ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-08-03(Tue)

 早朝に家を出たとき、東の空の朝焼けが美しかった。

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 今日も晴天で、暑い一日になりそうだったけれども、仕事先で朝早いときにスマホに「豪雨」の予報が届いた。空を見てもそんな雲行きでもなかったので無視していたが、10時近くになって外に出てみると、道路が雨のあとのようにすっかりと一面濡れていた。そのときもう空は薄い雲こそ出ていたものの、とても雨が降るような空模様でもなかった。どうやらまさに「驟雨」。瞬間的に雨がサーっと降り、あっという間にやんでしまったようだ。
 降っていたときの様子は見ていないけれども、こういう雨ならばまさに「打ち水」。この暑い陽射しの下、一日に15分ぐらいとかこうやってサーっと降って、すぐにやんでくれるのだったら毎日でもやってほしい。大歓迎である(ま、そのときに外にいてびしょ濡れになってしまう人には大迷惑だろうが)。

 しかしわたしが仕事を終えて退社するときにはもう、すっかりのピーカン照りになっていて「真夏」。瞬間の雨の涼しさなど、たちどころに消滅してしまっていたのだった。
 とにかく、自宅駅に着いてウチまで歩く区間が、まさに陽射しも強くて暑い。なんとか家にたどり着くが部屋の中もむっとする暑さで、汗が噴き出るのである。エアコンを入れて涼しい風を待っているとニェネントくんも押入れから出て来るのだが、考えてみたらニェネントくんはわたしが仕事に出ているあいだ、この暑苦しい部屋で「お留守番」をしていたわけだ。そこでわたしはようやく、去年までは「夏真っ盛り」のときにはわたしが仕事に出るときも、ニェネントくんのためにエアコンをつけっぱなしにしていたことを思い出すのだった。

 ‥‥すっかり忘れてしまっていた。大事な大事な家族の一員だというに、何もかも「わたし」中心に考えていて、「暑いよ~」と思っていただろうニェネントくんのことをまったく考えていなかったのだ。ほんとうに悪いことをしてしまった。
 「ごめんね」と、今日の夕食には取ってあった「焼きかつお」のおやつをつけてあげた。明日からはエアコンをつけて「お留守番」をお願いするので、かんにんして下さい。

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 さてさて、報道ではついにスカ首相が、その本性である「非人間性」を思いっきり表ざたにして来たようだ。いわば、わたしたちにケンカをふっかけてきたというか、「あんたら死んでいいよ」と公然と言うようになったのだ。
 つまりスカ首相は今後の「COVID-19対策」として、「入院は重症患者や重症化リスクの高い人に限定し、酸素投与が必要な中等患者以外は<自宅療養>していただく」との方針を発表したのだ。
 もうあまりのことなので言葉もないが、つまり<自宅療養>とは<自宅放置>の言い換え。「重症患者」でもなければ自宅に放置され、そのまま症状が悪化するにまかせますからね~、というのだ。
 誰でもわかることだが、感染者はいきなり「重症患者」になるのではなく、まずは「初期症状」があり、それが悪化して「中等患者」、そいて「重症患者」へとなって行く。その、今まさに「重症」に陥りそうだという患者は、これから先入院することは出来ないのだ。病院で、「あなたはまだ<重症>ではないから、<重症化>してから来て下さいね~」となるのだ。「病状は毎日電話で問い合わせますから安心してちょ!」とか言われても、いったい誰が安心できるのか。

 何をどう考えても信じられない悪魔のような「悪策」で、たとえばその「感染者」に家族があった場合、家族だけがその感染者のめんどうをみることになるわけで、ま、「家族全員で感染されることをこの際推奨いたしますね」と言っているようなものである。
 そしてそれがわたしのように「ひとり暮らし」の感染者だったとしたら‥‥。
 「ううううう、熱が高いし、思うように動けないよお!」というのが放置プレイされ、買い物にも行けない。へたしたらCOVID-19の症状悪化よりも先に「飢死」という事態もあり得る。もちろん症状の悪化で「孤独死」する人は、これからめっちゃ増加することになる。

 これが国のトップが国民に「これからこうやります」と語る内容なのか。これこそ「史上最悪」だ。おそらくスカ首相は「COVID-19でこれから先に十万人ぐらい死んでもしょうがないね!」みたいな気もちなのだろうと思うしかない。菅義偉という男、「世界歴史上最悪の為政者」としてその名をとどめようとしているのだろうか。

 さて、これからのわたしは、「スカ首相悪政」という、史上稀に見る災害(人災)の被害者になるのだ。「もしもわたしが感染したら」ということを考えることは、今までの比ではない恐ろしさをともなうのだ。
 感染して高熱が出て、まだ何とか室内ぐらいは動けるのだったら、食糧の買い置きはあるから何とかなるだろう。しかし、肺炎を併発して呼吸困難とかになったら? わたしはそこでオシマイである。何というエンディングではあることよ!