ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-30(Fri)

 家を出ると、すぐに北の空に入道雲がみえた。それが早朝の日の出前の陽の光を受けて、ピンクに染まってみえる。その手前には薄い黒い雲がかかっている。色彩的には「ターナーだ!」という感じを受けた。イギリスの空はこんなだったりしていたのだろうか。

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 雨が降るという感じでもなかったのだが、これが勤め先の駅に到着して外に出て、少し歩いたところでけっこう強い雨に見舞われてしまった。
 早くにそんな雨もやみ、陽の光が照る夏の陽気になったのだが、仕事を終えて帰路に着くときにはまたもや、あちこちを豪雨が襲っていたようだ。わたしはこの日、ふたつ手前の駅で途中下車して買い物をして帰ろうと思っていたのだが、下車する駅のちょっと手前で窓の外は激しい雨が降っているのがみられ、おそらくはそんな雨のせいで、わたしの乗る電車もしばらくストップしてしまった。

 どうやらこの地域一帯が激しい雨に包まれているようだったが、スマホの「雨雲レーダー」をみると、この雨もあと30分ぐらいでやむようなメッセージ。そういうことならばやはり途中下車して、買い物をしているうちに雨もやむのではないかと考える。
 しかし、買い物を終えてスーパーの外に出てもまだかなりの雨が降っていたし、外に出たとたんにすっごい稲光が目に入り、大きな雷鳴がとどろいてわたしを驚かせたのだった。

 こんなことになるとは思ってもいなかった。これは大変だ。わたしの家のあたりもこんなかみなりが襲っていたとしたら、かみなりが大の苦手のニェネントくんはすっかりおびえ切ってるんじゃないだろうか。もちろん「押入れの中」に避難していることだろうけれども、せっかく元気になっていたのが、こんなことでまた「メンヘラ猫」に逆戻りしてしまっては悲しい。早く家に帰ろう。
 自宅駅に着いたときはまだ雨量はそれなりにあったけれども、家へと歩いているうちにだんだん小降りになり、家に着くころにはもう傘の必要もなくなっていた。「雨雲レーダー」の予測もけっこう的中していたということか。

 部屋に入ると、すぐにニェネントくんも出てきてくれてひと安心。「あのね、すっごい音がしててね、わたしゃ怖かったんだからね!」とかわたしに言いたかったのだろうか(このあたりのかみなりはどんなだったかわからないが)。せっかくスーパーで買い物してきたのだから、ニェネントくんに何か「おみやげ」を買ってくればよかった。

 この千葉県も、来週から<緊急事態宣言>対象地域になるということで、「そのうちにこのあたりで外食して、いっしょに旨い酒を飲もう」という夢も砕け去ることになる。もっと早くにやっておけばよかった(明日か明後日にはまだ出来るか?)。
 あらためて書いておけば、わたしは「ひとりでの」飲食店での外食、アルコールドリンクは、それなりに注意していればCOVID-19感染の危険はないものと思っている(今のデルタ株はもっと感染力が強いらしいのでいちがいには言えないが)。そういうところで、国や都がただひたすらに「アルコールを出す飲食店」を元凶とするような対策には納得しないところが今でもある。

 夜にはスカ首相がそのことに絡んで「記者会見」を開くということなので、どうせ見ても「怒り心頭」になるだけだろうとは思うのだが、やはり見てみるのだった。NHKはどうせ「途中で打ち切り」するので、YouTubeで見る。
 ‥‥あらためて確認できたが、この「菅義偉」という男、おそろしい「バカ」である。というか、スカ首相にとっては彼にたてつく国民などはただの「敵」にすぎず、スカ首相の「味方」とは、今「東京オリンピック」の中継をみて、「日本、メダルをいっぱい取ってスゴいね~」と思っている人たちなのだろう。こういうところでの国民の「分断」を意図しているというだけでも、彼はとんでもない宰相ではある。
 今、こ~んな事態になってしまったとき、以前は忖度していたメディアも、けっこう辛辣な質問を投げかけるようになってはいるのだが、スカはまともに答えようとしない。彼はまたまた「ワクチン万能」という自説を述べるのだが、「ではなぜここまでまん延を?」ということには「デルタ株が来ちゃったからね」みたいな答弁なのだが、ではそんな「デルタ株」以降の対策ということでは、まだまだ「ワクチン接種の徹底」と語るのだ。「デルタ株をどうするのか」ということにはいっさい答えない。
 また、「国民と危機感を共有できるのか」という根本的な質問に対しては、なんと、「国民にもっと危機感を持っていただきたい」と答えたのだ。もはやあきれ返ってしまう。どうやらこのスカの脳内では、「オレが<こうやれ!>と言ってるのに聞こうとしないのが国民だ!」というような、あきれた論理が渦巻いているのではないのか。もしくは「わたしの敵は<国民>だ」という<宣言>なのか。
 「デルタ株を見くびっていたことが感染爆発の背景にあるのではないか」、「もし感染の波を止められず、医療崩壊して、救うべき命が救えなかったとき、首相を辞職する覚悟はあるか」という質問に対しては、「しっかりと対応することが私の責任で、私はできると思っています」と、まるで答弁になっていないことを語るだけなのだ。皆が「あんたは出来てないよ!」と思うがゆえの質問だったと思うが、何の政策提示も根拠もなく「私はできる」と言われても、「こりゃダメだ」と思うしかないのである。とにかくは(それがスカ内閣を利することにしかならないとしても)自分の命、自分の生活を守るしかない。