ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-08-24(Tue)

 昨日、昼になってツイッターで「常磐線がストップしている」という書き込みをみて、「えっ?常磐線止まってるの?」と調べてみたら、朝のあの突然の激しい雷雨のときに、常磐線は快速も各駅停車もストップしてしまったらしい。つくばエクスプレスが落雷でストップしたというのはネットのニュースで読んでいたが、常磐線のことは知らなかった。どうやら12時すぎまで3時間もストップしていたらしく、もしもわたしが出勤していたら出勤時は問題なかったにせよ、帰宅時に「どうやって帰るんだよ!」と憤っていたことだろう。通勤時間帯にかかっていなかったせいか、見ていたテレビでもまるっきし報道されていなかったが(「常磐線」のことなどニュースバリューないのかなあ)。

 とにかくは今日はわたしも出勤である。朝の体温は平常通りに戻っていて問題はない。けっこう元気になった気もする。早朝に家を出ると、そのときに中天に丸い月がかかっていた。もうこの時間でも、空はほとんど晴れていても薄暗くなっている。ああ、これからはまた毎朝、暗闇の中を駅まで歩くことになるのだなあと思い、ちょっと悲しくなる(次にわたしの出勤時に空が明るくなってくるのは、来年の3月末からのことになる)。

 そんな月にカメラを向けてみたが、あとで確認して、やはり以前のようにクリアに陰影が撮れていない。この写真は後加工して明度を落とし、それでようやく月の陰影が見えるようにしたもの。

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 駅に近くなって東の方を振り返ると、国道の向こうに朝焼けの予兆が見られた。あと20分とか30分経てば、このあたりから美しい朝焼けが見られるのではないかと思うが、今はわたしの出勤時間ではそんな「朝焼け」も見られなくなったか。

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 どうやら昨日仕事を休んだことが精神的にはプラスに働いたのか、この日はいい気分で仕事に立ち向かえ、今日に限っては先週のような「けだるさ」はなかったようだ。ま、今週はあと3日仕事に出ればまた週末の休みになるので、イイ感じで切り抜けたい。

 『ジェイムズ・ジョイス伝』を読んでいて、ジョイストリエステ在住時代に引っ越しに備えてつくった「蔵書リスト」が出ていたのだが、めっちゃ転居ばかりを繰り返していた人だからそれほどの蔵書量でもないのだけれども(百冊もない)、その中にバクーニンクロポトキンの本があることにちょっとびっくりした。この伝記の中にはジョイスは「アイルランド独立運動」を支援し、若い頃はアイルランド議会党のパーネルに心酔していたような記述はあったが、それ以上の彼の政治意識は書かれていなかったと思うが、クロポトキンはまだしも(ナボコフだってクロポトキンを読んでいたのけど、まあ同じロシア人だからねえ)、バクーニンを読んでいたというのは、やっぱりそれは彼がアナーキズムに近接していたということではないのか。
 今までジョイスの伝記を読んできた限りでは、そういう彼とアナーキズムとの関係も書かれていないし、ジョイス自身もそういうことは語ったり書いたりはしていないようだけれども、ちょくせつ彼の文学作品に関係しないとはいえ、やはり気になるところではある。

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 しかしやはり、今日も本を読む以外に「映画を観る」などということをやる気にはならず、けっきょくわたしの内部での「倦怠感」というのは継続しているのだろう。このあたりをクリアできてこそ、わたしの「次のステップ」になるという感覚はある。
 ただわたしの気分として、やはり今の国内の「COVID-19禍」の、わたしの精神を圧迫する「気分」というものもあるだろうか。

 今、わたしのそばにはニェネントがゴロッとしているのだけれども、やっぱネコはマスクのこととか考えなくっていいからうらやましいね。夕方になったので、ニェネントくんの夕食を出してあげる。このところのニェネントの夕食は、いつものネコ缶の上に「ネコ用のカニカマ」、そして「ネコ用のかつお節」とをトッピングしてあげている。「ネコ用のかつお節」は、単に減塩されたかつお節なので、わたしもときどきいただいている。
 早くごはんの欲しいニェネントは、このときだけは食事を出してあげるときに「ニャン、ニャン」となくのだ。写真を撮ろうとしたら和室に逃げて行って、撮れなかった。

 今日から<東京パラリンピック>がはじまり、この夜は開会式だったみたいだ。夜、ちょっとだけその様子をテレビで(1分間ほど)見た。その短かい印象で、ちゃんとプロデュースされている感じは見てとれて、きっと<東京オリンピック>の開会式よりは評判はいいだろうと思った。
 しかし、小池都知事は都内の学校に観覧を要請していて、たいていの区域はその要請を断っているようだけれども、いくつかの地域は受け入れて、明日からの競技に生徒・学童らを観戦させるようだ。特に「感染防止処置」もなされないままの決定のようで、やはり「それって、どうなのよ!」という感想にはならざるを得ない。これから感染の危機にさらされるのは、未成年の生徒、学童なのではないだろうか?