ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-08-23(Mon)

 今日は、土曜日の2回目ワクチン接種のあとを受けて、前もって「副反応」を用心して休みをもらっていた。昨日はそれなりの微熱もあったので、やはりこの日を休みにしておいて正解だったろう。不安を抱えながら出勤するよりよかった。
 「起きろ!仕事だ!」とのアラームが鳴っても無視して寝つづけ、6時ぐらいに起きだして体温を測ったが、まったく平熱の36.1度ではあった。まずはひと安心。左腕の若干の痛みも、今朝は接種部あたりが少し痛むぐらいだった。ただ倦怠感は相変わらずなのだけれども、これは実はワクチンのせいでもなく、単にわたしの気分の問題なのかもしれない。

 テレビでは昨日の横浜市長選についての報道をやっている。投票率は前回の市長選よりも12ポイントも上回っていたという。やはり「投票しても何も変わらないさ」と思っていた人たちに、「ここで投票して意思表示しないと!」と思わせたということだろうか(まあ天候もよかったことだし)。そのことが野党の推す山中氏の「大勝」、スカ首相の推した小此木氏の敗北につながった部分もあることだろう(小此木氏は政界を引退するというが、スカ首相の方でなかったのが残念だ!)。
 スカ首相は首相就任以来の各地の地方選挙での敗北率は異様に高く、この千葉県の知事選挙でも自民党の推す候補は破れたし、先日の東京都議選でも「第一党」に返り咲いたとはいえ単独過半数には届かず、実質「敗北」と認識されているわけだ。昨日の横浜市長選の結果を受け、自民党幹部からは「スカ首相の下では次の衆議院選挙は戦えない」という声も上がったという。当然だろう。じっさい、今回の横浜市長選挙では、スカ首相があからさまに小此木氏を応援したことが彼の敗北につながったという声もあるようだ。それはその通りであろう。
 「COVID-19対策」といえば、これだけ新規感染が拡大していても「ワクチン接種が進めばそれでいいのだ」というあきれた「ワクチン脳」をさらすだけだし、今喫緊に求められる臨時国会の開催はかたくなに拒否し続けているスカ首相。今朝はANNの世論調査の結果が発表され、スカ内閣の支持率は25.8パーセントまで下落して過去最低になったという。
 もうひとつ、その世論調査での東京オリンピックについての質問で、「開催してよかった」と答えた人は38パーセントにとどまり、「よくなかった」という人がこれを上回ったという。オリンピックも終わってしばらく経ち、そのときには熱狂していた人たちも、終わってみれば「まてよ?」と、冷静さを取り戻してきたということだろうか。

 さて、ここに来て政界の情勢も急展開をみせて来そうだけれども、政府や都政にはまずはそんな政治状況よりも目下の「COVID-19禍」に対する対策を明確にし、実行してほしい。東京では、軽症患者も一時的に受け入れる「酸素ステーション」なるものを稼働開始するというが、やはり「自宅療養」のまま入院先が決まらずに亡くなられたの報道がつづいている。そんな中、明日には<東京パラリンピック>が予定通り開催され、小池都知事は都内の学童生徒13万人を観客として会場に入れようとしているらしい。スカ首相のバカぶりに隠れてはいるが、小池都知事の「トンデモなさ」もまた今、問題にしなくてはならない。

 そんなテレビの報道を見ていると、スマホに知らせが届いた。読んでみると、このあたりにすぐに豪雨が来るという知らせだった。「えええ?」と窓の外を見ると、もう9時だというのにたしかに空は異様なまでに真っ暗なのだった。しかも、ちょうど窓の外を見ていたときに雷鳴が響いてきた。
 すぐに、雨が降り出した。しかも強烈な「土砂降り」である。そしていっしょにかみなりもガンガンゴロゴロと鳴りつづけるのだ。これだけの「豪雨」というのもこのあたりでは珍しい。先日、ウチの窓の前の駐車スペースに「水たまり」が出来たときは大雨だね、などと書いたばかりだったけれども、いま、窓の前はいっしゅんにして「プール」になってしまった。強烈な雨だ。

     f:id:crosstalk:20210823085217j:plain:w500

 ジェイムズ・ジョイスのようにかみなりが怖いニェネントくんだが、ニェネントくんが怖がるのはウチの周りでサラウンドに雷鳴が響く状態で、今日のかみなりはまだまだ一方向からの雷鳴で、そこまでニェネントくんの恐れるようなものではなかったことだろう。彼女はこのところの「避難場所」、ベッドの下でおとなしくしていたのだった。

 かみなりはすぐにおさまり、さすがに「ゲリラ豪雨」というか、20分もすると雨もやんでしまった。しばらくは曇天がつづいていたけれども、昼ごろには青空も見えるようになった。
 わたしは相変わらず倦怠感がつづき、何もやる気はしない。「どうだろう?」と午後に体温を測ってみると、37.2度に上昇していた。それでも左腕の痛みはほとんど取れ、接種場所周辺のちょっとした痛み以外はもう気にならなくなっている。体温の上昇が一時的なものならいいのだが。
 「ちょっとヤル気を出そうか」と、読み終えた『ランボー、砂漠を行く』の感想をがんばって書いた。まだ頭のはたらきが鈍い気がするが、ともかくもそんな感想を書き終えると、多少なりとも元気が出てきた気になった。

 夕食はごはんを焚き、チェックしてみたら多少賞味期限を超えていた残っていたハンバーグをあたため、目玉焼きといっしょに夕食にした。
 食事を終えて7時過ぎ、「昨夜は満月は見られなかったけれども、今夜はどうだろう?」と思って、カメラを持って外に出てみた。
 まだ薄暮の空にそれほどに雲は見えなかったが、月はどこにも見えなかった。わたしが考えていたよりも今は、月が空に上がる時間は遅くなっているようだ。西の空を見ると、ひとつ明るい星が輝いているのが見えた。何という星だかわからないが、あのくらい明るければカメラで撮れるだろうとカメラを向けてみた。ちょっとカメラが動いてしまった気配がそのまま撮影されたけれども、いちおうはっきりとその輝きは捉えることができた。何という星なのだろうか。

     f:id:crosstalk:20210823184728j:plain:w500

 それでいちどベッドに横になって寝ようとしたのだけれども、なかなかに寝付きが悪くて眠れなくて、「もう今だったら月も見られるのではないか」と、ふたたびカメラを持って外に出てみた。すぐには月は見えず、「あれれ、まだだったか」とは思ったが、家の影になっているのかもしれないと思い、少し歩いてみた。
 やあ、建物のあいだに隠れていましたね。「これから空の上にあがろうと思っていたのよ」というところだったのでしょうか。わたしは見つけました。けっこう絵になる雲もバックにかかっていて、「やったね」と撮影したのだけれども、写したものを見てみてもやはり月の陰影がなく、ただ明るい黄色なだけ。つまりクレーターは写っていない。やはりどこか、デジカメの設定が狂ってしまったのだろうか。

     f:id:crosstalk:20210823200618j:plain:w500