休んでしまい、いろいろと「すったもんだ」の仕事になった。まあわたしも金曜日に大幅な遅刻をやらかしていることだから、職場としては連続して「どうなってるの?」という感じになってしまったことだろうか。

 なんとか仕事を終え、この日は月曜日だから「ふるさと公園」経由の道でウチに帰る。公園の池ではまず、つがいのカモに出会った。やはり十月になるとそろそろ、いろんな水鳥がやって来るようになる。

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 そしてそんなカモの近くには、何匹ものカメが「甲羅干し」しているのだった。「カモ」と「カメ」とが並ぶと「語呂合わせ」っぽいが、じっさいに同じ池のすぐとなりにいるのだからしょうがない。

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 しかし、この写真に撮った3匹以外にも、この池にはたくさんのカメがいるのを確認できた。この写真でいちばん高いところによじ登っているカメを見ても、こいつらは今は悪名高い「アカミミガメ」ではあるだろう。そもそもは祭りの屋台などで「ミドリガメ」として売られていたものが、その長寿もあって(寿命は30年はあるのだ)飼いきれずにそのあたりの川だとか池だとかに遺棄されたものが、すっかりその環境に同化して子孫まで残すようになっているのだ。
 この「ふるさと公園」では、増えすぎる「コブハクチョウ」のことも問題視されているけれども、こいつら、増えすぎている「アカミミガメ」の方が深刻なんじゃないだろうか。彼らは水草を食べ尽くし、生態系を狂わせてしまうのだ(じっさい、Wikipediaによると、「ハスの群生の消滅」との関連が取りざたされているようだ)。ま、わたしもカメちゃんにはそんなに愛着も感じないかな。

 この日公園にいたコブハクチョウは1羽だけ。クチバシの上のコブがいまいち小さいし、このコはたぶん「子ども」ハクチョウではあることだろう。

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 帰り道、すでに刈り入れの終わった田んぼと畑とのあいだの道を行くと、前に見た柿の木の柿の実がさらに色づき、まさに「秋らしい」点景が見られるようになった。

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 ウチに帰ると、テレビでは衆議院での「代表質問」の中継をやっていたけれども、まあ岸田新首相は前のスカみたいなアホではないようだし、安倍のようなシャーシャーとうそをつくような人物でもないようだけれども、そつのない、突っ込みようのない答弁というか、聞いていても「それでじっさいにはどうやるのよ?」ということでしかないと思った。

 今日は、通勤電車とかで読んでいたパトリシア・ハイスミスの『孤独の街角』を読み終えた。ハイスミスの作品としてはちょびっと「異色」というか、そこまでに絶望的な気分を醸し出す作品ではなかった。一種、「現代のカリカチュア」的なところの読み取れる作品かと思ったが。
 さて、明日からは何を読もうかな?